【まとめ】体重を使ってダイエットをしてはいけない理由
「私の体重は60kg」という認識は実は間違い。正しい認識法は「今日は60kg」もしくは「いつも59〜61kgあたりをウロウロしてる」です。
1つの数字で表すのは、ウロウロする体重の「平均値」をとる時。これを知らずに不健康なダイエットにハマる人が多い。
体重は常に変動してます。
3食しっかり食べて、水も1.5Lくらい飲んでれば、朝と夜で2kg位は変わるもの。生理前後で3kgとか変わることもある。断食すれば胃腸の内容物や水分が減って数日で3kgは落ちる。食べ始めたら内容物が増えて体重は戻る。
この日常の変動は「太った」「痩せた」に入りません。
普段の変動の範囲内で体重が動いただけ。これを知らずにいると、ファスティングで即痩せしたと勘違いしたり、食べる量や飲む量を減らせば体重は減るという間違ったダイエットをしたり、生理前に体重測ってストレスで爆食いしたりすることに繋がります。
そもそもこの勘違いは「痩せる」の意味を理解してないことが原因で起こります
①体重計の数字が落ちること= weight loss
②脂肪が落ちる、体脂肪率が減る=fat loss
③洋服のサイズダウン、ボディラインが綺麗になる= getting a lean body
①体重計の数字から得られる情報は少なくて、健康的に身体を変えていくうえでは、あまり参考になりません。
胃腸の内容物、水分、血、筋肉、脂肪。これらの何が減ったのかは分からず、ただ「物理的にどれくらいの重量があるか」のみ。体重は見た目を反映するわけでもないので、全然参考にならない。
weight loss(体重減)、fat loss(脂肪減)、lean body(ボディラインの改善)は、全部一緒ではありません。
筋トレしてボディメイクを始めると、体重が増えたのに身体のラインが綺麗になったりする。体重計の数字は変わってないのに見た目の変化が出たりする。見た目よりも体重計の数字は高くなる。
例えば、相撲力士とラグビー選手。同じ100kgでも体型は異なります。アスリートの体重60kgと一般人の体重60kgでは、同じ体重でも服のサイズや体型は異なります。
ボディラインを変えたい人は、体重を基準にするべきではないんです
これだけ注目度の高いダイエットだけど、こうした体重の特性まで知っている人は少なく、勘違いの多い分野です。
学ぶべきことはたくさんあるけれど、まずは今日から「自分の体重を1つの数字で定義するのをやめること」と「体重基準のダイエットをやめること」だけでも意識してみてください。
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