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26年ぶりに自分のために泳いだらこうなった~ゆるクロールの存在を知る~

大人になってから泳ぐときは、顔を水面に出した平泳ぎか犬かきをしていた。子どもと親子スイミングへ行っても、泳いだら疲れそうと思って、ぷかぷか浮いていることが多かった。

小学校では、平泳ぎはそこそこ泳げたが、クロールは25メートルが精一杯だった。立ち泳ぎ、背泳ぎ、バタフライは現在もできない。

そんな私が5月から、スイミングで教えている友達とプールへ行き、泳ぎを教えてもらった後、呼吸法や瞑想などウェルネスプログラムの内容をお伝えする、物々交換のような楽しみをスタートさせた。

久しぶりに水着と帽子とゴーグルを引っ張り出し、「自分のために」プールに行くなんて15年ぶりくらい??と驚く。

プールに着くと、私も友達も自分のためにプールに来ることが無いので、設備の使用に慣れておらずに戸惑い、笑える。


小学校の頃は足も手もピンと伸ばして泳いでいた。今日は「大人のゆるクロール」を学ぶ。

浮く練習やバタ足、息継ぎなど、部分的な練習を重ねる。大人ゆるクロールでは足は多少、手も水面に出ているときは曲げて良いと教えてもらい、今までの「クロールはこうである」という思い込みが音を立てて崩れ去った。

自分のイメージする動きと実際の動きのギャップがあり、おもしろい。10メートルくらいは息継ぎ無しで泳げるようになった。

息継ぎは鼻に水が入るのが怖い。怖いと頭が上がって、余計に鼻に水が入ったり息継ぎがうまくできないことが分かった。自分の感情と体の反応がおもしろい。心と体のつながりを感じる。

15メートルくらいまで泳げるようなってきた。「怖い」という感情が出てきたときに、「顔を肩の横に出せば絶対息継ぎはうまくいく」という教え上手な友達の言葉が浮かび、「できる」という確信に上書きされ始める。最後は25メートルを泳ぎ切れて、友達も私も満足の1時間であった。

その数日後、子どもと共にプールへ自主練に行ったが、無謀に潜ろうとする末っ子がパワフル過ぎて笑えた。そして自主練では15メートルで限界。来月も楽しく練習しよう。この年になってもたくさん学びや上達することがあることを、幸せに感じている。

【お知らせ】
ウェルネスとは心も体も健康で幸せな状態。それをセルフケアで作れるし、セルフケアで保てます。
はじめ1人では難しいので、誰に依存することもなく1人で自分を整える方法を3か月並走してお伝えします。
ハンディキャップのある子どもの子育てを通して、心地よくセルフケアができるようになった方々を「行ってらっしゃい」と送り出すような活動をしたいと思いこのプログラムを作りました。
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