アトピー記録 / 美容院に行きたい
脱ステをはじめたとき
髪の毛が首に当たるのが痒くて
ばっさり髪の毛を切った
半年経ってもおでこと首の痒みは
まだまだ残る
伸びてきた後ろ髪はゴムで縛り、
前髪をあげるヘアバンドは手放せない
ドライヤーをかける時
自分の髪の毛を見る
伸びっぱなしになった髪の毛
もう半年以上美容院に行ってない
普段は3.4ヶ月に1回は行っていたのに…
インスタのフォローさんが
ショートパーマにしていた
あぁ可愛いな。
パーマかけたいな。
秋に向けて秋色に変えたいなあ
そんな思いが頭に浮かぶ。
でも次の瞬間にまた別の声が聞こえる
どうせヘアバンドするんだから
染めても、パーマかけても、見えないじゃん
どうせひとつ結びにしちゃうんでしょ。
美容院に行くなんてもったいないよ。
そんな時旦那が髪の毛切ってあげるよ。と言ってきた
(美容師でもなんでもないただの素人🤣)
まぁどうせヘアバンドするし
それでもいいかもしれない。
そっちの方がお金もかからないし。
でも、心は晴れない。
ただ短くなればいいってことじゃないみたい。
しばらくしたらまた聞こえてきた
申し訳なさそうに、滲み出るように。
『わたしは美容院にいきたい』
ずっと奥に押し込めようとしていたのは
この言葉だった
出してしまったら、なんと贅沢な!
と思われるんじゃないかと思って
胸の奥にある小さな小さな箱にギューって押し込もうとしてた
夫も「そっか、じゃあ行ってきたら」って
あれ?1ミリも否定されない
押し込めてきたのは紛れもなく私自身だった
この半年、お化粧もできなくて
着る服だって、できるだけ痒みが起きない服を選んできた
わくわく、うきうきなんてない。
ただ痒みができるだけ出ないように。
ただひっそり、
よくなることを待つように…
だから…
『美容院にいきたい』
ヘアバンドで隠れてしまうかもしれないけど
あの空間で
綺麗に髪を梳かしてもらって
ボサボサに伸び切った髪を
丁寧に、丁寧に
プロに整えてもらう
女性にとって美容院という場所は
いつだって自分を綺麗にしてもらえる
特別な場所なんだと思う
育児に疲れてる時だって
美容院に行く,という予定が入るだけで心が弾む
自分の中にある
そんなトキメキを諦めくない
どうせ肌も荒れてるからって
うきうきする心やトキメキまで諦めなくてもいいのかな
肌が荒れているからこそ
少しでも綺麗に。
そんな自分の気持ちを大切にしたいと思った
美容院の鏡に映る自分の顔は
赤くて、ボロボロで少し嫌になった。
鏡に映る自分を直視したくないって気持ちが大きかった
丁寧に髪の毛を洗ってもらったらウトウトした
櫛で綺麗に髪をとかしてもらって
やっぱりきてよかった,って思った
よくなったら
パーマをかけたいんです
カラーもしたいんです
そんな希望も話す
ばっさり切った髪の毛
落ちた髪の毛の量に驚いた
お風呂上がりも急いで髪の毛を上げなくても
首に当たらない🥺
ヘアバンド外しても顔にかからなくなった
本当に快適
いつだって綺麗、快適、を諦めなくていいんだとわかった
わたしは〇〇だから…って諦めなくていいんだよ。
本当はどうしたい?
それを見つけられた時
自分が、ずっと我慢していたことに気づくよ
力が入っている時には力が入っていると
人は気付けない
緩んだ時,やっと力んでいたことに気づく
自分の本音、どうしたい?を許してあげて