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【適応障害】カウンセリングのすすめ

最近、適応障害に関するnoteを自分の備忘録として書いているのですが、毎日スキを頂き、非常に嬉しいです。
読んでいただいている皆さん、ありがとうございます。

僕の経験が皆さんの今後の参考になれば幸いです。

今日はカウンセリングに関するnoteを書いていきます。

カウンセリングは保険適用が効かず、全て実費で行うためまぁまぁな金額がかかります。
今僕が受けているのでも3カ月間で約20万円かかります。(中には30万円ほどかかるものもありました。)

カウンセリングを受けるか迷っていた時は、そんなお金があれば海外旅行行けるじゃん、どうしよう!
って迷ってました。

1週間考えた末、受けることを決めました。

もしかしたら、自分と同じようにカウンセリングを受けるか迷っている方もいらっしゃるかもしれないと思いました。

なので、今回はカウンセリングを受けるまでの経緯や、受けた後に自分に訪れた変化などを皆さんにお伝えできればいいなと思います。

そもそも、カウンセリングとは?

簡単に言うと、カウンセリングとは、専門のカウンセラーと対話をしながら、自分の悩みや問題を整理し、解決していくサポートを行うことです。

カウンセリングでは、自分が心の中で抱えている感情や考えを、安心して話すことができます。

カウンセラーは、話をしっかりと聞くことで、自分自身の気持ちや行動を深く理解できるような手助けを行います。
専門的な視点からサポートを提供してくれるのが特徴です。

例えば、ストレスや不安、対人関係の悩み、または人生の転機に直面しているときなど、カウンセリングは非常に役立つものです。

カウンセラーは中立的な立場で、自分の問題に対して新たな視点を持てるようにアドバイスをしてくれます。

ただ、カウンセラーは答えを私たちには出してくれません。
あくまでも、僕たちが自ら立ち直っていくサポート、気持ちや思考の整理のサポートを行います。

まずはお試しカウンセリングを受けてみた

なんか自分で考えてても、モヤモヤが消えないし、不安ばかり募ってくるし、どうしようかと悩んでいた時に、初めてカウンセリングという存在を知りました。

この時、休職してから3か月目に入ろうとしていました。

お試し価格でカウンセリングを受けて、今まで内に秘めていた思いを話せることがこんなにも素晴らしいのか!と感動しました。

おまけに、フィードバックも返ってきて、まさに自分の悩みの大元になる部分をズバリ当てられていました。

しかし、本格的にカウンセリングを受けようとすると20万円もかかることが分かり、その場では結論が出せずに持ち帰らせていただきました。

病んだ時は旅して解決

大なり小なり、これまでの人生で病むことはありました。

病む度にどこか遠くへ行きたくなる性らしく、

現実を見たくなくて、全てを放り投げ俺は自由になる!
そんな気持ちで旅に出ていました。

フリーランスエンジニアの時に仕事が手いっぱいでパンクしてしまい、全ての仕事を無理やり終わらせ、俺はエンジニアを辞める!と言って、民宿の風呂掃除、農家の手伝いをして移動費を稼いでは、場所を転々として生活をしました。

その生活でご縁のあった方から仕事を頂き、フリーランスエンジニアに戻ってから4カ月ほど経ったときに、こんな簡単な仕事をしてていいんだろうか…という漠然な不安が募ってきて、正社員になることを決意。(その理由は今となっては意味不明w)

フリーランスエンジニア時代は仕事があまりできず、朝から晩まで仕事をして何とか挽回するような生活だったので、相当ストレスはあったと思います。

請け負った仕事を終わらせ、ストレスを発散するように2週間東南アジアを周遊した後、正社員として働き始めました。

本当は自分が潰れた理由や再発防止するための対策を考えないといけなかったのに、旅に出てただ現実逃避をしていただけでした。

カウンセリングを受けようと決めた理由

この時も、いつものように旅に出ようとしていました。

20万あればインド旅できるし、効果が出るかどうか分からないカウンセリングを受けるよりよっぽど経験になるよなぁと考えていました。

しかし、ふと「自分、病む度に旅出てもずっと同じこと繰り返してるやん」という声が聞こえてきました。

その時、ちょうどカウンセリングを受けている友人がいたので、相談してみることにしました。

その友人から、「自分の悩みって気兼ねなく頻繁に友人に話せるものではないから、みんな一人で抱え込む。その結果ストレスが溜まり、同じ不安がずっと頭の中をぐるぐるする。第三者に全く気を遣うことなく、話せるなら20万なんて安いよ。自分は実際に、気持ちが前向きになったし、考え方も前と大分違うし生きやすくなったよ。今が自分と向き合う時なんじゃない?」

とカウンセリングを受けることをおススメされました。

確かに、自分ってこれまで自分に向き合ったことがあったのだろうか?
あるかもしれないけど、本当の意味で自分に向き合ったことはないかもしれない。と思いました。

何か嫌なことがあれば、もう無理!と自暴自棄になり、ストレスから解放されたい、現状を変えたいと旅に出る。

しかし、それは自分が変わりたいと思って行動したのではなく、「変われればいいなぁ」くらいの淡い期待から起こす行動でした。

もちろん、旅に出て何か変わることもあるかもしれないけど、それは「人生を変える」と能動的に行動した人だけが変われる話であって、僕みたいに「何か変わってほしいなぁ。変わらないかなぁ」なんて思いで旅に出ても何の意味もないことに気が付くことができました。

そして、今までの失敗はもう繰り返したくないという思いが強くなり、「変わりたい、変わる」という思いでカウンセリングを受けることにしました。

カウンセリング中の心の変化

受け始めたのがネガティブとポジティブの考えがかなりごっちゃになっていた時期だったのですが、カウンセリングを受けることで色々な変化を感じることができました。

まず、一つは性格診断の結果を専門家目線からフィードバックしてくれたことが自己理解を深める上で非常に助けになりました。

過去の行動原理や考え方の癖を診断結果から導き出していただいて、自分を深めるための足掛かりとなりました。

次にメールカウンセリングサービスです。

初回のカウンセリングで、ミキオさんはこういう人かもしれません、こういう癖があるかもしれません。ということを教えていただいてから、できるだけ過去の自分から見つめ直すことにしました。

記憶している出来事から、自分がなぜそのような行動を取ったのか、何を思ったのか思い出すことで、自分を分析することができました。

分析すると、当時とった行動は今にも繋がってきているということが分かりました。そして、過去の自分と現在の自分が繋がっているということにも気が付くことができました。

また、物事が上手くいった時、そうでない時、苦しかった時期、楽しかった時期色んな瞬間を体験してきましたが、それぞれの行動パターンや思考というものも見えてきました。

そられを言語化することで、自分ってこういう人間だったのかという新しい発見もあれば、自分ってそうだったよねと忘れていた自分にも気づくことができました。

全てをちゃんと言語化できているわけではありませんが、言語化できない部分はカウンセラーさんからご意見をもらって自己分析の参考にしています。

カウンセリングを受けない方が良い人

僕はカウンセリングは受けた方が良いと思っています。

しかし、一方でこういう状態の人は受けない方がいいかもしれないと思うこともあるので、それもお伝えしておきます。

お金に余裕がない人

シンプルにカウンセリング価格は高いです。
(3カ月で20万は安いと言われましたが、それでも効果が出るか分からないものに20万も普通払えないです。)

お金の余裕は心の余裕に繋がるので、今後の生活費とかも考えた上で余裕がある時に受けた方が絶対いいです。

ちなみに僕は傷病手当金をいただいているので、貯金が少なくても当面生活できる目途がありました。

休職直後の人

休職直後はかなり精神がやられていると思います。

実際、僕は最初の1カ月間は一日中寝てました。
朝は起きれないし、日の光を浴びる気にはなれない、外にも出たくない、人にも会いたくない、人の顔を見て話せない、シンプルに何もやる気がしない、部屋は常に真っ暗

こんな状態でした。
当然、考えること全てがネガティブで、休職はダサい、恥ずかしい、人生終わった、お先真っ暗など自己否定のオンパレードでした。

そんな状態でカウンセリングを受けても、まともに考えられないと思いますし、考えられても思考力が低下しているので、思ったほど効果は表れにくいんじゃないかと思います。(個人の感想です。)

カウンセラーさんも仰っていましたが、ある程度回復してからでないと、カウンセリングを受けても効果はありませんとのことです。

そのため休職直後や何もやる気が起きない状態の人は、まず休むことを最優先にしてください。

まとめ

カウンセリングを受けてから、ポジティブな気持ちを取り戻しつつあります。

カウンセラーさんからも、受ける前後でだいぶ変わりましたねと言われているので、客観的に見ても変わっているようです。

僕はカウンセリングを受けて本当に良かったと思っています。
今までの思考で旅に出ていたらと思うとゾッとします。
まぁ旅なんて、お金貯めたらまた行けばいいです。

今はまだ体力的にも回復途中なので、無理せずマイペースに社会復帰を目指していきたいと思います。

この記事がカウンセリングを受ける際の参考になってくれれば嬉しいです。

次回は、休職期間中に読んでよかった本のご紹介ができればと思います。

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