#ボドゲで打線組んでみた
Twitterで流行ってたタグ。
※「ボドゲ」というのは、ボードゲームのことです。懐かしいところだと人生ゲームやモノポリー、クラシックなところでいうと将棋やチェスもボードゲーム。
ボードゲームが大量に置いてあって時間料金制で遊べるボードゲームカフェというのがここ数年ガンガン増えていて、なんと全国のボドゲカフェの数、全国のロッテリアの数を超えたそうです。がんばれロッテリア。
さて、私の組んだ打線は初心者向けのわかりやすい感じになりました。
こう、シュッと入ってうまく繋いでバコーン!と打っていい感じに拾って変態的に盛り上がる感じで.......。
という表現でボドゲファンには「あーね」って伝わると思うんですが、ほんと面白いから知らない方にも機会あればやってみてほしいなと思いまして、布教記事書きますです。
1 ナンジャモンジャ
1番打者はこの子。2~6人用のファミリーゲーム「ナンジャモンジャ」。
とぼけた味わいのあるゆるキャラのイラストが12種類×5枚あって、順番に山札をめくり、初めて見た子ならめくった人が名前をつけてあげる。
前に出てきた子なら、その名前を呼んであげる。
最初に名前を呼んであげた人のところにカードが集まって、山札なくなった時点で一番たくさんカード持ってた人が勝ち、というゲーム。「白」と「緑」の2パッケージあるけど絵柄が違うだけです。
たとえばこの子なら、
「オレンジくん」「太陽さん」「みかん星人」とかね。
命名者のフィーリングでつけるから、自分で命名した子は呼びやすいです。
幼稚園でもやるらしいですね。
反射神経と集中力で勝負するので子供でも強い子は強いしダメな人は本当にダメ。笑
ルールめっちゃ簡単で何度も遊べる優れた家庭用ゲームです。
ただ、大人のナンジャモンジャは普通にはやらない。
ニヤリ。
・二週目以降、毎回必ず名前を変える
・そのキャラらしくない名前をつける
・過去回に別キャラだった名前をつける
といった縛りを設けることで、難易度がガンガンあがります。
さっきのオレンジの子、「田中くん」で覚えたあと「城之内さん」で取るのは本当に難しい。 城之内って顔してないもん、君。
東大発のクイズサークルQuiz Knock(大好き)では「10文字以上縛り」の「インテリナンジャモンジャ」なんてやってました。最初のモップみたいな子を見て「湯たんぽの形態成立とその変化に関する考察Ⅲ」でつける井沢さん。ほかのひとのやる気をくじくゲームになってる。笑
以上、空気の読める俊足の一番、「ナンジャモンジャ」でした。
.......はっ、すでに長い!?
見出しから飛んでいただければ。
2 カルカソンヌ
2番打者は、超定番ボードゲーム「カルカソンヌ」を選びました。
「カルカソンヌ」は古代ローマ時代の要塞都市(現おフランス)の名前なんだそうです。めくったタイルを、既存の土地にうまくつながるように配置し、そこに自分の色のミープル(人型コマ)を配置。都市が完成したら(城壁が一周したら)都市のある1マスにつき2点(紋章がついてたら紋章ごとに1点追加)。道が完成したら(区切りがついたら)1枚につき1点。完成した都市や道に置いていたミープルは手元に戻り、また使えます。
そうやって山札がなくなるまで土地を広げていって、得点が一番高かった人が勝ちのゲームです。
誰かがミープルを置いた都市や道には他の人はコマを置けないことになってるのですが、空白があって直接つながってない土地なら置けるのがポイント。後から都市や道をつないで、人がコツコツ気づいてきた土地に「のっかる」ことができる、しかも相手が1つしか置いてないところに自分が2つ置けたら自分だけ得点がもらえる。やられるとうっとうしいし悔しい。ウエーイって悪乗りしていくのは大変楽しい。
それから、「草原」に「寝転ぶ」こともできます。
寝転んだミープルは、ゲームが終わるまで回収できません。ずっと寝てる。ゲームが終わった時点で、そのミープルが寝ている草原につながっている完成した都市ひとつにつき3点もらえます。
この子、ずっと寝てたけど、ぐるっと道で囲まれて都市0なので0点の子。
のんきか。
ふたりでのんびり指すもよし、グループで和気あいあい楽しむもよし、気心の知れた仲間と嫌がらせしあうもよし。
器用で汎用性の高い2番打者です。
(追記:都市1つあったよ!3点だよ!)
3 ディクシット
3番は、ボードゲームを始めたころ、ネットの友達に「きっと好きだよ」と名前だけ聞いていて、いざご対面したときに「ああー、こんな素敵なゲームがあるんだなぁあ」「めちゃ好きー、ほんと好きー」ってうっとりした大好きなボードゲーム、「ディクシット」を選びました。
画像のようにイメージの膨らむ絵のカードがたくさんあって、手札が6枚ずつ配られます。プレイヤーは3人でもできるけど、4名がベスト。
「親=語り部」は手札から一枚選び、イメージする言葉を添えて場に伏せて出します。
そのあと、他のプレイヤー(子)たちが、その言葉にふさわしいカードを自分の手札から選びます。
カードを混ぜて誰の出したものかわからなくしてからオープンして、「親が出したと思うカード」に親以外が投票します。
※自分のものには置いてはいけません。
見事親を当てた人と、投票してもらえた人がその投票分得点するのですが、「全員が親をあてる」と「全員が親を外す」は親が0点で子はみんなが2点になるのがポイント。
さっきの画像だと「シアター」とかでやったのかな?親はわかりませんね。
これで「迷路」とか「スノードーム」にしちゃうと多分親は負けてしまいます。
それっぽいんだけど他にもいいのが出てきそうな、絶妙なラインをつくゲームです。
たしか「どこかへ行きたい」みたいなお題だったと思います。
4 カタン
不動の4番バッターのイメージ、超定番ボドゲ「カタン」。
めちゃくちゃ強い。パワフルな助っ人外人みたいな感じ。
カタン島っていう無人島を開拓していって、開拓地1つにつき1点、都市化させると2点、一番長距離つないだ人も2点、と点数を集めていき、最初に10点集めた人があがりのゲームです。
カタン島には、木・土・鉄・麦・羊毛と特産物の絵と2~12の数字が記されたタイルが敷かれています。各プレイヤーは、狙ったタイルに向けて道を敷き、道の先に開拓地を置いていく。サイコロを2つ振った合計値(5と5が出たら「10」)の数字が置かれた土地の資源が、その土地に開拓地を置いてるプレイヤーに与えられる。「道」を敷くには「木と土を1枚ずつ」、「開拓地」を置くには「木と土と麦と羊毛を1枚ずつ」、差し出さないといけない。
道を敷いて開拓地を伸ばしたいけど、最初は土地が少ないから資源も少ない。そこでどうするかというと、「交渉」するのがこのゲームのポイント。「木が欲しい…羊毛と替えてくれませんか」「えー、うーん、羊毛2枚と木1枚ならいいけど」とか、お互いに納得するトレードが成立したら交換できる。でも相手が欲しいものをあげると自分の置きたいところに進まれたりもしちゃうんで、そのへんの読みあいが楽しい。
上の画像は、私(白)が、穀倉地帯を夫(赤)に完全ブロックされて詰んだ時の図。交換にも応じてくれないし、道をどんなに伸ばしてもブロックしてくるし、半分キレました。麦が弱いのダメ、絶対。
カタンはバリエーション豊富なんですが(今度宇宙も出るらしい!)、カタンビッグゲームというのに参加したのもめちゃめちゃ楽しかったです。ぐるーっとつながってて船で隣の島にも渡れるの。
5 曖昧フェイバリットシングス
これは「するめデイズ」さんのデザインしたコミュニケーションゲーム。
めっちゃ好きなんですけど、市販されてないので、タイミング合わなくて入手できてないんですよねー。
隣の人と話して、隣の人に「お題」を出してもらいます。この時、双方がある程度詳しいもののほうがよいです。「好きなガンダム」とか「好きなフォント」とか。
特になければ「好きな食べ物」とか「好きな色」でもいい。「映画」や「漫画」もいいですね。
そんで、出してもらったお題で、自分が好きなもの5つとどうでもいいor嫌いなもの1つをひねり出してランキングをつくり、「もっとも好きなもの=1の数字が隠れたスリーブ」「2番めに好きなもの=2の数字が隠れたスリーブ」…「どうでもいいor嫌いなもの=0の数字が隠れたスリーブ」にセットして、出題者に戻します。
同じように、自分がお題を出した相手からは、それが何位かは隠れた状態のカードをもらいます。それが自分の手札。
で、親から順番に「彼は関西人だから、納豆よりたらこが好きだと思うんですよ」などと推理しながらカードを場に出していき、全員出したらスリーブからそれが何位だったかを引き出して確認、一番強いカード(1があれば1、なければ2)を出した人がそのラウンドの勝者になります。
「私もその映画好き!」とかめっちゃ盛り上がるし、親睦の深まるとってもいいゲームです。
私のセットした「好きな人狼ゲームの役職」はこちら。好き放題暴れられる狂人が大好きで、直観でいける占い師が一番勝率高いの。胃痛ポジなわりにローラーされやすい霊媒師は嫌いです。←人狼をたしなむ人には私の性格の一端が伝わるのではないでしょうか!?
6 クアルト
6番はフランスのおしゃれな二人専用ゲーム、クアルトを。
図のように、「白い/黒い」「高い/低い」「丸い/四角い」「穴が開いている/穴がない」の4つの特徴をもつ16のコマがあり、順番に並べていって、同じ要素で4つ並べた人が「クアルト!」と宣言したら勝ち。
この図でいうと、一番上の列が「白」と「穴が開いている」のふたつの要素でリーチがかかっていて、三列目は「四角い」でリーチがかかっています。
ポイントは、「相手が指すコマは自分が渡し、自分が置くコマは相手が決める」というルール。上の図の場合、「白」「穴空き」「四角い」のどれかの要素をもつコマを渡すと負けてしまうので、「黒くて穴が空いてない丸いコマ」を渡します。ただし、背が低いコマはもう場に出てるので、上記の条件+背の高いもの、というたったひとつのコマだけが、この場合渡していいコマ。
数分で終わるし幼稚園生でもできるけど、「負けるときは必ず自分が悪い」という大変悔しい、よって「もう一回!」と繰り返したくなる名作ゲームです。
7 シノミリア
これ、今年出たばかりの新作ゲームです。二人対戦専用。
クラウドファンディングで盛り上がり、ガーリィレコード出演の動画↓の出来も素晴らしくて、ボードゲーム好きの中では定番化しそう。
この動画、爆笑なんでぜひ見てください。
フェニックスさんインスト(説明)うますぎ。
0~9のカードが手札で、お互いに1枚場に伏せて出し、チップを積んでいくゲーム。お互いストップした時にチップの数と場に出したカードに書かれてた数が近いほうが勝ちなんですが、1回出したカードは使用済ということで場にオープンにしておき、次からは使えない。
つまり、回数を重ねるごとに手札は減っていくし、相手がどのカードを持っているかはわかった上での勝負になる。ただし、「9」だけは無限に使える。また、一回だけ場に出したカードを交換できるシステムがある、というのがミソ。
これ、強い人は本当に強いんですよ。フルボッコにされるときは心を読まれてる気がするし、何してもかなわないんじゃないかって思ってしまう。IQ高い人がうまそう。でも次にやったらこちらが圧勝だったりします(初心者同士)。
8 ゴキブリポーカー
ゴキブリ、カエル、ネズミ、クモ、サソリ、カメムシ、ハエ、コウモリ。嫌われ者8種のカードを押し付けあう心理戦のカードゲームです。
最初にカードは配り切ります。
「親」は、自分の手札から一枚選び、「これは、ゴキブリです」などと宣言しながら、任意のだれかに送ります。本当は何のカードでもいい。
送られた側は、本当にゴキブリだと思えば「これは、ゴキブリです」、違うカードだなと思えば「これはゴキブリではありません」と宣言してカードをオープン。
答えたくなければ、さらにカードを見たうえで「これは本当はクモでした」などと宣言して別の人に回すこともできます(AからB、BからCへ宣言が移るとAはカードを引き取ることがなくなる)。
答えがあっていれば出した側が、間違っていれば間違えた側がカードを引き取り、場にオープンに並べます。
このカードが同じ種類で4枚そろうか、嫌われ者8種がそろってしまったプレイヤーが負け。
最初に配られたカードでゴキブリ大量にもってれば、他の人が「ゴキブリです」というのはまず嘘だと見破れる。
また場のカードが増えていくと「ネズミはまだ3枚しか出てないから」などと推理の材料も増える。
「サソリ」で3枚もらってしまっている人は、「サソリです」と言われたら基本は「そうです」と言わされる、なぜなら「違います」といってサソリだったら引き取らないといけなくなって負けるから。
…みたいなセオリーがいくつもあって、それを超える「ネズミを集めたい」という幼児のこだわり、などに翻弄されるゲームです。
9 ザ・マインド
最後に、思いっきり変化球の「ザ・マインド」を。
初めてプレイしたとき、世界にはこんな遊びもあるんだなぁと新鮮な感動を覚えた異端のゲームです。
ルールはシンプル。
レベル1なら各自が1枚手札を持ち、「一番数字が低いと思った人」から順番に場にカードを出していく。
無言で。
ゼスチャーも不可。
無事出し切れば、レベル2へ。
もう一度集めたカードをシャッフルして各自が2枚ずつ持ち、やっぱり「数字の低い順」に並べきることを目指す。
写真は、5枚持ってるからレベル5に入るところですね。「2」があるから、場が開いた瞬間に出したい。でも他に「1」か「3」のカードを持つ人がいたら失敗しちゃうかもしれない。
このゲーム、プレイしているうちに、だんだん息があってくるんですよ。なんかサイキックになっていくみたいに上達していくの。不思議な高揚感があって、忘れがたい。恋人や夫婦、気の合う仲間同士でやるのにおすすめです。
私の打順は以上です。
皆さんの心の4番バッターはどのゲームでしょうか?
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