イングランド王はフランス人女性を好む?
ヘンリー2世(1152)からヘンリー6世(1445)に至る約300年のあいだ、歴代イングランド王の王妃で、イングランド人女性は一人もいません。イングランド王妃は、すべて大陸のフランス出身でした。イングランド王の宮廷では少なくとも英語で公文書を作成することになったヘンリー5世の時代までは、継続的にフランス語が使われていました。
(この記事の内容は、Henriette Walter, Honni soit qui mal y pense, Paris, Laffont, 2001