大国主神の大国(おおくに)とは、アレクサンドロス帝国のことだったのか。
今回は、安息国(あんそくこく)から、考えていきたいと思います。
安息国とは、広義では「ペルシャ帝国」となり、狭義では「アルサケス朝」であり、「パルティア」のことです。
「安」という姓とは、パルティア(安息国)出身者と見られているようです。
日本初の仏教寺院とされている「飛鳥寺」は、蘇我馬子によって発願され建立されました。
この奈良県明日香村にある飛鳥寺の正式名称は、「安居院(あんごいん)」と言うのです。
前回の記事では、蘇我氏とはスキタイ人であり、ソグド人であると想定できました。
さらに今回は「安」姓から、蘇我氏とは「ペルシャ帝国」または「安息国」とも関わりがある可能性が出てきました。
紀元前1世紀のユーラシア大陸の地図を見ると、安息国の領土がよく分かります。
また、中国語で「安条克」と表記される都市とは、セレウコス朝シリアの都市「アンティオキア」のことです。
セレウコス朝シリアとは、ギリシャ人が支配した古代シリア王国だと言われていますが、ペルシャ帝国の領土をほぼ引き継いでいたということです。
アンティオキアは、現在はトルコ共和国の領土となっており、アンタキヤという都市名になっています。
セレウコス朝シリアという国は、かなり大きな国だったことが分かります。
このセレウコス朝の首都が、アンティオキア(安条克)だったのです。
この「安条克」を中国版ウィキペディアで検索すると、注目すべきことが書かれていました。
『祝帆年代記』または、『祝帆志』という本は、『諸蕃志(しょばんし)』という本のことです。
この本の著者は、中国版ウィキペディアでは趙如史と書かれていますが、日本版では趙汝适(ちょうじょかつ)と書かれています。
この本の中で、アンティオキア(安条克)が、「安都」の都市と呼ばれていると言うのです。
アンティオキア(安条克)は、セレウコス朝シリアの都市ですから、「安都」とは、セレウコス朝シリアのことを指していることになります。
「安」という姓が、パルティア(安息国)出身者と結び付けられているのであれば、セレウコス朝シリアも「安」という姓の有力者もしくは支配者がいたため、「安都」と呼ばれていたのではないか、と考えられます。
蘇我馬子が建てたのが、「安居院(あんごいん)」という飛鳥寺でした。
このことから蘇我氏の本名とは、「安」姓であった可能性が考えられます。
安息国(パルティア)・アルサケス朝ペルシャ、セレウコス朝シリアのどれもが「安」姓と関わりがあるとすると、蘇我氏とは世界史上有名なあの人物に辿り着くのではないでしょうか。
ペルシャ帝国とは、アケメネス朝・アルサケス朝・サーサーン朝の総称であると言われています。
このアケメネス朝ペルシャは、マケドニアのアレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)によって征服され、滅亡したと言われています。
セレウコス朝シリアとは、アレクサンドロス3世の後継者が築いた王国です。
安息国(アルサケス朝ペルシャ)とは、セレウコス朝シリアから独立して建国されたということで、元は同じ国だったということです。
このことから、アルサケス朝ペルシャはアレクサンドロス3世とも、繋がっていると考えられます。
このように見てくると、アレクサンドロス3世はギリシャ人だと言われていますが、「安」姓と関わりがある可能性が考えられます。
アレクサンドロス3世とは、「世界征服者」とも言われるほどの広大な世界を支配したと言われています。
ここで、日本の出雲大社の祭神「大国主神」について考えてみます。
大国主神には、八嶋土奴美神(ヤシマジヌミノカミ)という別名があります。
八島土奴美神が『粟鹿大明神元記』では、蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴(そがのゆやまぬしみなさむるひこやしましぬ)と記述されている、と言うのです。
このことから大国主(おおくにぬし)とは、蘇我氏の祖であると考えられます。
蘇我氏とは「安」姓であった可能性が高く、アレクサンドロス3世も「安」姓に関わっていると考えられるため、大国主の「大国(おおくに)」という「国」の名に相応しい国とは、アレクサンドロス帝国なのではないでしょうか。
ここに、大国主という名の「大国」とは何処のことなのだろうか、という疑問の答えが見つかったように感じます。
アレクサンドロス帝国の支配圏に大きく接している「地中海」のことが、聖書では「大海(おおうみ)」と書かれていますので、その近くに「大国(おおくに)」と呼ばれる国があったとしても不思議ではありません。
大国主神が祀られている出雲大社には、「素鵞社(そがのやしろ)」という社があり、素戔嗚尊(スサノオ)が祀られています。
アレクサンドロス帝国(マケドニア帝国)には、「スサ」という都市がありました。
スサノオが「スサの王」ではないかという説も、現実味を帯びてきます。
アレクサンドロス3世は、マケドニア人とペルシャ人女性との結婚を認め、スーサ(スサ)で集団結婚式を開催したということです。
それではアレクサンドロス3世と、蘇我氏とは繋がっているのでしょうか。
七福神の中の「えびす神」は、赤鯛を持っています。
「赤鯛」とは、日本書紀に「赤女(あかめ)」と書かれています。
「赤女」とは、「あかい女」→「アカイメ」と読むことができますので、赤鯛とは、アケメネス朝ペルシャの隠語なのではないでしょうか。
えびす神は、赤鯛(アケメネス朝ペルシャ)を捕ってご満悦です。
アケメネス朝ペルシャを捕ったのは、誰でしょうか。
マケドニア王国のアレクサンドロス3世です。
えびす神とは、アレクサンドロス3世のことが表されている可能性が考えられます。
上記によると、ペルシャはアケメネス氏族から生まれた国で、サカ・スキタイ人とはアスカ人であるとのことです。
蘇我氏の姓であると考えられる「安」姓は、安息国(ペルシャ)や、セレウコス朝シリアのことと考えられる「安都」や、その首都アンティオキア(安条克)など、アレクサンドロス3世にもゆかりの深い土地の姓となっています。
そして蘇我氏の邸宅があったとされている、奈良県明日香(アスカ)村にある甘樫丘北東部には、「エベス谷」の地名があります。
蘇我蝦夷(そがのえみし)の「蝦夷」という漢字は、「えびす」とも読むことができます。
これらのことから、えびす神が赤鯛を持っていることが意味することとは、蘇我氏がえびす神と繋がっていることを示し、さらに蘇我氏はアレクサンドロス3世とも繋がっている、ということなのではないでしょうか。
奇しくもアンティオキアという都市は、シルクロードの出発点とも言われており、蘇我氏の住んでいた奈良県にある正倉院が、シルクロードの終着点だと言われているのです。
それにしても何故この世の中の歴史は、このように複雑で分かりにくくなっているのでしょうか。
サタンは私たち人間が何もかも分からなくなるようにし、神様は私たち人間が何もかも分かるように導かれる。だから、分からないことは全て分かるまで研究し、祈り求める者となりなさい。
サタン(悪魔)という存在によって、この世の中は何もかもが分からなくなってしまっているのです。
しかしながら、神様は私たち人類にとって永遠の宝となる、完全な真理を与えてくださいました。
本当に神様とRAPTさんに、心から感謝をささげます。
またRAPTさんは、『この世の中で一つも間違いなく、正しい情報を伝えることができるのは、神様が送った使命者だけだ。』とも教えてくださっています。
このことは、真実を知りたいと調べ物をしたとしても、100%正しい情報を得ることができない自分を体験することによって、RAPTさんの仰っていることが真実であると確信できるのです。
愛と真理を豊かに携えて生きるなら、それだけで心が満たされ、ありとあらゆる祝福がついてまわる。
神様は、愛と真理を豊かに身につけた人に魅力を感じ、心惹かれて、ご自身の恋人とされ、天国に招き入れて永遠に愛を成される。
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