クラリネット界の王子さま
今回は音楽の話を。
私はCalmera(カルメラ)という8人組インストゥルメンタル・ジャズバンドのファンなのですが、
そのCalmeraのサックス奏者・辻本美博さんが
2021年2月24日、クラリネット奏者としてソロデビューします。
私がCalmeraを好きになったきっかけは辻本さんのサックスでした。
辻本さん自体は金髪で華奢で天使のようなのですが、その演奏はとにかくパワフルで。
(え?大丈夫?この人の肺はどうなってるんだろう?!)と心配になるくらいの素晴らしい演奏に
心も目も奪われて今に至ります。
毎回、ライブ終了後にはステージの脇の方で一度振り返って観客とステージに深々とお辞儀をして去られるんですよ。(そのあたりの人間性の良さにも魅了されております)
普段は天使のような姿でよく笑い可愛い雰囲気なのですが、
演奏中は少し怖いくらいに音楽に入り込む。
別人のようです。
*こちらの動画はバスケットのBリーグ2019ー2020SEASON開幕戦セレモニーでのサックス演奏風景。力強いです。
そんな辻本さん、私の中ではサックスのイメージが強かったのですが、
実は学生時代から続けてきたのはクラリネット。
経歴も受賞歴もクラリネット一色。(経歴はご本人のHPから抜粋)
中学で吹奏楽部に入部しクラリネットを手に取る。ソロ奏者としても活動を開始し、中学生の頃に「第6回管楽器ソロコンテスト奈良県大会 グランプリ」「第7回管打楽器ソロコンテスト関西大会 ヤマハ賞」を受賞。高校の吹奏楽部では「全日本吹奏楽コンクール」で連続金賞受賞を記録。さらにストリートライブで腕を磨き、高校3年のときにソリストとして出場した「YAMAHA管カラフェスタ2006全国大会」で演奏グランプリとオーディエンス賞のW受賞を果たす。大学進学後にアルトサックスと出会い、サックス奏者としても活動を開始。2010年、エンタメジャズバンド・Calmeraに加入。
私は音楽家でも耳が良いわけでもない、ただのファンなのですが、
辻本さんのクラリネットの音、すごいと思うんです。
優しい音色なのにセクシー。
どこか寂しいような気もするのにそれでいて力強い。
とにかく美しい。そこに心奪われるんです。
今回のアルバムには6曲のオリジナル曲が収録されているのですが私の特におすすめ曲は「A Musette for the Blondie」という曲。
初めて聴いた時になぜか涙がポロポロと。
このサブスクやダウンロードが主流になってきたCDが売れない時代に、あえて紙のCDにこだわって作り、レコード店の力になろうと頑張る辻本美博さん。
(クラリネットのアルバム?!)と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、
たまにはゆっくりクラリネットでも♡
一聴の価値ありです。
皆さんも機会があられましたら一度聴いてみてください。
(*ちなみに2021年2月23日現在、ジャズ予約部門4週連続1位になっているようです)
こんなところまで読んでいただけていることがまず嬉しいです。そのうえサポート!!ひいいっ!!嬉しくて舞い上がって大変なことになりそうです。