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『困ったら頼ろう』子どもだけじゃ足りない!障害児やきょうだい児の親にもセルフケアを

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子どもだけじゃ足りない!親にもセルフケアを

今回は障害児育児やきょうだい児支援において『親が自分にできること』を、具体的に一緒に見ていきたいと思います。子育てをしていると、子どもへの対応や環境調整に目がいきがちですが、そこで忘れてはいけないのが保護者自身のセルフケアです。

発達障害は現在、神経発達症と呼ばれています。神経発達症とは、脳の発達に関わる特性のことです。タイトルや本編では、分かりやすさから発達障害または障害児という言葉を使用しています。

『きょうだい児』とは、「発達障害や慢性疾患、障害を持つ兄弟姉妹を持つ子ども」のことを指します。きょうだい児として育つ中で、我慢したり、責任感が強くなったり、両親の意識が自分以外に向けられることが多く孤独感を抱くなど、ストレスを感じやすいんですね。我が家で言うと長男が『きょうだい児』になります。

今回は、子どもたちに対してではなく、親が自分自身に何をしていけるのか、「セルフケア」の一つである『ヘルプの出し方・頼り方』についてご紹介します。

親のセルフケア『ヘルプの出し方・頼り方』

私たちは幼少期から「周りに迷惑をかけてはいけない」「立派な大人は自立している人」などと教わってきませんでしたか?その影響からか、周りの人に助けを求めることが苦手だったり、「自分ひとりでなんとかしなければ」というプレッシャーを抱いている人が多いです。

「周囲にヘルプを出す」「助けを求める」ことは、親が一人で抱え込まず支援を受けるための大切なステップです。具体的にどのような機関や人に頼れるのかをご紹介します。

【公的機関】

➀発達障害者支援センター・療育センター
発達障害がある子どもやきょうだい児についての相談、家庭でできる療育のアドバイス、子どもたちが利用できる施設やサービスの案内を受けられます。

相談するときは、「きょうだい児の対応についてアドバイスがほしい」「きょうだい関係で困っていることを相談したい」と内容をなるべく具体的に、明確に伝えるようにしましょう。

②市町村の福祉窓口
きょうだい児や発達障害の子どもの福祉サービス、助成金や福祉手当などの制度、一時保育やレスパイト(親のリフレッシュのための一時預かりサービス)の利用案内を受けられます。

相談するときは、市役所の福祉課に問い合わせて、「子育て支援サービスを探しています」と話したり、家族全体の状況を簡潔に説明してアドバイスを求めるようにしましょう。

③学校などの教育機関
きょうだい児の学校生活での状況把握、スクールカウンセラーへの相談、教職員ができる配慮や支援を相談できます。

相談するときは、担任や特別支援コーディネーターに、きょうだい児の家庭の背景を共有して、「本人の気持ちや環境をサポートする方法について、意見やアドバイスがほしいです」と伝えてみましょう。

幼稚園や保育園においても同様で、「家庭での状況を理解した上で、子どもを見守ってほしい」などとお願いします。

【専門職】

専門職の力を借りることで、親自身やきょうだい児の心理的ケアがより効果的になります。

➀ 臨床心理士/公認心理士・カウンセラー
きょうだい児や親の感情ケアや、家族間のコミュニケーション改善を期待できます。療育センターや子ども家庭支援センターで紹介を受ける方法や、オンラインカウンセリングを利用する方法もあります。

このとき、「きょうだい児が抱えているストレスについて相談したい」「子どもや家族に辛くあたってしまう」「私自身のケアについてアドバイスがほしい」となるべく具体的に伝えてみましょう。

②医師
発達障害や家族のストレスに対する医学的なサポートや助言を相談できます。受診時に「きょうだい児へのサポートが知りたい」「家族全体のサポートを知りたいです」と話してみましょう。

③ソーシャルワーカー(社会福祉士/精神保健福祉士)
福祉サービスの調整や家庭全体の相談支援などを担当します。話を伺う中で課題や困りごとの整理、社会資源の紹介をします。

相談するときは、具体的に困りごとを伝え「サービスの種類や利用方法を教えてほしい」と伝えてみましょう。

【地域や民間の支援団体】

民間団体やボランティアの支援も有効です。特に、同じ経験を持つ親同士とつながる機会が得られるのが特徴です。

きょうだい児支援団体、子ども食堂や地域のイベントなどがあり、親同士で悩みを共有したり、子ども向けのワークショップや、親が息抜きできる時間に充てることができます。是非、地域の情報を検索してみてくださいね。

【信頼できる人たち】

日常的な関係の中で、具体的に助けを求められる人を探すことも大切です。

➀家族や親族
短時間でも子どもを預かってもらったり、話を聞いてもらったりするだけでも負担の軽減に繋がります。お願いするときは、「30分だけでも子どもの面倒を見てもらえない?」と具体的な時間を伝えます。家庭の背景を話しすぎない範囲で簡単に説明すると、相手にも受け入れてもらいやすいです。

②友人や近所の人
関係性によりますが、話し相手や、緊急時にちょっとした手助けをお願いできます。そのときは「少し話を聞いてほしい」「一緒にお茶を飲む時間がほしい」と気軽に伝えます。信頼できる人には、「こういう状況で、少し助けてほしい」と具体的にお願いすると相手にも分かりやすいです。

まとめ

はい、いかがでしたでしょうか。たくさん羅列させていただきましたが、このように見ていくと、相談できる人、ヘルプを出せる機関や人は周りにたくさんいると気づけたのではないかと思います。

【公的機関】
➀発達障害者支援センター・療育センター
②市町村の福祉窓口
③学校などの教育機関

【専門職】
➀臨床心理士、公認心理士などのカウンセラー
②医師
③ソーシャルワーカー

【地域や民間の支援団体】【信頼できる人たち】をご紹介させていただきました。

ここではご紹介しきれませんが、皆さんの地域にはファミリーサポートセンターや保健福祉センター、相談支援事業所、地域サービス、活動されている団体やボランティアもあります。少し勇気がいりますが、こちらからそういった場所に繋がっていく行動は、自分や子どもや家族が安心して過ごせる環境へと繋がっていきます。

何度も言いますが、一人で抱え込む必要はありません。周囲には、助けを借りられる機関や人がたくさんいます。小さなお願いから始めて、少しずつ頼ることに慣れていきましょう。それが子どもたちにも安心感を与えるサポートになります。

私も引き続き、様々な機関や頼れる人に相談していきます。一緒にボチボチやっていきましょう!

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それでは、次回の配信でお会いしましょう。今日もあなたの風がふきますように。ボチボチやっていきましょうね。みかんでした、またね!


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