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デジタル汚部屋が片付かない


私のデジタルまわりは散らかっている。


パソコンのデスクトップ、スマホのホーム画面、そしてメッセージアプリ等。
そこには、たくさんのファイルやアプリが雑然と並び、次から次へと入ってくるメッセージが溜まっていく。


その散らかり様から、汚部屋といってもいい。


AIによる「デジタル汚部屋」の画像
これは普通の汚部屋ですね


パソコンを閉じてしまえば、考えないですむし、スマホを見なければ、気にならないかもしれない。

でも、それらの部屋に入るたび、物理的な部屋の散らかりと同様のストレス、嫌悪感、圧迫感を感じるのだった。


そろそろ、脱出したい


ちょうど、8月の1ヶ月間、部屋を片付けたおかげで、気持ちは片付けモードだ。


そこで、9月はデジタルまわりの片付けに挑んでみたのだった。


まずは入ってくるものを断つ


受信ボックスに入ってくるメッセージ、1日約200件
会社員の時は、それが当たり前だった。

だが、今の自分に送られてくるそれらのほとんどはメルマガだ。

「メルマガ登録でお得な最新情報をお届け!」
せっかくだから情報は欲しい。
登録してしまうのだった。

でも、受け取っても読まないものばかり。
だから結局、削除に追われた。

たまに有益情報を得られることもある。
でも、欲しい情報を自分から取りに行く術は、いくらでもあるではないか。

そんなわけで、本当に必要な数件だけ残し、登録解除作業に入った。

解除しながら判明していく、登録した覚えのないメルマガ、完了に数日かかるところ、解除したはずなのにまだ届くメルマガ、同じ企業からくるテーマの違う複数のメルマガ、でも一斉には解除できないタイプ等…。

メルマガが届く頻度はまちまちだから、結局ほとんどの作業を終えるまでに3週間ほどを要した。

解除したメルマガ約100件

メールが全然こなくなった。


メッセージ系はまだあった


LINEだ

アプリアイコンの右上に表示される通知バッジ。
そこに表示される未読メッセージの数は、気づくと500を超えている

多い?普通?


この数字が、一般的なのかどうかわからない。

でもこの中に友人からのメッセージは一つもない。
これらは全て企業の公式アカウントからのお知らせだ。

「LINE登録ですぐに使える20%OFFクーポンをゲット!」
せっかくだからクーポン欲しい。
登録してしまうのだった。

好きなブランドでメルマガでも登録していたケースがあった。
同じお知らせを両方から受け取っても意味がないのに…。

これだけ未読数があるということは、ほとんどのお知らせを読む気がないということだ。
だから、既読にしていくか、そのまま放置することとなる。

受け取るのは無駄、既読にするのも時間と労力の無駄。
でも未読の数字が増えていくのも気持ち悪い。

そんなわけで、本当に必要な数件だけ残し、アカウントのブロック作業に入った。
こちらは決めてしまえば早い。

ブロックしたアカウント41件

お知らせ、全然こなくなった。


この後は、溜め込んだものを取捨選択し、整理整頓だ

生活していると、どうしてもものが増えていく。

重要そうなもの、すぐに使いそうなもの、必要かどうかあとで検討しようというもの…、机の上にちょい置きして、そのまま放置。
そしてものが溜まっていく。

書斎のデスクや、食卓のテーブルはこうなりがちだ。

そして、パソコン内においては、デスクトップがそれにあたる。
ちょい置きしやすいから、気がつくと、ファイルで埋め尽くされてしまうのだった。

パソコンを立ち上げると、最初に目に入ってくる画面、デスクトップ。
雑然とものがあふれたその汚部屋を見て、いい気分になるわけがない。


デスクトップ Before
これ普通?


そんなわけで、いらないものを捨てて、種類別に小さなファイルボックスに収納。
さらに大きなファイルボックスに収納し、コンパクトにしていった。


デスクトップ After
パソコンを開くと壮大な景色が!


今までこんな壁紙を使っていたのか、と気付かされた。

壁紙以外、ほぼ何もない。

パソコンを開く度、何かを始めよう!という気になってきた。


ここまで順調だ


メッセージこない、お知らせこない、デスクトップにはほぼ何もない。

いらないものを捨て、無駄な時間を減らすことに成功した。

始めるまではめんどうだったが、やってみたら、意外とスムーズだった。

ここで、片付けモードから片付けハイに切り替わった。


この勢いで、進める


最後に、スマホ(iphone)のホーム画面に取り掛かかった。

6ページにわたるホーム画面に置かれたアプリの数、153件

この数は普通なのかもしれない。

でも、必要ないものもあるし、並べ方もうまくいかない。
パソコンのデスクトップと同じで、圧迫感を感じなくもない。

そんなわけで、アプリの取捨選択に入った。

10件削除。

あれ?思っていたほど減らせない。
すっきりしない。

時間をおいて、再び作業。
でも、さらに削除できたのは10件のみ。

やり方を間違っているのか?
まだ何か削除し損ねているアプリはないだろうか?

片付けハイからの片付けスランプ


ここまでくると必要最低限のものだけに絞りたくなってくるのだ。

再び、吟味した。
アプリにも自分にも問いかけてみた。
時間をおいて、問いかけ続けた。

すると、頻繁には使わないけど、たまには使うというものが多いと気づいた。
それらを使う局面は突然やってくることもあるから、ホーム画面から取り除いたり、削除してしまうと不便なのだ。

だから削除できない。

結局、合計34件のアプリのみ削除し、ホーム画面に残った100件以上のアプリを、頻度や内容に合わせて、整理。


結局、片付かなかった


本当はもっと削除できたかもしれない。

まだアプリに対する余計な執着があって、それを捨てられないせいかもしれない。

だが、同時に、「片付けなければならない!」と、思い過ぎている自分にも気づいてきた。

別に、捨てればいいってものじゃない。
捨てることが正義でもない

今の自分が必要だと思うものは必要、ということでいいのだろう。

日々使い、欠かせないものとなっているスマホ。
もはやその中にも自分の生活が存在してしまっているようだ。

だから、家の中と同じように散らかりやすいことだけを自覚しておけば、今はいいか…。

と、とりあえず気持ちに折り合いをつけて、デジタルまわりの片付けを終了したのだった。

AIによる「片付いたデジタル汚部屋」の画像
悪化してないか?


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


追記:コングラボードをいただきました!
お読みくださった皆様、ありがとうございました😊

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