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大国主神の大国(おおくに)とは、アレクサンドロス帝国のことだったのか。

今回は、安息国(あんそくこく)から、考えていきたいと思います。

安息国とは、広義では「ペルシャ帝国」となり、狭義では「アルサケス朝」であり、「パルティア」のことです。

アルサケス朝
紀元前247年頃? - 228年頃。
アルサケス朝は、アルシャク朝、パルティアとも呼び、古代中国では安息国と呼ぶ。セレウコス朝シリアから独立し、アルサケス(アルシャク)により建国された。共和政ローマとの抗争で、ローマ将軍のクラッススを戦死させるなど、隣国のローマとは争いが続き、帝政化した後のローマとの争いも含めて第八次までパルティア戦争は続いた。 末期には反乱が多発し、それに乗じたサーサーン朝に攻め滅ぼされた。

ペルシア帝国 - Wikipedia


「安」という姓とは、パルティア(安息国)出身者と見られているようです。

安息国
 ソ連トルクメニア南西部、コペトダーグ山脈北麓一帯を根拠としてパルティア王国を開いた。パルノイ族族長アルサク(前248頃没)の名を、中国で張騫(ちょうけん)(前114没)以来、「安息」と音写し、その王国名とした。

 中国仏教史では安世高(あんせいこう)・安玄(あんげん)・安法欽(あんほうきん)・安法賢(あんほうけん)のように安姓をもつ訳経僧が後漢(25-220)から西晋(280-316)まで来住して初期の中国仏典翻訳に大きな貢献をした。一般に安姓は安息すなわちアルサク朝(パルティア)出身とみて当時そこに仏教が既存したと解されているが、仏寺跡・典籍の発見はない。

あんそくこく - WikiDharma


日本初の仏教寺院とされている「飛鳥寺」は、蘇我馬子によって発願され建立されました。

この奈良県明日香村にある飛鳥寺の正式名称は、「安居院(あんごいん)」と言うのです。

前回の記事では、蘇我氏とはスキタイ人であり、ソグド人であると想定できました。

さらに今回は「安」姓から、蘇我氏とは「ペルシャ帝国」または「安息国」とも関わりがある可能性が出てきました。

紀元前1世紀のユーラシア大陸の地図を見ると、安息国の領土がよく分かります。


紀元前1世紀のユーラシア大陸
『スキタイと匈奴 遊牧の文明』林 俊雄


また、中国語で「安条克」と表記される都市とは、セレウコス朝シリアの都市「アンティオキア」のことです。

セレウコス朝シリアとは、ギリシャ人が支配した古代シリア王国だと言われていますが、ペルシャ帝国の領土をほぼ引き継いでいたということです。

アンティオキアは、現在はトルコ共和国の領土となっており、アンタキヤという都市名になっています。

セレウコス朝シリア


セレウコス朝シリアという国は、かなり大きな国だったことが分かります。

このセレウコス朝の首都が、アンティオキア(安条克)だったのです。

この「安条克」を中国版ウィキペディアで検索すると、注目すべきことが書かれていました。

アンティオキアギリシア語: Ἀντιόχεια )は、アンティオキアまたはアンタキアとも訳され、カトリック古典ではアンティオキアと呼ばれ、趙如史の『祝帆年代記』では安都の都市と呼ばれている。レバント北西部、オロンテス川の東側にある古代都市です。その遺跡は、現在のトルコの都市アンタキヤにあります。

安条克 - 维基百科,自由的百科全书


『祝帆年代記』または、『祝帆志』という本は、『諸蕃志(しょばんし)』という本のことです。

この本の著者は、中国版ウィキペディアでは趙如史と書かれていますが、日本版では趙汝适(ちょうじょかつ)と書かれています。

この本の中で、アンティオキア(安条克)が、「安都」の都市と呼ばれていると言うのです。

アンティオキア(安条克)は、セレウコス朝シリアの都市ですから、「安都」とは、セレウコス朝シリアのことを指していることになります。

「安」という姓が、パルティア(安息国)出身者と結び付けられているのであれば、セレウコス朝シリアも「安」という姓の有力者もしくは支配者がいたため、「安都」と呼ばれていたのではないか、と考えられます。

蘇我馬子が建てたのが、「安居院(あんごいん)」という飛鳥寺でした。

このことから蘇我氏の本名とは、「安」姓であった可能性が考えられます。

安息国(パルティア)・アルサケス朝ペルシャ、セレウコス朝シリアのどれもが「安」姓と関わりがあるとすると、蘇我氏とは世界史上有名なあの人物に辿り着くのではないでしょうか。

ペルシャ帝国とは、アケメネス朝・アルサケス朝・サーサーン朝の総称であると言われています。

このアケメネス朝ペルシャは、マケドニアのアレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)によって征服され、滅亡したと言われています。

セレウコス朝シリアとは、アレクサンドロス3世の後継者が築いた王国です。

安息国(アルサケス朝ペルシャ)とは、セレウコス朝シリアから独立して建国されたということで、元は同じ国だったということです。

このことから、アルサケス朝ペルシャはアレクサンドロス3世とも、繋がっていると考えられます。

このように見てくると、アレクサンドロス3世はギリシャ人だと言われていますが、「安」姓と関わりがある可能性が考えられます。

アレクサンドロス3世とは、「世界征服者」とも言われるほどの広大な世界を支配したと言われています。


アレクサンドロス大王東方遠征進路地図 ©世界の歴史まっぷ


ここで、日本の出雲大社の祭神「大国主神」について考えてみます。

大国主神には、八嶋土奴美神(ヤシマジヌミノカミ)という別名があります。

『先代旧事本紀』では八島士奴美神の別名を大己貴神とし、粟鹿神社の書物『粟鹿大明神元記』では蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴(そがのゆやまぬしみなさむるひこやしましぬ)と記述されている。

八島士奴美神 - Wikipedia


八島土奴美神が『粟鹿大明神元記』では、蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴(そがのゆやまぬしみなさむるひこやしましぬ)と記述されている、と言うのです。

このことから大国主(おおくにぬし)とは、蘇我氏の祖であると考えられます。

蘇我氏とは「安」姓であった可能性が高く、アレクサンドロス3世も「安」姓に関わっていると考えられるため、大国主の「大国(おおくに)」という「国」の名に相応しい国とは、アレクサンドロス帝国なのではないでしょうか。

ここに、大国主という名の「大国」とは何処のことなのだろうか、という疑問の答えが見つかったように感じます。

アレクサンドロス帝国の支配圏に大きく接している「地中海」のことが、聖書では「大海(おおうみ)」と書かれていますので、その近くに「大国(おおくに)」と呼ばれる国があったとしても不思議ではありません。

大国主神が祀られている出雲大社には、「素鵞社(そがのやしろ)」という社があり、素戔嗚尊(スサノオ)が祀られています。

アレクサンドロス帝国(マケドニア帝国)には、「スサ」という都市がありました。

スサノオが「スサの王」ではないかという説も、現実味を帯びてきます。

アレクサンドロス3世は、マケドニア人とペルシャ人女性との結婚を認め、スーサ(スサ)で集団結婚式を開催したということです。

それではアレクサンドロス3世と、蘇我氏とは繋がっているのでしょうか。

七福神の中の「えびす神」は、赤鯛を持っています。

えびす神


「赤鯛」とは、日本書紀に「赤女(あかめ)」と書かれています。

「赤女」とは、「あかい女」→「アカイメ」と読むことができますので、赤鯛とは、アケメネス朝ペルシャの隠語なのではないでしょうか。

アケメネス朝の名称は、この家祖であるアケメネスに由来する。
海外の文献では、古代ペルシア語の発音に従ったハカーマニシュ朝か、古典ギリシャ語の発音に従ったアカイメネス朝のどちらかを用いている。

アケメネス朝 - Wikipedia


えびす神は、赤鯛(アケメネス朝ペルシャ)を捕ってご満悦です。

アケメネス朝ペルシャを捕ったのは、誰でしょうか。

マケドニア王国のアレクサンドロス3世です。

えびす神とは、アレクサンドロス3世のことが表されている可能性が考えられます。

そもそもペルシア人は、スキタイ人のうちカスピ海以南に半定住したパサルガーデ族のアケメネス氏族から生まれた国でした。アッシリアの記録では、サカ・スキタイは「アスカ人」とも書かれていました。

ユーラシアの王族 スキタイ・サカ 蘇我氏


上記によると、ペルシャはアケメネス氏族から生まれた国で、サカ・スキタイ人とはアスカ人であるとのことです。

蘇我氏の姓であると考えられる「安」姓は、安息国(ペルシャ)や、セレウコス朝シリアのことと考えられる「安都」や、その首都アンティオキア(安条克)など、アレクサンドロス3世にもゆかりの深い土地の姓となっています。

そして蘇我氏の邸宅があったとされている、奈良県明日香(アスカ)村にある甘樫丘北東部には、「エベス谷」の地名があります。

蘇我蝦夷(そがのえみし)の「蝦夷」という漢字は、「えびす」とも読むことができます。

これらのことから、えびす神が赤鯛を持っていることが意味することとは、蘇我氏がえびす神と繋がっていることを示し、さらに蘇我氏はアレクサンドロス3世とも繋がっている、ということなのではないでしょうか。

奇しくもアンティオキアという都市は、シルクロードの出発点とも言われており、蘇我氏の住んでいた奈良県にある正倉院が、シルクロードの終着点だと言われているのです。

それにしても何故この世の中の歴史は、このように複雑で分かりにくくなっているのでしょうか。


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RAPT朝の祈り会(2024年9月分)


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