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コピーを書かなくても、きっとハーゲンダッツは売れるけど。
お世話になります。コピーライターの杉浦です。今日はタイトルにもある通り、いろいろな仕事の中でも商品の威力がありすぎて言葉を凝らさなくても売れるもの…ってあるんですね。
特に強く感じたのがハーゲンダッツさんでした。もともと僕も毎週食べてるほど大ファンでしたが、正直なところ新フレーバーのキービジュアルや特設サイトの存在を知ったのはお仕事で関わるようになってからだったので、自分が書くコピーによってハーゲンダッツを買いたい!という衝動にどれくらい貢献できるのだろう…と、悩んだことを覚えています。
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スーパーやコンビニのアイスクリームコーナーで偶然出会って、心をくすぐられて買うとか、今日は買わないとか。そういう日々の動線の中で、きちんとハーゲンダッツと対面する機会があるので、ほとんどの人はそうやってハーゲンダッツを食べたくなって買っている気がしています。
コピーライターとしてハーゲンダッツのお仕事に関われることは嬉しかったのですが、はじめて2023年の夏に「華もち」のお仕事をいただいた時は、どういうテンションで、どういう仕事をするのがゴールなのかな…と、かなり考えてしまいました。うだうだ言っている暇はなく仕事は進んでいくわけで、企画のたたきとなるコピーを書きながらも、なんとかゴールが見えてきたのを覚えています。
宣伝でも説明でもない、
「装飾」コピーで世界観を統一する。
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自分が書かなきゃいけない言葉は、つまるところ「装飾」なのかもしれない。と、一旦納得しました。その言葉の通り、美的効果を高めるために加えられる飾りのことを指しています。
言葉なのに装飾っていうのが一番伝えたかったことで、決して無駄ではないけど無駄に近い。機能的に見えて機能はない。けれども、ハーゲンダッツの良さを理解するための邪魔にならず、むしろほんのちょっとだけ世界観をつくるのに貢献できるようなコピー…といった感じでしょうか。
※2025年2月現在、発売中のクランブルベイクドチーズケーキもレストランで食べられるようなリッチ感を演出するためにキービジュアルのメインコピーも、「高級コース料理の長いメニュー名」を意識し、世界観づくりを重視した装飾コピーライティングとなっています。特設サイトは販売期間が終了したら見れなくなってしまいますが、その他のフレーバーも僕のInstagramに掲載しておりますので、ぜひリンクからどうぞ。
それでは、また。
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※販売期間が終わったらサイトはクローズします。
https://www.haagen-dazs.co.jp/products/special/crumble-baked-cheesecake/
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