山桜花考
敷島の大和心を人問はば
朝日に匂ふ山桜花(やまざくらばな)
…本居宣長が何首も歌に詠んだほど心惹かれていた花は
ソメイヨシノではなく、山桜🌸
ソメイヨシノは江戸時代末期に品種改良して流通した
新種の桜なので
本居先生の時代にはなかった樹木ということに。
ソメイヨシノが一斉に咲く姿は圧巻ですが
拙宅の庭の片隅にあるまだ若い山桜は
白っぽいお花と赤い葉っぱが一緒に挨拶してくれて
それはそれで愛らしいのです😊
どちらにしても、満開の花々からは
命の力強さと儚さの両方が伝わってきて
つい“輪廻”というものに想いをはせてしまいます。
釜房湖の周りを散策して
逆光にシルエットをうつす桜の姿をみていたら
なんだか神々しいものが感じられ
胸がいっぱいになりました。
山の陰影もあいまって浮世絵のようにもみえました。
これからいよいよ、新緑の季節🌱
関東に住んでいたときはあまりに早く葉っぱが育つので
毎年めんくらっていましたが
みちのくの新緑はゆっくりそだつので
ありがたく味わいます😊
…が、うちの庭の野草は成長が旺盛で
今年もワイルドガーデンになってしまう予感…💦
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#釜房湖