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【最終回 創作大賞☆お疲れ企画】そして、企画のフィナーレを飾るのは、一体誰?あとがき集企画に参加していただいた方の作品&メッセージ紹介


あとがき企画、本日が最終回となります。(※感想は締め切りました)

 企画の発端は、本田すのうさんのあとがき記事を見て、私が「他の人のあとがきも読んでみたい」と思ったからです。

 ふわっとした思いつきからスタートしましたが、まさかこんなに盛り上がる壮大な企画となるとは!お忙しい中、みなさん参加してくださりありがとうございます。

【第1~3回目はこちら】

 これまでトップバッターには本田すのうさん、霜月先生、花丸恵さんといった人気・実力派noterを紹介してきました。

 理由はやはり、素晴らしい作品が多いのでみんなに読んで欲しいという気持ちもありましたが……。「最初に人気のある人を紹介することで、次の作品も読まれやすいのではないか」という、私の考えもありました。

 せっかくたくさんの方に参加してもらえたので、できればなるべく多くの作品を読んでもらいたい。そういう意味でも、記事のトップにはこれまで「スター的存在のnoter」を厳選して紹介してきました。

 ただ、最終回は「私の好み」が思いきり反映されちゃっているかも。最後なんで、自由にやらせてください(笑)

 本記事では、あとがき集に参加していただいた方の感想&作品紹介をしていきます。今日は13人+作品の感想で2人の、合計15人紹介しちゃうよ!

【追伸】
私が「あとがき企画」の参加者で感想を書くのは、今回が最後になりますが……。現在書かれた方も含めた上で、あとがきを書かれた方の作品はマガジンへ入れていきますね。

 お互いに作品を読み合って、いいねやコメントなどして交流を深めたりしてください。ただ交流の際に、「コメントしたら、返事がないんだけど!みくまゆたん、責任とってよ!」みたいなのは無しで宜しくお願いします!

 交流は、自己責任で楽しんでくださいね~!

①俺は、林業のイケメンnoter(※イケメンかどうかは、座談会で確認済)/ボルシャック・日々木・ドラゴンさん

 (※今回、個人的な私情を挟んでしまいまして。ちょっとムダに長くてすいません)
 日々木さんからの記事があがった途端、「どんなに大物noterの参加があっても、彼は絶対にトップバッターにしよう」と決めていました。

 その理由は、彼の存在なしには私は今、この企画もあげていなかったと思うからです。

 日々木さんとの出会いは、それパクをまだ途中まで書いていた頃でした。ちょっとずつ読まれてくるようになったものの、まだ思うようにnoteが読まれず、悶々としていた時期でした。

 その頃、「感想を書きます」というラッコのかわいい画像のサムネイル記事がたまたま目に留まり、感想をお願いすることに。実は、感想をnoteのコメントからお願いしたのは、今回が初めてでした。

 ↑その感想記事がこちら。夫と一緒に読んで、2人で泣いたものです……。

 日々木さんに感想を書いてもらったり(感想を元に、4話も大幅な変更)、「応募作はマガジンにした方がいい」などのアドバイスをもらったところ、なんと一気に読まれるようになったんですよ。

 そして今回、「あとがき集もマガジンにした方がいい」とアドバイスを貰って、さっそく作ることに。座談会は、彼の企画。

 スペース企画も一緒に楽しんだし。彼がいなければ、私の作品はそこまで伸びなかったと思うし、そのまま埋もれていたと思います。

 この場を借りて、お礼を彼に伝えたい。本当に、ありがとう。日々木さん。

【おすすめ作品】

 おすすめは、やっぱり「福岡よかとこ『西新』」かなとも思うのですが……。

 最初は全然スキがつきませんでした。キャバクラやら元カノとのイチャイチャやらもうやらしい記事です。絶対に読まないでください!

 ちなみにみく姉さんイチオシの記事です。

なんでやねん

 実は創作大賞ではないのですが、彼の林業におけるエッセイがめちゃくちゃいいので読んで欲しいです。

 彼の素朴でムダがなくて、わかりやすくて朴訥な人柄が垣間見れるエッセイ、やっぱり私は好きです。大賞を取るとアマギフ15万円?が賞金と聞いているので、受賞した際にはなんか奢ってくださいね。(というのは嘘です)

 実は割とガチで、夫が福岡旅行行きを計画してて(笑)。完全お任せなので、はたして本当に行くのかちょっと謎ですが……。その時は家族総出で行くので、おすすめ教えて下さい!夫と蟲神器ネタで盛り上がってくださいな。

【余談】
 日々木さんの話は、青空ちくわさんが詳しく紹介しています。

②AI作曲のスペシャリストでもあり、蟲神器にも詳しい/レジェンドさん

 レジェンドさんは数年前から、X(旧Twitter)で相互フォローをしあっている関係です。そのため、noteで知り合った訳ではなく。むしろ私が「noteの作曲で、オールカテゴリ部門で応募しちゃいません?」と引っ張ってきた感じです。まさに逆輸入ですね。

 なんとレジェンドさんは私の作品の他にも、人気noterたちのエッセイ、小説にあわせてAI×作曲をされています。

 上述で紹介した日々木さんは、多彩なレジェンドさんについてこう表現しています。

ラジオ、音楽、文章、蟲神器と多才な方でして、「note界の星野源」と僕は今、名づけました。

星野源ということは、嫁はガッキーか……。

 レジェンドさんについては、蒼龍さんが上手く感想を紹介されています。(上のコメントは、下の記事のコメント欄のものを拾いました)

 これからの時代は、創作においてもいろんな可能性がありますね。

【おすすめ作品】

 実は私、日々木さん、レジェンドさんは「オールナイトラジオ」として3時間ぶっつづけでTwitterのスペースを使ってラジオをしたことがあります。

 その時の流れを、インタビュー形式でまとめた記事なのでぜひご覧いただけると嬉しいです。ラジオでは、途中でうちの夫がなぜか日々木さんの恋愛相談に対応しています(笑)

 創作大賞に応募した作品も良いですが、個人的には創作大賞関係ないこちらの記事が好きですね~。

↑無一文でニートとなった僕が、富山に来た時の話

③創作大賞の一覧ではお世話になりました/たおたおさま

 創作大賞に応募してきた方なら、誰もがきっと知っているはず。そう、それがたおたお様なのです。ではなぜ、たおたお様が有名であるのか……。

 創作大賞のハッシュタグをぐぐった時に、このサムネイルを見たことはありませんか?

 そう。たおたおさんは、投稿作品の一覧を、マメに更新しつづけてこられた方です。なんと「noteの作品リストの中で、見て一瞬で分かる画像を追求した結果、これになりました」とのこと。なるほど。確かに、一度見たら忘れられないサムネだ……。

 そして「あとがき」では、一覧表を作った理由について触れられています。

なんとか宣伝しないと、スキ💗もしてもらえないわけで、自分的にはnoteの検索結果ページが見づらかったので、テキストベースで一覧表を作ることに。そこで自作を宣伝しておけば、まあ誰か見てくれるだろう……ぐらいの軽い気持ちで始めたんですよねー。

たおたおさんより

 一覧表は、確かに誰も作ろうとは思いつきませんよね。ただ実際に思いつくのと、それを行動してマメに更新し続けるのとでは訳が違います。たおたおさんは、ずーっとマメに更新しつづけていたので「この人は、まじで凄いわ!」と、私は1人唸っていましたよ。

 たおたおさんのあとがきには「少しでも、作品を読まれたい。でもどうしたらいいのかわからない」という人が共感できる内容ではあるものの……うおっ。凄い。真似できない。この方はすげぇぇぇ!ってなる感じです。

 とにかく読んでください。そしてたおたおさんの「一覧記事」にお世話になった方は、たおたおさんに一度お礼を伝えるべく「スキ」やコメントをつけていってくださいね。

【おすすめ作品紹介】

 前回「Bitter & Sweet」を紹介したので、今回は別の作品を紹介します。

 昔小説家になろうのユーザーだったのですが、こちらも「なろう」で受けが良さそうな作品だなぁと感じました。恋愛小説部門ですが、漫画原作でもいけそうかも。セリフもイキイキしていて、キャラクターの息も吹き込まれているし、情景描写もしっかり作りこまれているし、とってもいいですね!

 王宮の話ですが、途中で職業紹介所、「何枚か書類に記入して紹介状を書いてもらう」といった、現実的なワードがでてくるのも、個人的にツボでした。

④溢れる才能を感じる一方で、どこかマイペースに楽しんで欲しいという思いも/Uさん

あとがきでは、私を「星」と例え、素敵なメッセージを残してくださっています。

彼女は、さしずめ流星群。
ひかりのシャワーとなって、わたしに降り注いでくる。わたしのなかで眠っている可能性を刺激してくれる。

素敵なメッセージをありがとう

 Uさんとは、本田すのうさんの紹介記事で知り合いました。

 Uさんの記事では、本田さんは本当に憧れのスターなんだなぁと。

彼女はnote界隈で確固たる人気と知名度、そして類稀なる感性と好感度を備えた人物である。いずれも不足しているわたしのような民にとっては、雲の上の存在である。

Uさんの、本田すのうさんへの憧れは凄いのだ

 そんな憧れのスターと、何気に座談会をしている私はニヤニヤしておりました(変なマウントを取るんじゃない(笑))。

 繊細さと溢れる才能を感じていて。ちゃんとnote界のスターは、Uさんの存在をこの大海の中から見つけてきたのですよ。着眼点、す、すげぇ。

怖いもの知らずで書いた記事に『創作大賞2024』のタグを付けたことが始まりでした。その記事を、本田すのうさんが取り上げてくださったのです。

すると、あれよあれよと、増える『スキ』や『フォロー』の数。
それは、すみっこ暮らしに慣れ親しんでるいたわたしにとって、おもいがけない展開でした。

まだ、noteの礼儀作法も、暗黙の了解も、忖度も知らないわたしは焦りました。

Uさんの記事を読むと、本田すのうさんの凄さを改めて知るのであった

 正直、私はUさんの記事を見て「凄い天才が、ここにいる……」と怯えたものです。でもUさんは控えめで、凄く謙虚で繊細な気がする。会ったことも、話したこともないから、わからないけれど。note数点の記事を読んで、ふとそう思ったものです。

 Uさんに至っては、「おすすめ作品」を紹介するというよりは、のびのびとマイペースに。楽しくnoteを続けて欲しいなと思ったりもして。

そうはいっても、なにはともあれ宣伝です。Uさんも、素晴らしいエッセイを書く方なんですよ。竹中直人さんに関するエッセイがめちゃくちゃ面白いので、みんな見てね!

「わたしには、どうしても思い出せない名前がある。竹中直人、だ。」で、腹筋崩壊しちゃったよ!名前出てるやん!!

 個人的に、Uさんとのコメントのやり取りがめちゃくちゃ楽しい。「絡んでみてね」と言っていいかわからないけど。面白い方ですよ!

⑤ほっこりイラストに癒される。フルカラー125ページの超大作をぜひ/星月イルカさま

 いままでエッセイ、小説が多かったですが。星月さんは漫画になります。あとがきによると、フルカラーで125ページの大作とのこと。

 す、すごい。色を全部つけていくとは……!しかも空の色とか、ちゃんとグラデーションがかかっていて、凄く色使いが綺麗なんですよ。目の中にも、星がいっぱいあるイラストもあって。おそらくですが、めちゃくちゃ時間かかっていると思います。

 ファンタジー感があるイラストだと怖いものもあるけど、ほっこりと可愛いイラストで癒されちゃいます。

 あとがきの中で「今回の創作大賞については、とにかく沢山読みに行く!ということを意識していました」という一文もあり。うんうん、私も頑張ったなぁと。きっと、同じような思いを抱えていた人、他にもいるのではないでしょうか?

【おすすめ作品紹介】

 作品を見て感じたのは、怖いシーンも怖すぎないので、小さなお子さんにも読みやすそうな気がしました。(小さい娘が家にいるので、余計にそう思うのかも)

 漫画のみならず、アニメや絵本など。いろんな形でも楽しめそうな気がしました。イルカさんのあとがきで、素敵な言葉があったので拾ってみました。

もしひと言でまとめるとしたら、最後はやさしさが勝つんだぜって感じでしょうか・・・。

 ありがたいことに、感動した、泣いた、なんてコメントをいただくことが多いのですが、たぶん読者の中で一番泣いているのは私自身・・・笑。

 優しさが勝つストーリー。いいですね。どんなに悪い奴がでても、最後は優しい人が勝つ。希望を持てる物語って、読了感もいいし素敵ですよね。

⑥丁寧な描写があり、とても読みやすい文章と感じました/Tatsuo Shimojimaさま

 今回、企画の参加には結城奏さまのあとがき記事を拝見したことがきっかけとのことでした。

↑こちらですね。

先程投稿した「ふたり狂い」の考察記事を書いたこと、そして今回14万文字に収めることができずにカットした部分の補完をどこかでした方が良いかなと思っていたことが重なり、私もあとがき書いてみようかなと思い立ちました。

Tatsuo Shimojimaさまのあとがきより

 実際に小説を書いてみたところ、ノベルゲームのシナリオと小説では全然様式が違うなど、さまざまな葛藤があったそう。確かに思っていたのと、実際に行動するのとでは違いますよね……。行動って、本当に大事だと思います。

【おすすめ作品】

 「八葉の栞」に目を通したところ、キャラクターがセリフを発するまでにすごく丁寧な描写があって。カフェの風景も、細かく書かれていた印象を受けました。カレーを食べるシーンも、とっても美味しそう。きちんと丁寧に作っていこうという心意気を感じました。

⑦駆け込みで間に合って良かったです!/和居さま

 和居さまのあとがきによると「結構前から意気込んでいたはずなのですが、ちょい長めの短編一本のみ(しかも期間ギリッギリ)での駆け込み参加となりました」とのことでした。うんうん、めっちゃわかる!

 やるぞやるぞーって思うけど。手をつけるまでに時間かかること、ありますよね。作品、締め切りまでに間に合って良かったです。

【おすすめ作品】

 和居さまのあとがきによると、応募までに色々な考えがあったそうで。応募までの経緯を見るの好きなので、個人的に興味深く拝見させていただきました。

 殺人事件の発生までが長かったり、急に出てきた知らん奴が犯人候補だったり……
 ミステリー系公募なら怒られそうな作品だけど、間口広めのネットコンテストなら許されないかな? と思ってこちらに投稿しました。

 ミステリー小説、いろんな形があってもいいのかも。実は私も、正解がよくわからないのだけれども。でも正解がないから、小説って面白いんじゃないかなと思います。

 作品の冒頭に「ドッペルゲンガーに出会ってしまった「おひとりさま」と、記憶喪失のドッペルゲンガーをめぐるシュール風味のミステリー」と紹介があって、その時点で引きが強くて面白そうと思いました。

 「ですます調」の小説は珍しいので、読んでいてちょっと不思議な気持ちになるというか。そこにどこかミステリアスな感じがあって、個人的には面白かったです。

⑧自分の作品が好きといえるの、素敵です/杉菜カズアキさま

 杉菜さまは、なんと今年の5月から小説を書き始めたのだとか。作品を拝見したところ、キャラクター設定もしっかりしているし、芸能業界の話もリアリティがあって。なんと、作品は約10万字の超大作。す、凄い……!

 杉菜さんのあとがきを読んでいて、素敵だなぁと思ったところがあったので紹介させてください。

親バカならぬ作者バカなのかもしれないですが
私、この物語が大好きなんです。

もし100人中100人が「ツマラン」という評価を下しても
私は、おそらく好きでい続けてしまうと思います

うん、素敵だ!

 私は、自分の作品を好きでいることが一番大事だと思っていて。作品を信じて、愛してあげないと。そういう思いは、読む人にもそれが伝わると感じています。だからこそ、その言葉がとてもいいなと思いました。

【おすすめ作品】

 こちらは、それぞれ異なる苦労を背景に抱える4人の社会人(音楽の天才たち)が、知り合ってバンドを組むストーリー。

 冒頭で「プリンセス・マイカ」という五人組アイドルを売り出すためにと話をする芸能業界の人が登場しますが、まぁリアルです。実は友人に元業界の方がいるのですが、杉菜さん取材されたのかなぁという位リアリティがあります。業界人のセリフのやり取りも、実に面白いなぁと。

⑨「言葉をあやつるアーティスト」という言葉に惹かれています/ソラノカナタさま

 ソラノカナタさまのあとがきによると、なんとごはんも食べず、オールスターゲームも観ずに一心不乱に、ひたすら書き続けたそうです。お体、大丈夫でしょうか?

 さらに気になるのが、「書きたいと思いたったのが、締め切りの20日ほど前」ということで。そこから書き上げるの、大変だったと思います。締め切りまでに、作品間に合ってよかったです!

【おすすめ作品】

 「“渾身の一作” にして “大問題作”そらかな本気のエッセイ」ということで、これは期待大!密かに気になりましたが「そらかな」という呼び名、かわいいですね。マナカナみたいです。

 元「宗教2世」の話ということで、実は私も3世です。祖母が某宗教の熱心な信者でした。まぁ、私は自分を神と思っているので宗教は入っていませんが。高校は仏教校で、校歌は「南無阿弥陀仏」でしたね。「な~むあみぃだぁ~」って、歌うんですよ。法事の時は、校歌を口ずさめちゃいます。

 って私の話をしてすみません。宗教の話は、人それぞれなので否定はできません。人によっては、救いでもあるので。そういう意味でも、中立的な目線で読み進めることにしました。

 話によると、お母さまが宗教にハマり出した理由が、「ある出来事」なんですけど。まぁ、人間って自分が辛い時に救われると、熱心にそれを信じてしまうことってありますよね。

 何かを信じるって大切なプロセスでもあるけれども。どこかで冷静になるとか、周りの人に迷惑をかけていないか、1人よがりになっていないか。その辺り、ちゃんと冷静になることが大切なのだと、改めて考えさせられます。

⑩みんなで、この素晴らしい経験を分かち合いましょう!/さちさん

 さちさんが今回作成した作品は、参加中の「オーエイチコム」という子ども食堂支援のコミュニティを主催するJagaさんから、「僕の作ったピアノ曲に、物語をつけてみない?」と声をかけていただいたことがきっかけなのだとか。

 作品の誕生秘話って、聞いていると面白いですよね。どこから何が生まれるかわからないので、常にアンテナを張っていたいなぁと感じます。(※疲れちゃうけどね)

 さちさんが今回の企画に参加したのは、こういった理由があるとかで。

素晴らしかったこの体験について、他のみなさんと分かち合いたい、作品を応募したり応援したりされたみなさんの思いも聞きたいし、願わくばわたしの思いも聞いてもらいたい。次第にそんな思いが、漠然と、ふつふつと、湧き上がり始めました。

 実は私も、ほぼ同じような気持ちで企画を考えました。もっとふわっとした思いつきのような感じですけど……。(色んな人を巻き込んでしまい、すみません)

【おすすめ作品】

 今回、さちさんがエントリーしたのは小説と音楽でひとつの世界観を作る、おはよう、私という作品のみとのこと。

 ストーリーの中で、子どもの産めない瑠璃に対して「子どもがいないと自由でいいね」という方がいるんですけど、不妊治療時代を過ごした経験のある私から見ると、ちょっと胸にくるものがありますね……。でもこういうセリフを吐く無神経な人、結構いるんですよ。悪意はないんですけどね。

その人にしかわからない孤独、葛藤ってあると思います。全部が語れるものじゃない。でも、だからこそ相手の背景に想いを馳せられるようになるといいなぁと。作品に触れた時に、つくづく実感しました。素晴らしい作品を、ありがとうございます。

⑪普段は他サイトで活動しているとのこと!応募作をスコップしちゃいました/名瀬口にぼしさま

 創作大賞に挑戦するのは、今回で3回目だそうです。にぼしさんによると、小説投稿サイトには小説しかないものの、noteには多様なジャンルの作品がある。だからこそ、同じサイト上で活動している小説の書き手として漫画家さんの漫画を読み、感想を書けるのはnote特有の体験とのことで……。

 確かに、色んなジャンルの作品に触れられるのは、noteの醍醐味ですよね。小説、漫画、ポエムからオールカテゴリまでいろいろあって、私も楽しめました。

【おすすめ作品】

 人に食べられるために生まれた神様が登場するんですけど、そのアイデア面白いなぁと感じました。それ以上に凄いなぁと感じたのが、登場する人物のリアリティというか。女性特有の価値観とか葛藤って、あるじゃないですか。その辺りの表現が巧みですね。女性というか、人物を凄く観察されていると感じます。

 あとは、ストーリ―に登場する「知れば知るほど、こわいものが増えていく」というセリフがあるんですけど。知らない方が幸せってこともある。でも、知っているからこそ選択できるものもあるし。色々考えさせられる、不思議な作品です。

⑫昨年は中間選考通過作品も!独自チャート作っちゃうのすげぇ/広瀬クリストファーさま

 広瀬クリストファーさまは、14作品応募されたとのことです。昨年は中間選考通過作品もあったとのことで、す。凄い!

 そして、それぞれの作品の傾向が読む前にわかるようにと「レーダーチャート」をあとがきで作ってあるのですが、新しいなぁと。視覚的にわかりやすいのはいいですね。

そのチャートの項目も、めっちゃ面白い!

レーダーチャート配点6項目
・アホアホ度
・節度のある笑い度
・青春度  
・知的情報度
・社会文化・真面目度
・異国情緒・異文化度 

節度のある笑い度は大事

 チャートは「お笑い」「社会性」というものではなく、全部捻りがあっていいですね。アホアホ度はめっちゃ知りたいところです。

【おすすめ作品】

 今回の作品は、「創作大賞」で一次選考を通過した「リンダばあちゃん、運転中に泣いたら危ない!」をブラッシュアップして、さらに ChatGPT に描いてもらった挿絵を添えて作られたとか。文明の利器を、上手く駆使しておられる。素晴らしいですね。

エッセイは、ワーキングホリデー・ビザでオーストラリアに渡り生活を始めた俺のストーリー。女性のバスドライバーであるリンダばあちゃんとのやり取り、楽しく読み進められました。

 リンダさんとは色々あったけど、再会をしてから風向きが変わるのですが、そのあたりの過程が読み応えあります。流石中間選考を一度は突破した作品といいますか。イラストも素敵なので、今年もいいところに行けそうな予感……!

⑬ちょっと遅れてしまいましたが、今回は特別で紹介しますね/葉咲透織さま

 実は今回、締め切りより少し遅れてしまってのご参加でしたが……。彼には過去に「拙作」を紹介してもらった経緯もあり、感謝のお返しといいますか。今回は特別に「あとがきを読んだ感想」を書きますね。(※今回は、特別という形になります)

 なんと、2023年の集英社ノベル大賞では一次選考まで通過した経験があるとのこと。す、凄い。執筆した作品は、「本屋バイトのレジで、五円のお返しでございますと言っておつりを渡したときに、『もしもこの『ごえん』が『ご縁』だったら』と感じた」というところから、ストーリーが生まれたそう。

 本当に、どんなきっかけでストーリーができるのか、わからないものです。常に「これは」と思うことがあれば、メモしていきたいと感じました。この度は、ご参加ありがとうございます~。

【スペシャルサンクス】

 神崎さやかさん、青野晶さん。「それは、パクリではありません!」の感想を書いてくださり、ありがとうございます。それぞれ、ちょっと簡単な紹介にはなりますが……。お礼させてください。

神崎さやかさん

神崎さやかさんには、「それパク」の感想をいただきました。

驚いたのは、設定が作品の盗作になっているため、法律の知識など必要になるところ、しっかり描けているところでした。ライターさんだから? 調べて書くの、慣れている気がしました。だからこそ、作品のクオリティーが高いのだと思います。

しかもね、めちゃくちゃいいところで終わるんです。続きが、気になるーってところで。もうね、引きがすごい!

続きが気になるから、書籍化希望します(笑)!

う、うれしい!

 嬉しい感想、ありがとうございます。神崎さん、めちゃくちゃ褒めてくれるので調子に乗らないよう気をつけますね。

 今回紹介するのは「娘の好きなところを100個書いてプレゼントしてみた
」という素敵なエピソードにまつわるエッセイ。

 私にも3歳の娘がいて、まだ言葉は話せないし、文字を書いても意味を理解できそうにはないのですが、大きくなったら試してみたいです。

 神崎さんのエッセイって、試してみたくなるような内容もたくさんあるんです。あとは「あっ、わかるわかる!」みたいな。

 個人的には「わたしを信じて下さい」のエッセイが、めちゃくちゃ共感しました。直ぐに結果が出るものより、コツコツ続けて成果が得られるのがいいですよね~。

青野晶さん

青野さんより、「それパク」の感想をいただきました。嬉しい感想もいただいたので、ちょっと紹介。

夢を諦められないまま大人になった女性の日常がリアルに描かれていた。
読み手を楽しませるためのキャラクター造形にも工夫がある。
展開から、書き手はエンタメ作品を愛し、よく鑑賞する方なんだろうなと思った。

青野晶さんより

 嬉しいですね。普段からエンタメはよく見ます。どんな時に、自分は楽しいと思うのかとか。その辺りは、作品に反映させようと思っていました。嬉しいお言葉、ありがとうございます。

 青野さんは、バレエ×小説も書かれています。

 「嘘つきたちの幸福」を少し拝見しましたが、会話のテンポが良くて、イキイキしていて、まるで本当にここに登場するキャラクターが生きているみたいで。臨場感がありますね。

あとがきによると、小説の世界でバレエ鑑賞をしたいと思って書き始めたのが「嘘つきたちの幸福」だったのだとか。実は筆者、バレエ半年だけ習っていました。バレエって踊りの基礎なので、少し嗜むだけでも他の踊りが生きるというか。姿勢がよくなるから、映えるんですよね。(私はよさこいの方でした)

あとがきによると、バレエを最大限楽しむために、公演の原作小説を読んだり、公演開始の1時間くらい前に行って公演プログラムを熟読されていたり。リサーチ×取材力が凄いなぁと、感心します。


 今回の記事で、私が「あとがき」から感想を書くのは最後になります。ただ、企画タグをつけてくださった方はマガジンに入れていくので、その中でお互いの作品を読み合ったりして、楽しんでください。応援期間は、スキやコメントも評価になるのかよくわからないですけど……。お役に立てればいいなと。

 今日は取材が夕方からあるので、お仕事頑張ります。みなさんも、お仕事やプライベートなど頑張ってくださいね。以上、みくまゆたんでした!

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