女の園に育った私が読む『女の園の星』
私は高校・大学の7年間、女子校に通いました。
教室では前も後ろも両横も、女子・女子・女子!先生だけは男性。
女子校出身ではない方も聞いたことや想像したことはあると思うのですが、
女子校って、ものすごーく楽ちんなんですよ。
思春期に異性の目を気にしなくていいというのはね(少々怠惰にはなりますけども)ときめきはなくとも勉強なり趣味なり部活なり、他のことに集中できますから。
そんな「女子校バンザイ!」な思い出のある私に、高校時代の友人がすすめてくれたマンガがこちら!
↓
女の園の星 和山やま
「最近ハマっているマンガがあるの!面白いから読んでみて!ミーちゃんにならこの面白さをわかってもらえると思う!大爆笑だよ!」と、45歳の誕生日にすすめられたマンガです。
タイトルを聞いて調べてみると、この表紙↓
見た途端に(この表紙には見覚えが…)と思いました。実はこのマンガを何度か見かけたことがあったのですがちょっと不気味な印象を持っていて、勝手に「ミステリー」か何かの怖い系の本だと思っていたのです。
(怖い系の本をすすめられてしまった…)と、この本のどこに大爆笑の要素があるのか分からずおそるおそる試し読みしてみたところ…
大爆笑しました!!
ミステリーどころかほのぼの系。
ただの女子校の日常が淡々と描かれるマンガ。それが『女の園の星』
主人公は女子校勤務の星先生。(1巻の表紙のメガネをかけた男性が星先生です)
自分が女子校に通っていた時に、先生を見ながら思ってたんですよ。
(お年頃の女子相手にやりにくいだろうなぁ。女子校勤務の先生って大変だろうなぁ)って。
どの先生もキャッキャキャッキャやってる女子たちにどこか気を遣いながら接してる感じがあって、でもそれぞれの先生、マイペースは崩さない強さや柔軟性のようなものもあって。
その時の先生への印象がそのまま、このマンガに詰め込まれておりました。
1話1話、どの話に出てくる先生も生徒も愛おしいんです。
笑えるし、ほのぼのするし、癒されるし、また笑えるし。
まぁ、大体ずーーーーーっと笑えます。
女子校出身じゃなくとも、
小学生男子も読んでますが、このマンガを手にしている間中「クックックックッ」と笑い声が聞こえてきますからね、誰が読んでも笑えるみたいです。
どこにも嫌な人が出てこない。
女子校ってこんな感じ。
日常ってこんな感じ。
「キラキラしているわけじゃない青春」だけど、その「じゃない青春」のなんと愛しいことか。
とにかく笑えて癒されます!!
何かを学べるわけでも、ささるわけでもない。
でも絶対に良い!!
このマンガは良い!!!
女の園出身の私が全力でおすすめする
『女の園の星』
女子校出身の人、
女子校出身じゃない人、
疲れている人、
笑いたい人、
みなさんに読んでほしいマンガです!!!
(2023年2月現在、3巻まで出ています)
#アニメ感想文