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一体何を見ていたんだろう(2025年2月1日)

熱烈なファンではないが、ハリー・ポッターシリーズが好きで、映画は何回も見ている。地上波でやっていれば風呂を後回しにして見てしまう。昨夜も見ていた。

ハリー・ポッターの最終章は、魔法使い同士の戦いになり、騎士団や学校の仲間が亡くなる。
ストーリーや謎解きを楽しむ他の章とは異質。

「死の秘宝」終盤、森にいる例のあの人の元に、ハリーが行くシーンがある。手下と一緒にいる例のあの人は、1人で来いと言っていたのだから、ハリーは殺されに行っているのである。
このあたりになると、何度見ていても涙が出る。例のあの人への怒りも湧いてくるのだが、今回、アレと思った。
ハリーとの対面で、例のあの人は複雑な表情をしている。懐かしい友か肉親に会ったような、慈しみ。アバタケタブラの呪文と杖の一振りで長年の関係が終わる寂しさと恐れのような表情を次々に浮かべた、ように見えた。

これまでは、他人のために自分を犠牲にしようとするハリーの勇気に、ただ恐れ慄いているだけだと思っていたのだが、違うのではないか。
なぜ気づかなかったのだろう。原作ではどうだったっけ?
もしかしたら、封切り直後にはSNSとかで話題になっていたかも知れない。残念ながら、今も昔もわたしはその手の事に弱い。

原作の最終章のスネイプ先生の過去を知り、あっと驚いて、読破した後、読み直したことがある。もちろん、1巻から全て。
どうしよう。

映画の例のあの人の表情が原作にはない役者の表現か演出であったなら。それはそれで、見たかいがあったというもの。
ずっと、そんな細かい表情をしていたのだろうか? 気になる。杉下右京ほどではないが、細かいことが気になる。
どうしよう、原作も映画もチェックか?

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