見出し画像

育休中に3つの方法で「自分の強み」を再確認、得たのは復職後のキャリアパスへの自信

妊娠、出産などのライフイベントによって影響を受けやすい女性たちが、納得したキャリアを選択できるようなサポートやサービスを提供するMimosa。
今回はIT企業で人事業務に従事されたご経験を持ち、現在育児休業まっただなかのM・Iさんにご登場いただきます。
今年の4月から復職予定とのこと、同じような境遇で復職後のキャリアパスに不安を抱かれる方も多いのではないでしょうか。ご自身の経験から得た気づきもシェアしてくださっていますので、是非読んでみてください✨

経歴

M・I
IT企業 人事職

■ 2010年4月、新卒でIT企業に入社、3年半営業部に所属
その後、人事部に異動し、約5年間新卒採用・新人研修・社内活性を担当
■ 2018年に第1子妊娠・出産の為、産休・育休を取得
■ 2020年6月に人事部に復帰し、若手育成・社内活性・派遣採用を担当
■ 2023年に第2子妊娠・出産の為、育休を取得
 (インタビュー時点育休中)
■ 2024年4月に復帰予定

キャリアの中で、「一番のターニングポイント」は?


第2子の育休中(今)です。
結婚当初から授かるのであれば子供は2人欲しいと考えていました。

そして第2子の出産を終えた今、「これから自分はどう生きていきたいか、その中でどんなキャリアを歩んでいきたいか」を考えるようになりました。これから先長く働いていくにあたって、自分自身の仕事に対する考え、道を明確にしておきたかったんです。

そして出た答えは「自分の強みが活きる仕事で成長し続けていきたい」ということ。

これは子育ての考え方がベースとなりました。
現在4歳の娘がいるのですが、4歳という年齢でも強みと弱みが明確にあります。
個々が持つ気質・才能は生まれながらにして違うはずで、だからこそ凸凹があって当たりまえ。苦手の克服<強みを育むことに重きをおき、自信をつけながら自分が活きる場所で活躍してほしい。
そう強く願っている中、これは社会人である自分にも同じことが言えるなと思いました。
そして、自分の強みに焦点をあて、キャリアを見つめなおした結果、約10年間歩んできた人事というキャリアは、自分の強みを活かせられる職種であり、だからこそこの仕事で失敗や困難にぶち当たっても臆さず立ち向かうことが出来てきたのだと腹落ちできました。
それと同時に、これからもこの職種でキャリアの幅を広げていきたい、成長し続けていきたいと自分の意思が明確になりました。

人事という職種が合っていそうと感覚的には思っていましたが、このタイミングでしっかり言語化できたことで、自分の選択に自信がもてるようになったことは大きな収穫だと思います。


今、ご自身のターニングポイントと同じような状況で悩んでいる方がいたら、どのように声をかけますか?


子供ができると生活ががらりと変わる為、これからのキャリアについて悩む人はとっても多いと思います。復帰が決まっていても漠然とした不安を抱きますよね。

そんな時は今一度、自分の強みに向き合ってみてほしいです。

自分は何が強みなのか、今の仕事は自分の強みがしっかり活かせているのか。
これまで生きてきた人生の中に沢山ヒントがあると思います。

4歳の娘ですら強みと弱みが明確にある位ですから、30を超えるとそれはもうはっきりしていますよね(笑)

強みを明確にすることで、キャリアの考えをしっかり持てるようになると思いますし、もし強みを活かせない仕事をしているのであれば、自信をもってキャリアチェンジへの第一歩を踏み出せると思うんです。

私自身は、ストレングスファインダーと16Personalitiesを使って強みを明確にしたのですが、その他にも幼稚園くらいからの記憶を遡って、好きだったこと、楽しいと感じていたことを列挙し、その中から自分の強みを見つけていきました。

幼少期まで遡ってみても人と関わり、コミュニケーションをとりながらいろんなことに挑戦してきたようで、そこに強みがあったようです。
逆に物事を突き詰める頭脳系では一切なかったようで、、そんな私がもし、憧れの気持ちだけで研究職やアナリストになっていたら失敗の連続、能力も伸び悩み、自分に自信の持てない人間になっていたと思います。まぁ採用の時点で落ちる思いますが・・・(笑)


今後、どのようなキャリアを築いていきたいですか?


人事の仕事の中でも特に能力開発や社員面談(キャリア相談・メンタルフォローなど)の仕事に従事していきたいです。
産休に入るまでは、主に若手に対しての施策がメインで活性や育成などを担当していたのですが、年齢も30代後半にさしかかり、ライフイベント等も経たからこそ、30代以上の人達を対象とした施策にも貢献できるのではないかと考えています。復帰後は、新たな挑戦としてその領域に携わっていきたいです。

また、これは時期も内容もかなりふわっとしてるのですが、いつかは子供の能力開発に携わってみたいです。決して早期教育のようなものではなく、「1人ひとりの個性や才能に向き合い、強みを伸ばす」。そんな場を作りたいですね。

子どもの個性を眺めてみると本当におもしろくて。好きなことには1人で黙々と取り掛かるのに興味のないことはおもしろい位にスルー。娘の成長を願い、知育要素高めな積み木・パズル・レゴ・ボードゲーム・折り紙の本など一通り揃えましたが、見事に全部ささりませんでした(笑)

今はお絵描きや廃材等を使った工作に夢中になっています。

ご本人よりご提供。素材や紙の色、質感を生かした見事な作品!

好きなことを極めるといつか強みに転換すると思いますし、親と好きなことに没頭できる環境を作ってあげたいと思っています。

ーーありがとうございました。

編集後記
今回のインタビュー依頼をご快諾くださったM・Iさん。育休中の貴重なお時間を割いてくださったうえに、今回のインタビューが復職に向けて、ご自身のキャリアの棚卸しのいい機会だったとのコメントも寄せてくださり、編集チームも感謝の気持ちでいっぱいです。
是非たくさんのワーママさんたちに届いてほしい内容です。

最後に、こちらのインタビュー記事を読んでくださった方はスキ!ボタンでお知らせくださると、とてもうれしいです。