働く妊婦に優しい国になって欲しいです
共働き夫婦が増えている今、妊娠してから仕事をセーブするのはなかなか難しい問題である。
会社側からすれば、「いかなる理由があっても会社に来る限り仕事に集中して欲しい。お金は払っているのだから」というのが正直なところ。
しかし、女性側からすれば、せっかくできた命を何がなんでも守りたいと思うのが性。ただ男性上司、もしくは妊娠出産であまり苦労してこなかった女性が同僚ならば、なかなか理解は得られないだろう。
また、最近では感染症の問題を解決するために、多くの提案が政府から上がっている。
マスク二枚、助成金などなどいろんな提案は上がるものの、妊婦に関する提案は見かけない。それどころか「不要不急の妊娠は控えろ」と、不妊治療中の女性達に対し、治療の延期を求められることとなった。
不要不急の不妊治療?
不要不急の妊娠?
正直、40歳過ぎてからの女性からすれば、一刻も早い治療が求められるべきである。そもそも、不妊治療の説明会では「早いうちに多くの採卵を」と医師達が伝えているというのに。
確かに薬がない今、妊娠はリスクが伴う。
しかし、移植の延期はまだしも、採卵にリスクはあるのだろうか?それとも、院内感染したら困るから?うーん。だったら、すべての病院も同じ条件になるのではないだろうか。
少子化少子化というけど、妊婦や不妊治療中の女性が後回しにされている社会で、どうやって安心して赤ちゃんが産めるのだろうか。
最近では、妊婦でも普通に仕事をしている女性が多い。
男性側の給料がなかなか上がらない、経済的な理由が原因とも言われているが、ついつい周囲に気を使って無理をして仕事詰めてしまう人も少なくない。
私はフリーランスなので仕事をいくらでもセーブすることができるが、もしOLのままだったなら同じように周囲に気を使って無理をしていただろう。
そういう意味でも、私は仕事辞めてフリーランスになって良かったと思っている。仕事の安定はしないけど、私自身や子供の命には変えられない。とくに最近は、感染症の問題もあるからね。
さて、果たして妊婦は仕事の無理をしても大丈夫なのか?
そこで、是非ともこちらの記事を読んで欲しい。
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働く妊婦を長く診てきた母子愛育会総合母子保健センターの中林正雄所長は「通常の仕事量の7~8割に制限できれば、多くの人が無事に出産まで過ごせるはずだ」としている。
母親が仕事で疲労をためたり、強いストレスを感じたりすると、血流が悪くなり、胎児への酸素の供給が滞るなどして、胎児に影響が及ぶ。おなかの中の居心地が悪くなると、赤ちゃんは外に出ようとしてしまい、それが出血や強いおなかの張りなどのサインとして表れる。
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こちらの記事で紹介されていた内容では、妊婦の仕事セーブは必要との記載がある。
疲労やストレスは血流を悪くさせるというのは、妊活雑誌にもよく記載されていたので、私もかなり気をつけていた。
無理をしてはいけない。安静にしたい。
でも、周囲の目が気になる。仕事断って嫌な顔されたらどうしよう?
それでも「君にしかできない」と言われたら、断れない。
フリーランスという立場ならそこそこ断れるかもしれないが、サラリーマン、OLの立場では会社都合で動かなければならない。
そのような女性を守るには、周囲の協力が必要であるし、そして女性に優しい提案をしてくれる政府の力が必要だと思う。
企業によって違うかもしれないが、私が以前勤めていた会社は政府や社会の流れに敏感だったと思う。
テレワーク導入は遅かったけど、最近の感染症問題でやっと重い腰を上げるようになったとも聞くし。
私が辞めてから、元職場はどんどん新しい制度を取り入れて変わろうとしてる。時代から取り残されないように。きっと、これからも時代のニーズに沿って変わっていくのだと思う。
これから少子化が進むと言われているが、女性に優しい国になれば自然と赤ちゃんを授かりたい、子育てしたいという世帯が増えるのではないだろうか。
経済を上げるという意味では、大変時間はかかるかもしれない。
でも、長期的な目線で見れば、目先のインバウンドを狙うよりも日本の経済は豊かになるのでは?ほら、女性って子供のためにはいくらでもお金を注ぎ込むでしょう?
子供が多いということは、それだけ経済が回るものだと思うんだけどなぁ。将来の働き手も必要だし。
まぁ、そんなことをこんなnoteの片隅で叫んだ所で、どうにもならないかもしれない。
でも、1人の意見が誰かの心に響くことで何かが変わるかもしれない。
小さな可能性だけど、私はそれに懸けてこれからもnoteを続けるよ。
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