南木神社 建水分神社の境内摂社
昨日の建水分神社の続編です。
建水分神社の境内には、本殿と見間違えるほど大きな境内摂社「南木神社(なぎじんじゃ)」があります。
祭神は楠木正成で、楠木正成を祀る最古の神社とのこと。1336年に正成が湊川で亡くなった翌年1337年には、正成の像を刻み、ゆかりの深い建水分神社の境内に祀ったとのこと。
後醍醐天皇の皇子、後村上天皇より「南木明神(なぎみょうじん)」の神号を賜わったとか。この拝殿は昭和15年建築、平成16年改修したそうです。
拝殿の奥に本殿が見えます。以前は建水分神社の本殿裏に祀られていたそうですが、江戸時代の1697(元禄10)年、ときの領主石川総茂が、旧本殿が傾いたため、現在地に移転したとのこと。
そののち、昭和9年の室戸台風で老松が倒れて社殿が崩壊。しかしご神体は無事だったそうで、その後昭和13年に再建されました。
建水分神社の境内には、そのほかにも次のようなものがあります。
神社拝殿の隣にあった、末社の金峯神社。
手水舎は、本殿に向かう階段の手前、南木神社の左隣にあります。
こちらは神輿庫。
これは旧宝物殿のようです。
こちらは、旧絵馬堂で今は休憩所になっているところ。少し休憩させてもらいました。
あと、目立たないものだったので、撮影を見落としてしましたが、南北朝時代に鋳造された鐘をつるした鐘楼があり、神仏混淆時代の貴重な遺物とか。南河内で最古だそうです。