きょうだい児に親ができる6つの工夫
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保護者が感じること
今回は『きょうだい児に親ができる6つの工夫』として、具体的なサポート方法を一緒に見ていきたいと思います。
『きょうだい児』とは、「発達障害や慢性疾患、障害を持つ兄弟姉妹を持つ子ども」のことを指します。きょうだい児として育つ中で、我慢したり、責任感が強くなったり、両親の意識が自分以外に向けられることが多く孤独感を抱くなど、ストレスを感じやすいんですね。我が家で言うと長男が『きょうだい児』になります。
そして、きょうだい児に対して「いつも我慢させて申し訳ない」「迷惑をかけたくない」「何かしてあげたい」「もっと寄り添いたい」と思っておられる保護者の方も多いと思います。そのような想いに対して、具体的にどのような行動や工夫をしていけるか、次の6つをご紹介します。
きょうだい児に親ができる6つの工夫
➀子どもの気持ちを丁寧に受け止める
長男が次男に対して「いなくなれば良いのに」「生まれなければ良かったのに」と言ったときがありました。そのとき、「そんなこと言うわないで!」「なんでそんなひどいこと言うの!」と相手を否定したくなりますが、まずはその言葉を受け止めることが大切です。
「そんなふうに感じたんだね」「弟のことで何か嫌なことあった?教えてくれたらうれしいよ」と共感の姿勢をとります。
②気持ちを具体化する
子どもの場合、感情を言葉で表現するのが難しい場合があります。そのときは親が具体的な言葉でどんな感情だったのか、提案しながら探っていきます。「大切にしていたものを壊されて悲しかったのかな?」「寂しい気持ちになったのかな?」「悔しかったのかな?」と、子どもが分かりやすい選択肢で確認していきます。
③特別な時間を作る
これはスペシャルタイムと呼ばれ、きょうだい児と1対1になる時間を設けることです。例えば、我が家の場合では次男がYouTubeを見ている間に長男が遊びたいゲームを一緒にする、二人で出かける、好きなお菓子を一緒に食べる、寝る前にゆったり話しを聞くなどがあります。短い時間でも大丈夫。
スペシャルタイムを設けるときの声かけとしては、「この時間はあなたのためだけの時間だよ」「この時間はあなたと一緒に楽しむためだよ」「今日は何したい?〇〇がやりたいこと全部教えて!一緒にやろう」と名言して、特別感を伝えていきます。
そうすると、「自分も親にとっては大切な存在なんだ」「親に認められている」と感じ、安心して自分の想いを伝えられたり、不安や孤独を和らげられます。また、「今日はあなたと一緒に楽しいことができてお母さん嬉しいよ」「次もまたやろうね」と伝えることで、一緒にいた時間をポジティブな記憶として残りやすくなります。
④きょうだい児の趣味や好きを応援する
興味や得意なことを見つけて、それらを応援し伸ばすサポートをしていきます。我が家では幼少期から長男が昆虫が大好きなので、様々な昆虫を飼育、捕獲、観察をしてきました(今もしてます)。「あなたのこういうところがすごいね」「よく知ってるね、どこで覚えたの?」と認める言葉をかけるようにします。
⑤きょうだい同士の関係をサポートする
仲良く遊べる成功体験を増やしたり、一緒に楽しめる遊びやイベントを計画します。遊びの中で次男を助けられたシーンでは、「すごいね!次男も嬉しそうだったよ」と伝えていきます。そうすることで、きょうだい児の自信に繋がります。
⑥小さな成長や努力を言葉で伝える
きょうだい児の成長や我慢や努力を見逃さず、言葉でこちらの気持ちを伝えていきます。これは、「我慢してえらいね」と伝えるのではなく、「弟が困っているときに手伝ってくれてすごく助かったよ」などと具体的に伝えます。
きょうだい児は手を貸すシーンがとても多いですが、それは当たり前だと思われがちなんですね。ですので、日常的な小さな行動でも、具体的に伝えると自分の行動が認められている実感を持てます。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか。『親が「きょうだい児」に対してできること』を今回は6つご紹介させていただきました。
➀子どもの気持ちを丁寧に受け止める
②気持ちを具体化する
③特別な時間を作る
④きょうだい児の好きや趣味を応援する
⑤きょうだい同士の関係をサポートする
⑥小さな成長や努力を言葉で伝える
ですね。今回は私も話していて、懐かしいなと思う部分や、現在も取り入れている部分、そして今後も意識していきたい点が見えてきました。家族環境や本人・きょうだいの発達特性によって、きょうだい児の状況は様々でその人によって異なります。参考の1つとして、視聴いただけると幸いです。
次回は
次回は、『親は自分のためにどんなことをしていけるか』についてお話ししていきます。そちらも是非視聴してくださるとうれしいです。
同じ内容をテキストで読みたい方向けにnoteもやっています。サッと時短で確認できる形になっております。概要欄にリンクを貼っておりますのでそちらもご活用ください。
このような困り感へのご相談、イライラ・モヤモヤへの対処方法、子育てや発達特性上の悩み、職場の合理的配慮に関しても対応できますので、お困りの方は凹凸ラボをご利用ください。
それでは、次回の配信でお会いしましょう。今日もあなたの風がふきますように。ボチボチやっていきましょうね。みかんでした、またね!