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お尻が死んでる症候群(殿筋健忘症症候群)って?

今朝、Youtube動画で、効率の良い殿筋の鍛え方を見ていたらこの動画にヒットした↓

そこで出てきたワードが、Gluteal Amnesia。日本語訳したら「殿筋健忘症症候群」とでも?
このGluteal Amnesiaは別名Dead Butt Syndromeとも言い、そうなると、「お尻が死んでいる症候群」とでも言おうか。
これ、日本語で検索してもこのような言い方では出てこず、「座りすぎ症候群」というマイルドなものになる。

しかし、Dead Butt Syndrome, またはGluteal Amnesiaのほうが、ダイレクトに分かりやすい言い方だ、とわたしは思った。日本語病名だと、ぼやっとして焦点がぼけた感じだ。

要するに、わたしたちが動く場合、お尻の筋肉たちはとても大事である。
しかし、デスクワークや家でだらだらソファでテレビを見る生活などが続くと、結果的にお尻の筋肉を効率よく使わずに生活することになり、それらの筋肉がうまく機能しなくなるということ。

お尻の筋肉たちが自分たちの働きを忘れてしまうのだ。→Dead Butt

まあ、「お尻の筋肉が死ぬ」的なDead Buttはあんまりかもだが、非常にわかりやすいかも。

↓この記事を参考に書くが、

まず、「殿筋健忘症症候群」または「お尻が死んでる症候群」は、殿筋が骨盤を安定させて適正な姿勢を保つという機能を「忘れる」ために起こるものである。
という定義から入っている。

殿筋は実際死んでしまっているのではないが、座りすぎの時間が長いことで、正しく機能しなくなっている状態。エクササイズや運動で回復可能だが、回復には、そこに陥ってしまった過程の期間の約二倍の期間が必要であるらしい。

お尻の大きな筋肉がうまく働かないことにより、他の筋肉がその機能を代用しようとすることで体に不具合が出てくる。
足首の捻挫、前十字靭帯損傷、ひざの痛み、腰の痛み、股関節の炎症、足部の痛みなど。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ部分だ。そして、内臓を入れる器でもある。その部分をうしろから大きく支えるのが殿筋なんだから、そこに支障が出てはまずい。

フランクリンメソッドを学ぶ前はあまり考えていなかったことだが、体は上から下までつながっている。そして、そのつながりを利用して人間は動いている。
ましてやお尻の筋肉など、体の中央近くでそれも大きく動く場所にあるのだからその影響たるや、ものすごいものだ。

世界では地域によって、とくにお尻の大きさを魅力的と見て、わざわざシリコンを入れたりして豊尻術を施したりする人もいる。
日本ではおそらく性的魅力の一つに「お尻の大きさ」は上位にこない文化だから、Gluteal Amnesia, Dead Butt Syndromeなどがお尻に重点置いて翻訳されないのかもしれない。
最近は体にメリハリをつけるためのピラティスも流行っているが、日本人はもともとお尻の筋肉が大きくない民族でもあるというのも、そこまで重視されない理由なのかも。

ちなみに先日友人にStott Pilatesで言うところのワンレッグキックというものを教えようとしたが、太ももからお尻にかけてが使われているという感覚がピンとこないとのことだった。オンラインで教えていたからそれ以上は無理で、近々対面でもう一度そこは感覚を教えるつもりにしているが、それもあって動画をさがしていたところでたまたまヒットした言葉がこの症候群だった。
その友人もGluteal Amnesiaの可能性は大いにある。そもそもお尻の筋肉があまりないし、記事を読んでいてライフスタイルもあてはまることが多いなと思う。
ということは、実際に使い方を忘れているわけだから、まず、そこを思い出させてあげないと!ということだな。。。道のり遠し。

座っていても立っていても寝ていても、お尻の筋肉は鍛えることができる。
ただ、トレーニングやエクササイズ上での問題点は、本当にちゃんと使いたい筋肉を使って行っていますか?!ということなので。

もしや?と思う方は、ちゃんとしたトレーナーにご相談することをおすすめします。


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