始まりの季節に
早いもので今週から新しい年度が始まりました。勤め先にも真新しいスーツに身を包んだ人がちらほら。
何か新しいことが始まるときの期待やわくわく感、中学に入学する前のときのことを思い出します。
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小学校を卒業したあとの春休み。
私は期待やわくわく感でいっぱいでした。
中学の制服を着るの楽しみ♪
部活は吹奏楽部に入る!
楽器は何にしようかな。
体育祭に文化祭、合唱コンクールもあるみたいで楽しみだな。
授業に必要なノートや筆記用具を準備することも楽しかったです。教科ごとにノートの色を決めたりして。たしか国語が赤で、数学が青、理科が緑だった記憶があります。
それと、中学から英語学習が始まるので(当時はまだ、小学校での英語教育はほとんど導入されていませんでした)アルファベットを書けるようにしておこうと思い、必死で練習していました(笑)
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懐かしいな~(*´ω`*)
現在の自分はどうだろう?
どんなことにわくわくしたり、どんな楽しい未来を思い描けるだろう。
ん~~~(-_-;)
すぐにパッと浮かびません。
こどものころは思い描けていたのに、どうして今はそうはいかないのだろう?と思っていると、あることに気が付きました。
それは、こどものころは周りからいろいろなことを与えられていたから。学校での学習や行事、習い事などなど。
好きとか嫌だとか自分の意思とは関係なく、目の前のことにまっすぐ取り組むことは苦ではありませんでした。
けれども、与えられていた機会が大人になり無くなって、自分の意思で進んでいきなさい、となったときに、私はどうしたらいいかわからなくなった。
自分の心の声に耳を傾けてこなかったから。自分でも聴こえないくらい、私の心の声は小さかった。
心の声は小さくとも、
自分のダメなところをよくしよう、
できないことはできるようになろう、
克服しようという考えは強かったです。
ありのままの自分を認めるよりも、背伸びしては無理をする生き方をしてきて、その結果、体を壊し、心がぼろぼろになることを繰り返してきました。
向上心は悪いものではないけれども、行き過ぎもよくなかった。
そんな過去を振り返る作業を経て
今では少しづつ、自分のことを受け容れ
「これまで、よくがんばってきましたね」
と言ってくれる相手の言葉を、素直に受け止められるようになってきました。
これからは
自分の心が
「心地よいな」とか
「好きだな」という感覚を大事にして
生きていきたいです。
その感覚を見つけることができたのならば、自然とその先の未来を思い描くことができるのではないかな?
そんな予感がしています。