見出し画像

ネガティブな思考ループを止めるには

わたしはこの間まで、とてもネガティブになりやすい性格でした。

というか、子育てが大変すぎたり、過去のトラウマが顔を出したり、世間がコロナ禍になってしまったりと色々なつらい要素があるんだから、自分がネガティブになって当然だと思っていたかもしれない。

でも子どもが大きくなるにつれて、自分の落ち込みが子どもに与える影響が、あまりに大きいことに気づきました。

わたしが落ち込んだオーラを発していると、子どもたちもなんとなくピリピリ、緊張しているんです。そりゃそうですよね。わたし自身も幼少時代、母がイライラしていると、直接は怒られなくてもなんとなく母の機嫌を伺っていたことをよく覚えてます。

子どもに顔色を伺わせるようなママになりたくない…

と思っていたときに出合ったのがこの本↓

「怒らないこと」アルボッレ・スマナサーラ


前にアメトークの読書芸人で紹介されていたのを思い出して読んでみました。
スマナサーラ長老は、スリランカの仏教のお坊さんです。

「怒ること」はもちろん良くないとわかっていて、子どもにも極力怒らずに諭すようには気をつけていたんです。

でも、スマナサーラ長老の言葉の中に、わたしにとっては目からうろこだった、こんなような内容が。

「落ち込むことも怒りです。怒りは内側から自分の細胞を破壊し、落ち込んでばかりいるといずれ病気になってしまいます」

落ち込みも怒り…
確かに病は気から。ネガティブな思考がつづくとうつになったりしてしまう。

じゃあどうしたらネガティブな思考から抜け出せるのか?

別の本でスマナサーラ長老がこんなことを言っていました。

とくに主婦の方などは、「自分はなんで毎日こんな変わり映えのないことをしなければいけないんだろう」とネガティブな思考を、家事をしながら内側で育てている場合が多いのです。そんな時は今やっていることに集中するのがよいのです。例えば、歩く時は右足、左足、というように。洗濯物を干すときも、タオルを干します、Tシャツを干します。お皿を洗うときも、カップを洗います、お箸を洗います、というように。

原文とかなり違ってると思いますが、こんなような言葉がありました。思考に支配されないよう、今やっていることに集中してみようということなのです。

確かに、考えれば考えるだけ解決すればいいのですが、大抵はそうならない。考えるだけ落ち込むのがオチなので、考えるだけ無駄なことについては考えないように気をつけて、今やっていることに集中したら少し効率が上がったような気がしてます。

さらにveda tokyoの吉川めい先生がマインドフルネスのクラスで言っていた言葉。

その日の気分によって、同じことを人から言われても落ち込んだり、落ち込まなかったりしますね。それなら、その日の気分をコンディショニングするのに、朝どのくらい時間を費やしていますか?


これを聞いて、落ち込む自分を正当化していた自分を反省し、朝ちゃんと起きてヨガと瞑想の時間をとることで、最近ではほとんどネガティブ思考のループにはまらないようになってきました。

思考自体が自分自身なのではない。
思考は訓練するもの。
思考に振り回されなくてよい。

ということなんだなぁとやっと理解した気がします。

いいなと思ったら応援しよう!