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介護体験サイトを作ったら、メディアで連載することになりました

夢のあるお話をひとつ。

少し前に母親が突然倒れ、介護になりました。するとしばらくして父も倒れ、これまた介護になりました。

それまで両親ともに健康だったので、私は介護については何も知りませんでしたし、この「同時多発介護」は、本当に大混乱でした。

私は編集者出身、今はクリエイティブコンサルタントをしていますので、情報収集はお仕事の一部。急いで介護の本を買い、WEBで調べ、周りの経験者や、介護専門家に話を聞きまくり、そこそこの知識を得て、今では戸惑いも少なくなりました。

落ち着いてから感じたことは、「日本の介護の仕組みはいいとこもたくさんあるが、初心者にはわかりづらい」。

そして、WEBで「体験談」をたくさん見て相場観を養いたいのに、口にするのも辛い体験もあるからでしょう、「欲しい情報がなかなかみつからない」。

どこが夢のある話かって? お待たせしました、ここからです!

それまでは、誰か介護に関する情報をわかりやすくアプトプットしてくれないかな〜と思っていたのですが、月日が流れ、介護対応に慣れてくると、私もクリエイターのはしくれとして「自分が発信するべきかな…」と考えるようになりました。

この大変な経験は、親の介護サービスについて悩んでいる方や、親が介護になりそうだけどよくわからなくて不安、という方に役立ててもらえるかもしれない。

そう考えて、自分の介護サイトを立ち上げました。

私は、リクルートを20年勤め、独立して7年が経つという、そこそこの仕事人間。日々起こる介護のあれやこれやに対し、主介護者(主となって介護をする人)として対応を求められますが、頭の中では、まるでビジネスのように判断しているのに気づいて。

サイトのテーマを「ビジネススキルで介護を乗り切っていく」という形にしてみたのです。

そうしたら!

介護サイト『tayorini』(運営LIFULL)さんから「企画が面白い」とお声がかかり、なんと連載をスタートすることになりました。

自分が辛かった時、辛い内容を見るのは本当に辛かったので、サイトトーンとしては「なるべく具体的に、わかりやすく読みやすい、コミカル調体験談」として表現しています。

今でも、どこまで情報を開示すべきかは悩んでいますし、あの大変な経験を思い出すのは辛かったりもするのですが、我々クリエイターは恐れずにどんどん発信するのが正解のはず!(間違いに気づいたら、すぐ修正できるのがWEBのいいところ)と日々自分を盛り立てています。

もし何かを発信するのにためらっている方がいらしたら、(悪口や人を貶めるような内容でない限り)絶対発信した方がいいです!とお伝えしたく、投稿しました。

あの大変な経験が、今ではお仕事に。

辛い時期から考えると信じられませんが、この気持ちを忘れずに日々感謝し、原稿作成に苦しみたいと思います苦笑。

(ちなみに自分のサイトは、勉強になるからとWEBデザインも自分で行なっておりますが、わたくしデザイン発注はしていても、デザイナー経験はないので、こちらも日々苦しんでおります苦笑)

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