【家族の思い出 #6】じいちゃんの畑 トマトやバジルたくさん作ったね
こんばんは、@hanamizukiです。
前回の記事はこちらから
mili君のおと(息子はお父さんのことを「おと」と呼んでいました)の家はお米とほうれん草を作っている農家です。
夏になると、ビニールハウスではトマトやピーマン、茄子、きゅうり、バジルやたくさんの夏野菜を作っています。
mili君はビニールハウスでの作業が大好きでした。2歳の時はmili君専用のスコップをばあちゃんが買ってくれ、畑をホリホリして、砂遊び!
何が種が植えてあるのではないかと心配をよそにmili君は真剣にホリホリします(笑)
手つきもすごく上手でビックリしたものです。
3歳は自分達で苗を植えるところから始めてみました。春に苗を入れて夏の収穫が楽しみでした。週末はミニトマト、バジルに水やりに行き、おとと一緒にじょうろを持って「おいしくなぁれ!おいしくなぁれ!」と何度も水やりを行き来します。
秋口近くなっても、トマトは育つし、ナスもある!ビニールハウスにきてはトマトを収穫して、ビニールハウス内を走り回り、じいちゃん家では畑用のmili君の長靴も用意してたほど。
2歳の時はこの橋桁も恐々渡っていたけれど、3歳のmili君は橋桁も怖がらず一人で行き来できていたほど成長していました。
2歳の初夏にはじいちゃんのとうもろこしの種植えのお手伝いもしました。じいちゃんに種を手渡してもらい土の中に植えて「おいしくなぁれ!おいしくなぁれ!」って水かけもしました。
mili君はじいちゃんの軽トラやトラクターが大好きでトラクターに乗せてもらった時はヤンマーの帽子も被せてもらい、mili君以上に、その姿を見たじいちゃんがとっても嬉しそうな写真があります。
息子の胸に心疾患があるなんて思わずにいた頃... じいちゃんはきっと軽トラやトラクターが大好きなmili君の成長が楽しみで仕方がなかったと思います。じいちゃんが作ったお米や野菜を食べて大きくなる姿しか私達家族は未来を描いていませんでした。
毎年、茹でたてのとうもろこしを食べてたね。
じいちゃんが作ったとうもろこし大好きだったね。
くるくる回して器用に綺麗に食べている子でした!食べ方がキレイで保育園でもよく褒めてもらっていました♪
miliくん、今夏はきっとじいちゃんのビニールハウスでほうれん草や野菜が育っていくのを、じいちゃんの側で見ているね、きっと。
とうもろこしもmili君がいないから作りたくないってじいちゃんは言ってたみたいだけど、mili君が背中を押してくれたのか沢山作ってくれたみたいだよ。
「おいしくなぁれ!おいしくなぁれ!」ってmili君がおまじないしてくたのかな、今夏のとうもろこしはとっても甘くて美味しかったよ。
お母さんは辛くてビニールハウスに行けていないよ...
mili君と一緒に歩いた道、
ビニールハウスでの会話、
すべてが忘れられない。
もう一度手を繋いで橋桁を渡れたらよいのにな...
mili君だけが消えてしまった寂しさはどうすることもできなく苦しいです。
思い出の中にしかいなくなった息子。
生きていた証、涙が流れてきますが書き続けていきます。
*苦しい胸の内を綴っています。
お辛い方はどうぞスルーされてくださいね。
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