「今さら聞けない」Apple Intelligenceとは何なのか、おさらいします
10/28に、Apple IntelligenceがiPhone、iPad、Macで提供開始されました(米国英語のみ)。
でも、知らない人にとっては、Apple Intelligenceって結局何ができるの?って感じですよね。でも実は、僕たちの生活を変えるAIになるのかもしれません。
今回は、Apple Intelligenceの概要をサクッと掴めるように、現地点で発表されている情報をもとに解説します。
Apple Intelligenceとは
Apple Intelligenceは、Appleが開発した最新の生成AIです。iPhoneやiPad、MacなどのApple製品に搭載され、使用者のプライバシーを重視しながら高度なAI体験を提供します。
Apple Intelligenceには、以下の特徴や機能があります(たくさんありますので、有益なものを抜粋します)。
①Siriが、ChatGPTと連携する
Apple Intelligenceの目玉機能ですね!ChatGPTと連携します。ChatGPTとSiriの検索が連携することで、より精度の高い検索やアプリの操作ができるようになります。
例えば、音声で対話できる「Siri」を通じてChatGPTに質問を投げかけたりできます。今までは天気や時間などの簡単な回答しかできず、難しい質問は関連するURLを出すだけだったんですよ。Siriのショボい回答は、これで一変するはずです。
業界の最先端を行くOpenAIと協業することも厭わない姿勢は、AIに対するAppleの本気度がうかがえますよね。ただし、日本語を含む他言語への対応は2025年以降になるようです。
OpenAI社については、こちらの記事でも触れているのでよろしければご覧ください。
②プライバシー重視
生成AIが避けては通れないのが、プライバシー問題。ほとんどの生成AIは大きなデータベースに全てのユーザーの情報が接続されており、リアルタイムで監視されています。
しかし、Apple社はオンデバイスとプライベートクラウド上の処理を組み合わせ、Apple Intelligenceとのやりとりを本人以外は知り得ない仕組みを構築したんです。要は本人以外に質問の内容が知られないってことです。
「うちのSafariと比べて、他社のWebブラウザーは情報がダダ漏れっすね!」というCMを打つほど、プライバシーとセキュリティーを重視するApple社。そのおかげでAppleユーザーは、プライバシーの保護を心配することなく、高度なAI機能を利用できるようになりますよ!
③ライティングタスクの効率化
noterでAppleユーザーの方は、これは便利だと思います。Apple Intelligenceでは、文章生成・要約などができる「Writing Tool」が提供されます。このツールはMailやNotes、Safari、Keynoteなどのアプリに自動的に組み込まれます。
リライト、校正、要約など、ユーザーが自信を持って文章を作成できるようサポートしてくれます。たとえば、メールを書く際、リライト機能で最適な表現を選んだり、校正機能で文法や語彙をチェックしたり、要約機能で長文の要点を抽出したりできます。それをnoteに転用できますよね!
こうしたApple Intelligenceのライティングツールにより、ユーザーは短時間で質の高い文章を作成できるようになります。テキストコミュニケーションを効率的に行える、まさに現代のビジネスパーソンやnoterにはピッタリの機能ではないでしょうか?
④録音、文字起こしができる
「電話」アプリは新たに通話中の録音に対応します。通話の録音や「メモ」アプリで録音した音声はApple Intelligenceによってテキストで書き起こしされます。
ただ録音するだけではなく、会話の内容をAIで文字起こしして文書化し、通話が終了したら会話内容から用件の要約まで生成できるのがポイントです。一方で、録音については通話相手のプライバシーにもかかわる機能であるため、録音の開始時には参加者に録音を知らせる仕組みです。
特に詐欺などの怪しい電話、内容が難しい話などには役に立つのではないでしょうか。
日本語で使えるのは2025年以降
Apple Intelligenceは、2025年以降に日本語や他の言語にも対応予定です。
ただし日本でも、Siriとデバイスの言語を英語(米国)に設定することによって、早期にApple Intelligenceを使えるようになります。英語できるなら、Apple Intelligenceへチャレンジしてみてもよいでしょう。
※現状ではまだ使用不可
Apple Intelligence 対応機種
肝心な、Apple Intelligenceの対応デバイスと機種は、次のとおりです。
iPhone
iPhone iPhone 15 Pro / Pro Max
iPhone16 / Plus、iPhone16 Pro/ Pro Max
iPad
iPadM1チップ以降を搭載したモデル
・iPad Pro 13インチ
・iPad Pro 12.9インチ (第5世代以降)
・iPad Pro 11インチ (第3世代以降)
・iPad Air (第5世代)
・iPad Air(11インチ・13インチ)
Mac
M1チップ以降を搭載したモデル
・MacBook Air (2020年モデル以降)
・MacBook Pro (2020年モデル以降)
・Mac mini (2020年モデル以降)
古いモデルでそのまま使うってことはできないみたいですね。Apple Intelligence使いたいなら、買い替えなってことでしょうか。なかなかやるじゃないか。
まとめ
僕たちの生活に寄り添ってきたiPhoneやiPad、Macが、Apple Intelligenceの搭載によってさらに頼もしいパートナーへと進化します。写真の整理や予定の管理、文章作成のサポートなど、普段何気なく使っている機能の一つひとつが、よりスマートで直感的になっていきます。
生成AIってものによって得意不得意があるので、使いこなすには複数のサービスに登録しなければいけないんですよ。それが1つでできるってのは、個人的にかなりデカいです。
Apple Intelligenceは、テクノロジーを意識させることなく、私たちの毎日をちょっと快適にしてくれる、そんな存在になりそうです!
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