千早赤阪村の建水分神社
今回は以前訪問した千早赤阪村にある建水分神社(たけみくまりじんじゃ)の紹介しましょう。
位置関係を紹介すると次の通りです。
河内長野駅からみて東側にある神社。千早赤阪村にあります。
バス停もあるのですが、非常に本数が少ないです。
ただし、ここから徒歩圏内に別のバス路線があり、そちらはもう少しバス便があるので、特に交通が不便というわけではありません。
神社はバス御力坂を上がったところにあります。
説明版があるので例により引用しましょう。
建水分神社(通称:水分神社)
本殿:重要文化財
創建は第10代・崇神天皇5年(西暦前92)で、この時勅して金剛桂木の山麓に水神として、奉祀されました。延喜元年(901)の『日本三代実録』には、叔位累進の記録があり、延長5年(927)の『延喜式 -神名帳-』に記載のある式内社です。
古くから皇室の御崇敬が極めて篤く、第96代・後醍醐天皇は建武元年(1334)楠木正成公に勅して、山下の水越川の畔にあった社殿を現在の山上に遷し、本殿、拝殿、鐘楼等を再営させられ、延元2年(1337)神階正一位の極位を授けられました。霊峰・金剛山の総鎮守で、古来、付近18ヵ村の産土神であると共に、累代この地を本拠とした楠木氏の氏神でもあります。
本殿は三殿から成り、中殿に一間社春日造、左右両殿に二間社流造りを配し、各殿を渡廊で連結するという全国でも他に例を見ない様式で、明治3年に大阪府の神社建築として初めて特別保護建造物(国宝)に指定され、昭和25年には重要文化財の指定を受けました。 千早赤阪村
大変由緒の古い神社で、金剛山の鎮守で、山から湧き出る水の神様といったところですね。さて坂を上っていくと。
やがて鳥居が見え、ここから石段を登ったところに拝殿があります。
二体の狛犬が鎮座。
古くからある神社だけに狛犬にも苔が生えています。
さて、もうひとつより詳しい神社の説明がありました。
これはより長く詳しく書かかれていますが、長くなるのでで引用しません。最初に書かれた御祭神だけ確認しましょう。
中殿 天御中主神(あめのなかぬしのかみ:宇宙根源の元始神で天地創造と万物生成の神)
左殿 天水分神(あめのみくまりのかみ:天の水を施し分配する神)、罔象女神(みつはめのめのかみ:水を主宰する神)
右殿 国水分神(くにのみくまりのかみ:地の水を施し分配する神)、瀬織津媛神(せおりつひめのかみ:罪穢を祓い清める神)
階段の上には拝殿があります。
拝殿まで来ました。この先に階段があり、その上に本殿があります。残念ながらこの位置から重要文化財の本殿を確認できません。
神社の公式ページから写真を引用するとこのようになっているそうです。