再読したくなる本
数年に1度、再読したくなる本。
宮本輝さんの短編集。
特に『五千回の生死』と『星々の悲しみ』は大好きで何度も何度も読んでいます。『錦繍』は短編ではありませんが若い頃よりも今読んだ方が胸にくる感じがします。
本当は新しい本をどんどん読んでいきたいんですけどね、好きだった本をゆっくり読み返したくなる時ってありますよね。
私は女優ではないのですが『五千回の生死』の中の「力」というお話を読むとすぐに涙が出るんです。どこか涙が出るボタンをポチッと押したみたいに胸がくーっとあったかくなってジワっと。それで「よし!子育て頑張ろう!!」という気持ちになります。
多分「1分以内に泣いたら100万円」とかの企画(昔ありましたよね?)に、この小説持って参加したらいけそうな気がします。もうそんな企画もないでしょうけど。
表題作の『五千回の生死』も(頑張って生きよう)と思わせてくれる作品。
高校生〜大学生の頃に宮本輝さんの世界にどハマりしまして。朝まで泣きながら読んでました。働きだしてからは新たな本を追って読んでいくことはなくなりましたが、ふと昔の作品をこうして読みたくなるのです。そしてすぐ涙。泣きながら読むとちょっとスッキリするんですよね。「読書に酔う」感覚もあり。これはなんでしょうかね。デトックスみたいな感じなのかな。
特に今のような不安な世の中で心が少し疲れてしまったら、宮本作品に助けてもらってヤル気を出す!!
そういう本があるってありがたいなと思います。
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こんなところまで読んでいただきありがとうございます!私に……良いんですか??嬉しくて舞い上がってます!!うひょー!!!