
気が小さくて良かった話
今日、外出先で急遽、バースデーカードを書いて送ることになったので、座って書けるようにカフェに入りました。
ちょこちょこっと書くだけですがカードを購入して店先で書くのも申し訳ない気がするし、少しでも落ち着いて書けるようにコーヒーでも飲みながら…と思ったのです。コーヒーは「カードを書くためのテーブルと椅子賃」いわば「場所賃」ってやつですね、それを払うくらいのつもりで頼んだのですが、店員さんから
「ただいまの時間、ケーキがそろってますよ。ケーキを見てこられてからまた注文を伺いましょうかね」と言われました。
「いえ、コーヒーだけで」とは言えない気の小さな私。
せっかく見に行くことを勧めて注文を待ってくれている店員さんにクールに断るのは悪いので「じゃあ、ちょっと見てきます」と、へらへらしながらケーキが並ぶガラス棚に向かいました。
(見に行くだけ見に行って、やっぱりコーヒーだけでいいですと言えばいいかな。それとも小さな焼き菓子くらいは頼もうか…)と思いながら棚を見ると…
うわっ!!
なんだ、このケーキ✨✨✨✨✨
名前は忘れましたが、
ピスタチオチョコレートとムースのケーキでした。
見た瞬間にこの色合いとたたずまいの不思議さに惹かれて思わず注文しちゃいましたよ。
中もムースやスポンジが何層にもなっていて美しかったのですが、私の食べ方が汚かったので途中写真はありません。
でも…おいしかった。とってもとってもおいしかった。カードを書くことも忘れて、いちいち感動しながら夢中で食べました。
ケーキを食べるつもりは全然なかったのです。
ただコーヒーだけ頼んでカードを書く予定でした。
しかし、気が小さいばかりにサラッと断ることが出来ず、ホイホイとケーキ棚を見に行って、このケーキに出合ってしまいました。
気が小さくて良かった…。
普段は「スパッと断ることができない自分」が情けなくて嫌になることもあるのですが、今日はそのおかげで素敵なケーキに出合うことができました。
そしてこのことをこうしてnoteに書くことも出来ています。おいしかったし得した気分。
気が小さくて良かったです。
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