アキレス腱断裂
よし。最近は家にこもりがちだったし久しぶり運動してみようかな!あれ?足から聞こえたらいけないような音が聞こえたんだけど・・・まさか・・・
さて、今日はアキレス腱断裂について話そうかなと思います。家にいる時間が長かったり、気温が温かくなってくると外で運動してみたくなりませんか?ちょっと体動かしてみよう、ランニングしてみようと思って意気揚々と外に出て運動をするとアキレス腱に痛みが・・・なんて想像するだけでぞっとしますよね。それで、今日話すのはアキレス腱断裂なんですけどどうしたらアキレス腱断裂にならないかではなく、そもそもアキレス腱断裂って具体的にはどういう状態なのかということにフォーカスしてみようと思います。
まず、アキレス腱断裂について話す前にアキレス腱について話しましょうか。アキレス腱って何かしってますか?恐らくですけど場所はなんとなくわかると思うんですけど、アキレス腱というか腱というのは筋肉の端のところです。
アキレス腱は下腿三頭筋と呼ばれる筋肉の腱なんですよね。それでその下腿三頭筋ですけど、この名前は総称です、正確に説明すると腓腹筋とヒラメ筋のことなんです。この二つの筋肉を合わせて下腿三頭筋と呼びます。ここまで言うと混乱しますよね、なので一つ一つ説明していきます。
まず、腓腹筋についてです。筋肉には起始と停止という概念があります。ざっくり言えば筋肉にもスタートとゴールがあるんですよね。それで腓腹筋は大腿骨、太ももの骨からスタートしてゴールが踵骨、踵の骨ですねここにつきます。
そしてもう一つ、ヒラメ筋なんですけどこれはざっくり言えば膝より少し下で裏側からスタートします。ゴールは腓腹筋と同じで踵の骨なんですけど、踵の骨につく前に腓腹筋とヒラメ筋は合流してアキレス腱になります。腓腹筋とヒラメ筋をまとめて下腿三頭筋といいます。
はい、どうですか?混乱しますかね、要するにアキレス腱の筋肉は腓腹筋とヒラメ筋という名前で二種類の筋肉がついているんだよということがわかればいいです。そしてこの下腿三頭筋は足首を下向きに曲げる作用があります。つま先立ちなんかがまさにそうですね。
さて前準備はここまでで本題のアキレス腱断裂について話します。まず好発年齢、よく起きやすい年齢なんですけど30~40代の人が多いとされてます。まあ、正直この後発年齢なんかはあくまで起きやすい年齢なだけでほかの年齢がおきないかといわれたら全然そんなことないんですけどね。まあ、目安程度に一応程度で思っていてくださいね、あとは冒頭でも話しましたがスポーツをしている人なんかも多いですね。
あとは加齢によってアキレス腱の変化が起きて脆くなった場合やスポーツはスポーツでもオーバーユース、使いすぎでなることもあります。あとは高齢者で日常生活で転んだだけでなることもあるので一概に年齢でくくるのは難しいですね。
受傷時には「誰かに蹴られた」、「ボールがぶつかった」なんかで表現されることが多いです、あとは断裂音や実際にアキレス腱への衝撃を自覚することがあります。
その後は断裂部の痛み、要するにアキレス腱の痛みや歩行障害、これは痛くて歩けないというのもありますが、下腿三頭筋は足首を足の裏の方向に動かす作用があります。断裂したとことでうまく機能しなくなり足でうまく蹴れずに歩き方はいつもと変わります。もっとわかりやすいのがつま先立ちはできなくなりますね。まあ、アキレス腱痛いのにわざわざつま先立ちしようなんて思いませんがねあとは目でわかるのがアキレス腱って見てみると手で触らなくても凹凸がはっきりしてますよね、それが断裂すると凸凹しているのがなくなります。
もちろん簡単に検査する方法もあります。それをトンプソンテストといいます、やり方はすごく簡単で膝立ちになってふくらはぎをつまみます。つまむと足首が足の裏方向に動けば正常で動かなければアキレス腱断裂の可能性があります。もちろんこれは本当に簡単に見ているだけなので実際に痛かったりしたらすぐに病院に行くのをお勧めします。ちなみにこの検査で何を見ているかなんですけど下腿三頭筋の動きを見ているんですよね、ふくらはぎをつまむことで外から下腿三頭筋の作用を出しているんですよ、無理やり引っ張っているような感じですかね。
ちなみに受傷直後したときはrice処置をとってください。Rice処置はどこかで聞いたとこがあると思うのですがR:安静・I:冷却・C:圧迫・E:挙上ですね。
アキレス腱断裂の場合だとまずは安静、無理に動かさずにおとなしくしておくこと。そして冷却、氷などで冷やして圧迫包帯なんかで圧迫して挙上、頭より高くしておくとすぐの対応としては十分だと思います。そのあとは病院行って検査受けてください。さて、今日は少し込み入った話になってしまったかもしれませんね。私からいうことは違和感があれば遠慮なく病院に行ってくださいね。ではまた
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