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究極のリフレーミング:ヴィクティムからアカウンタブルへ

金沢で被災した経験を、綴っておこうと思い書いています。
能登は亡き父の故郷で、写真のように親戚一同で夏休みやお正月に集まっていた記憶があります。
今日で一週間ということで、未だ余震に備え続けながら悶々としている中、
やっと初めてMacを起動しているところです。
一時は、金沢も長い揺れが続いたため、思わず家の外に避難しくらいでした。
能登の方々の被害を観ていると、いつか社会貢献したいという想いが湧いてきます。

「家族が見つかるだけでも、ありがたいです。」

ニュースを観ていて、家が倒壊したりして、ご家族の生存が望まれない方がおっしゃっていた言葉。
きっと、他のご家族やご近所の方を気遣ったり、救助の方々を気遣ったりして
慎ましくおっしゃっているんだろうな、と感じていました。
でも、ふと思ったんです。

この言葉って、”究極のリフレーミング”じゃないかな、と。

物事をみる視点や思考の枠組みをポジティブに転換することを、
コーチングでは「リフレーミング」と言います。
コーチング以外でも、キャリアコンサルティング等でも使われている用語です。

震災でご家族の死に直面されるという究極の状況で、
この方は、ご自分の力で、”究極のリフレーミング”をなさったのではないか。
そう思い至りました。

ヴィクティムとアカウンタビリティ

私が学んだビジネスコーチングのスクールでは、
”ヴィクティム”(=犠牲者意識)と”アカウンタビリティ”(=主体的に物事に関わっていく態度)という用語を習いました。

こんな状況で、誰もヴィクティムになることを否定しない中で、
ニュースに映っている方は、”ご家族の死”という事実を直視し認め、
今できる最善のコンディションにご自身の視点を転換し、
しっかりと生きていこうとしていらっしゃる。
きっと、何晩も苦しみ抜かれた末のアカウンタビリティだったと思います。

コーチングセッションを受けなくても、人間は強くセルフコーチングして
人生を生き抜いていく。
究極の状況で、人間は生きる選択をしていく。
そんなことを、学んだ気がします。

雪が降って曇り空でも、いつか必ず雲間から光はさす。
自分のファウンデーションを整えて、明日から日常に戻っていこうと思います。

無理せんとくまっし。頑張らんでいいげんよ。



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