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mikieee
2021年4月2日 02:51
歩いた歩数をカウントするかの様にたくさんの言葉が紡がれ、その度にそれぞれが見えている世界を共有しあえた気がして嬉しかった。今日はそんな話をしよう。 わたしの物語には、突如としてそれらぜんぶを攫っていく人物の登場はあまりない。だから今思うと羊くんとの出会いは人生の転換期のはじまりだったのかもしれない。 とはいえ、彼がどのような過去を過ごし、わたしとどこで出会ったのかに関してここに記すつもり
2021年3月28日 05:31
早朝5時。さっきまでパソコン作業をしていたからなんだか変に目が醒めてしまって、なんとなくベランダに出る。ついでになんとなく見上げた空の、濁ったグラデーションの青が形容するにはあまりにも複雑で、とても美しかった。 徐々に、そして確実に朝へと向かっているその空を見て、当然のように夜の終わりと朝の始まりを実感する。1番反対方向にいると思われるものはいつだって隣り合わせて、終わりと始まりもその例外で
2020年8月26日 00:37
「本当ごめん。その日急にアルバイト入らなきゃいけなくなって、リスケしてもいい?日程また連絡するね」そんな風に言われると「うん、いいよいつでも」とか思ってもないことを口走ってしまう。本当はものすごく楽しみにしてたけど、それを言って相手の罪悪感を高めるのであれば私が感情を塞げばいいのかなと思う。でもドタキャンされた側に残るこの苦い思い、責任持ってどうにかしてくれよと内心思うのです。最近な
2020年8月24日 00:40
「好きです、付き合ってください」顔の可愛い後輩から告白された。天文サークルの後輩。足細いのに意外と胸あるし、さらさらな髪の毛で、性格も繊細で可愛らしい。その外見の良さで人に嫉妬されて、そのたびに、外見にやられた男が助けてきたんだろうなって感じの子。まあかく言う俺も、その子が同期の女子から軽い嫌がらせをされてるって話を聞いて、顔が可愛いし少し助けてやった。そしたら俺のこと好きになったか。まあ
2020年8月23日 03:31
「私のなかの人間2人住んでるからさ」とか言って本気なのかそうじゃないのか図かねる顔をこちらに向けてくる。今日は小さい頃からの腐れ縁のゆきと人気のカフェに来た。「それにしてもここのカフェさ、写真で見たらすごく広いけど、中に入ってみると意外と狭いね。鏡でこんなに広く見せてるのか〜。まあいいや、それでさ、みきも知ってる通り、私って純粋でキュルキュルした人間じゃん?」さも当然かのように言ってし
2020年8月20日 00:11
君と連絡を取っていたのが丁度1週間前だから、ああもう7回も1人の夜を過ごしてしまったんだ。日に日に君と共有した時間が友だちとのLINEに埋もれる。なんでそんな思わせぶりなことするくせに7日も放っておくんだろう。そんなツレないところもそそられるんだけれど。若い男女が複数人集まって、恋愛の話をしないことなんてあるんだろうか?って思うくらい、そうやって寂しい夜を埋めるよね。まだ青くて悟ってないから
2020年8月18日 00:04
「好きなように話していいんだよ」なんて言われたって、好きなように話す方法を知らないから出来ないんだよ。もっと自由に、とか思ったことを言っていいとか、そんなこと今更言われたって出来るわけないじゃん。小さい頃はあれだけ決まりとレールで雁字搦めにした癖に都合がいいなあ。だから絶対子供にはそんな思いはさせない。あ、違うわ。そもそも子供なんて作らなければいいんだ。親の血は許せないし、だから自分の血が許せ
2020年7月29日 00:58
ああ今日も頭が痛いな。何をする訳でもない自分に嫌気が差した自分を俯瞰することにも飽き、そのアイデンディティを喪失しつつある今日、布団でごろごろするのにも飽き、本当に息しかしてないというのにも飽きた。そう全てに飽きてしかいない。という謎の何もしていないマウントを取りつつ平静を装う。外では明るいフリをしていて今日も暗い文章で整合性を取って、自分の善悪のバランスを取っている。といっても端から見ても
2020年7月5日 00:15
心の換気が足りていないから、宛先のない言葉がナイフとなって突き刺さる。仕事終わりに立ち寄った定食屋さんで飛び交う外国語に、ビールが遅いとイラつくおじさんに、怯える。別に自分に対してのアクションじゃないけど、心の通気性が悪いと、そんな些細なことでも詰まりを起こす。グラグラする椅子で一生懸命バランスをとって、その場をやり過ごす。男の人ってもしかしたら、力でねじ伏せてやるっていう自分へのお守りがあ