同じものを食べ、共に生きる幸せ
きっかけはある宿題に取り掛かっていたこと。
頭の中でサザエさん家族が夕飯を食べている場面をイメージする。
ちゃぶ台にはおかずが並んでいて、食べながら今日あったできごとを話す。特別なことは一つもないけれど、いいなと思う。
そんなことを考えていたときに、ネットである書き込みを見つける。
家族は食卓を囲み、同じものを食べることが普通なのか?
ダイエット中の質問者さんが、家族とことなる食事をしていたところ、祖父母から注意を受けたそうだ。家族で同じものを食べるのがそんなに重要なのかという質問だった。
回答者も、同じものを食べるのは当たり前だと言う人、何を食べようが自分の勝手だと言う人で意見が別れていた。
家族で同じご飯を食べることが当たり前か、そうじゃないかなんて考えたこともなかったので、なんだか雷を打たれたような気分だった。
年齢も体系も違うものたち(家族)が、毎日同じものをみんなで食べるって、改めて考えるとすごいことだと思う。
たとえば卵焼きひとつにしても、
甘い卵焼きが大好きな子どもは毎朝でも甘い卵焼きが食べたい。
けれど、「生活習慣病」とか、「メタボ」というキーワードが気になってきた父親や「ダイエット」の言葉が頭にチラつく母親は極力余分なカロリー、糖類は控えたいと思っているかもしれない。
何気なく食卓を囲む家族の間にはひっそりと小さな悩みが隠れている。
それでも家族みんなが同じものを食べ、共に生きていく。
どうして?
出された宿題と全然違うことで悩み始めた。
かつての自分を思い返してみると
玉ねぎで血液サラサラ!みたいなのが流行っていたとき、我が家は毎日スライスした生タマネギにポン酢と鰹節がかかったサラダが出てきた。一時もうこれは、タマネギから逃れられないと絶望していた時があった(嫌なやつ)。
また、魚食べたいな~と思っていたときに、夕食が麻婆豆腐だったりすると「ちっ」と思ったりしていた気がする(嫌なやつ)。
母親が聞いたらどんな愚痴を言われるかわからない。。笑
けど、こんなろくでもない思い出も振り返ると、不思議と心地よい。
同じものを食べ、共に生きていくことはなんだか幸せ。そんな気持ちが私たちには知らずと根付いているのかなと思った。。
日常に寄りそうちょっとした幸せ。
そうだったら嬉しいな。