焚き火でマシュマロを焼けちゃう!NEMUリゾート宿泊編【伊勢〜志摩旅レポート②】【第3話】
※今回の記事は、「日産自動車 ソーシャルメディア事務局」様のイベントで当選した1泊2日「 #GREENJOURNEY 伊勢志摩」トライアルキャンペーンの旅レポートの「第3話」になります。
私は今ライターとして活動したり、noteで創作なども楽しんでいます。
創作大賞終わった直後というのもあり、悲喜こもごもなツイートやnoteも多いです。私自分も実は「悔しぃィィィィ(中間選考落ちた)」という状況ではありますが、ここで区切りをつけて一歩前に進みたいなぁと。
↑せっかくなので、応募作品を宣伝しておくか……。
この数日間。旅をしながら、心の整理をずっとしていました。
落選した瞬間、こんなに悔しかったんだなぁと、改めて思いました。おそらく、めちゃくちゃ頑張ったんでしょう。
もちろん、そんな簡単に悔しい気持ちを整理できる訳じゃないけれど。
私は絶対に、次に繋げてみせます!!!!
そんな訳で、自分も含めて「いろんな人の気分転換になるというか。どんな立場の方でも、気軽に楽しんでもらえるような旅エッセイを書きたい」と思い、書き綴ってみました。
珈琲飲んでる感覚で、気軽に楽しんでもらえると嬉しいです。
↓本文はこちら
宿泊したNEMUリゾートで夕ご飯を予約していたのは、20時。時間があるので、お風呂に入ることにした。
お風呂は3種類あり、主に以下のとおり。
・潮騒の湯……自家源泉の天然温泉
・合歓の木湯……ネムノキ樹皮エキス成分が配合された露天風呂。ミキモトコスメティックス共同開発とのこと。
・真珠の湯……ミキモトグループの「ミキモト コスメティックス」が開発に携わったパールオーロラ風呂。
真珠の湯は、パール成分のお陰なのか、お湯がキラキラと光っていて、見ているだけで癒される。
アメニティ(シャンプーから、化粧品まで)は、すべてミキモトコスメティックス。正直、ミキモトコスメは気になっていたけど、高くて手が出せなかった。高級シャンプーや化粧品を気軽に楽しめるのも嬉しい。
お風呂から出ると、オリジナルドリンク「みえのしずく」も楽しめる。さっぱりとした柑橘系ジュースで、とても美味しかった。
食事は、ホテル内にある里海さんへ。
和食のコース料理に、舌鼓を打つ。
夫は、スカイブルーの色をしたお酒を注文していた。
いつもなら迷わずビールだけど、「旅エッセイ書くんでしょ?なら、SNSで映えると思って」と夫が呟く。
どうやら、彼なりに「写真映え」を意識したらしい。私より、意識がプロじゃないか。
お子様ランチも、かなり豪華でびっくり。お料理が届くなり、驚いて目を丸くする娘が可愛い。
今回の旅は懸賞当選のご褒美だが、キャンペーンを運営している日産自動車様には、本当に感謝しかない。
ご飯を食べたあとは、焚き火カフェへ。焚き火カフェとは、敷地内にある焚き火を楽しみながらマシュマロ、珈琲を楽しめるスポット。
マシュマロは、自分で焚き火の中に突っ込んで焼いていく。火の粉がバチバチ飛ぶので、何気に命懸けである。
「○○ちゃん(娘)にも、この感動を体験させてあげたい」
そう言い始める夫に対し、戸惑う私。流石に危なくないだろうか。
私は最初「危ないから、止めた方がいい」と提案した。
「大丈夫だって。僕がサポートするから」という夫と、間で困惑するスタッフの方々。
結局、夫のサポート付きで体験させることにした。娘は堂々としていて、嬉しそうだった。
火を使うので、小さい子がいる場合はくれぐれも親がすぐ近くでサポートできるような体制にしておくと安心かも。風向きによって、火の粉が飛んでくるので……。
マシュマロは溶けると、トロトロに。口の中に入れると、ふわっと溶けていく。カフェでは、珈琲も楽しめる。
焚き火カフェは、天気が良ければ本来なら星空を楽しめるらしい。残念ながら、この日は曇りで星は少なめ。
スタッフの方によると、星を楽しめるように外の照明を少なめにしているそうだ。道が真っ暗なので、ホテルでは懐中電灯の貸し出しも行っている。
「星々って、人の出会いだと思わない?家族、お友達、職場とか。出会いって星だと思う。いろんな出会いが重なって、今がある。だから、出会いは大切にしなくちゃね。そうじゃないと、この世は真っ暗闇だよ」
空に光る星を探しながら、夫が突然こう言い放つ。壊れたのかと思った。
なんでそんな話をしたのかというと、どこかの漫画のセリフだよと笑っていたが。ロマンティックなことを、ふと言いたくなったのだろう。
それにしても、漫画のセリフに「職場」なんてワードがあるとは思えない。おそらく、夫の思いつきではないだろうか。
出会いは、一期一会。確かに大事なのだけれども。
でも、どうしてだろうか。自分が良くしてもらっている時ほど、その有り難みを見落としてしまうというケースは多い。
良くしてもらえる時に、その有り難みに気づいていれば。
だけど、それが難しい。いい時って、傲慢になりやすいから。
もっともっと、自分を認めてくれる凄い人はいるんじゃないかと思ってしまう。
でも、それは違う。その人があなたを褒めてくれたのは、目の前にいるその人だからだ。
それがわからないままだと、これから先もずっとあてのない旅を続ける羽目になる。それはとても苦しい。認めてくれる人を、認められないまま生き続けることになるのだから。
だから、褒めてくれる人。認めてくれる人。必要としてくれる人の存在は、大切にした方がいい。
私自身も、「あの日、あの時。私のために尽くしてくれた人、良くしてくれた人を。もっと大事にしていれば……」と、あとで後悔した経験は多い。
でも、あの時手を離してしまったのも、縁なのだろう。
若い頃は、自分に手を差し伸べてくれる人たちの手を「どうせ、若さだけが目当てなんでしょ?」「内面なんて見ていない癖に」と、卑屈になっては、必死に振り解いていた。
今ならわかる。あの頃は、若さ特有の美も、年齢も。すべて武器だった。そもそも内面なんてものは、少しずつお互いに知っていくものである。
出会ってすぐの人がデートに誘ってくれているというのに「どうせ、私の若さや見た目が目当てなんでしょ。内面なんて知らない癖に」って……。
当たり前だろうが。それ以外に、何があるの?
出会いの場でスタートするような縁は、第一印象から始まるもの。そこからじっくり時間をかけて、お互いを知っていく。
あの頃の私は、傲慢だった。だから婚期が遅れたのだ。
若さという特権は、年と共に弱っていく。使えるうちは、存分に使った方がいい。そのうち使いたくても、使えなくなっていくのだから。
でも、後悔しながら「縁」のあり難みをしった今だからこそ、今は素敵な縁の数々に恵まれているのかもしれない。
【続く】