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無職になって3ヶ月が経った


働かなくなって3ヶ月が経った。
そして無事に、就職先が決まりました。



体調が良くなってから細々と転職活動をしていたわけですが
この記事で「最終面接まで進んだ」と書いている会社に決まり、
来月からライターとして働くことになりました。
(フリーではなく普通に会社員)

転職活動のあれこれは、また別で記事にできたらいいな〜と思っているので
読んでもらえたらうれしい。



さて。
就職が決まったとなると、この無職生活も残りわずか。
いや〜この3ヶ月、あっという間だったなあ…

無職になる前は深夜までバリバリ働いていたのに、人というのはちゃんと適応するもので
数ヶ月無職をしていると予定がないことや働かないことにすっかり慣れてしまった。


朝は10時起床が当たり前になってしまったし
最近は寒いので、買い出しは夫に任せて外に出ない日もよくある。
毎日家事をしているわけでもないし
前日の残りものがある日は料理もしないので
とくになにもしない日もある。
…というかそんな日ばかりになってしまい、
もはやただのナマケモノである。


寝て起きて、珈琲を飲んでぼーっとして、ぼーっとして、ぼーっとして…
ぼーっとしていたら一日が終わっている。
学びもないし、なにも生み出さない。
ただ生きてるだけ、という日がわりとあった。


そういう日々に、
「えっ、わたしこんなに休んでていいのかしら…」
となんだか引け目を感じたり、後ろめたく思うこともあったけれど
最近は
「まあべつにいいじゃん。」
と思いながら、ただ生きている。

たった3ヶ月で無職が板につき、もはやベテランの風格である。
だらだらするのが大得意になってしまった。



休んで改めて思ったことだけど、生きるって頑張らないといけないことだらけだ。

働かないといけない。
人とうまく付き合わないといけない。
社会に適応して、納税して、きちんと生活してないといけない。
もうこれだけでなかなか大変なことのように思う。


それなのに、まだまだ頑張りを求められる。


いい会社に就職すること。
仕事を継続すること。
それなりに稼ぐこと。
スキルを身につけ、キャリアを築くこと。
地雷を踏まず、余計なことは言わず、でも大人しすぎるとつまらないやつだと思われるので
ちょっとおもしろいことを言えるユーモアや個性を持って、上司を立てて、空気を読んで……
家の中はきちっと整理整頓して清潔に保ち、
料理をして……
細かくあげたらキリがないほどに、求められる。



いや〜
そんななかでよく頑張ってきたなあ自分。
よく生きてきたなあ自分。
えらい!えらいよ。
なんか生きてるだけで、みんなえらくないか。
そんなことを思ってしまうのは、さすがに甘すぎだろうか。


この3ヶ月、ほぼ家と布団のなかにしかいなかったのに突然そんな社会の海に投げ出されて
本当に生きていけるのだろうか。
荒波のなかで溺れないだろうか。
ちゃんと泳いでいけるだろうか…
考えているといろいろ不安になってくる。


無職の生活に慣れてくると
「ん?待って、わたし大丈夫?
社会復帰できる…?」
と不安になるこの現象はあるあるだが
結局なんだかんだと適応してしまうのだろう。
無職は今回が初めてではないので、だいたいわかる。

それなら。
今度いつ訪れるかもわからない、限られたこの無職生活を思う存分味わってやろうじゃないか。

不安になっては泣いていた無職一ヶ月目から比べると
たった3ヶ月でずいぶんと図太く、ずうずうしくなったものだ。


でもいいんだ、いいんだ。
少しくらい甘やかしても。
どうせこれからまた、頑張って生きていくのだから。




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