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【京のブログ】(5)「一冊の本との出会いと、時間が経過した今だからわかる断捨離の効果5つ」

 このブログに出会ってくださって、ありがとうございます。

 今日は、時間が経過した今だからわかる「断捨離の効果5つ」について書きたいと思います。 

 しばらく前に、断捨離が流行った時期がありました。その時に断捨離に挑戦したという方も多かったのではないかと思います。

 私が断捨離しようと思ったきっかけは、ある本屋さんで出会った一冊の本と、もともと引っ越し魔だったのもありますが、転勤も多かったからです。  

 私が出会ったその本は、著者舛田光洋さんの〝3日で運が良くなる「そうじ力」〟という、三笠書房さんから出版されている本です。

 購入したのは20年ほど前だったと思いますが、まだ「断捨離」という言葉自体も、あまり社会に浸透していなかった時代の、片付けの書籍の先駆けだったのではないかと私は思います。

 内容は、換気、捨てる、そして掃除の効果について掃除する場所別に紹介されています。

 一度手放したその本を、断捨離が流行った時に、また買いなおして、今も手元にあります。

 そのときの私は「断捨離をしよう」ではなく「掃除をしよう」だったのですが。

 どちらにしろ、心のどこかに「片付けなくては」という気持ちが、常にあったのだと思います。

 そんな私が、時間が経過した今だからわかる、断捨離の効果を5つ、紹介したいと思います。


1. 部屋の掃除がしやすくなった。

 昔は床に物を置くことが多かったと思います。オシャレのつもりで、小洒落たバケツに雑誌を入れて床に置いていました。しかし、すぐにホコリがたまって、掃除の頻度が高く、サボりたくなる原因の1つでした。
 結局、小洒落た自分を演出したかっただけの自己満足だったと反省し、置くのをやめました。
 それから、置くところもないので、雑誌を買う頻度も少くなり、床の掃除もしやすくなりました。
 床掃除ついでに、他の場所も掃除する時間の余裕ができ、マメに掃除するようにもなりました。
 今では特にスマホで情報も簡単に得ることもできるので、雑誌は全く買わなくなりました。
 それだけでも、節約になってる気がします。

2. 服を頻繁に買わなくなった。

 若い頃はクローゼットがパンパンになるくらい、洋服を所有していた気がします。買い物に行くと必ずと言っていいほど、新しい流行りの服を買っては、それほど着ないまま、クローゼットの肥やしにしていました。
 しかし、断捨離で好きな服だけ厳選して残し、高かった服、ヘビロテしたけど傷んだ服、似合わなくなった服、着回しできない服などを思い切って処分しました。
 今は、高価でも質の良いシンプルな服をよく吟味して選びます。長い期間着るようになり、結果、節約になっています。靴も同じです。
 質が良い服は、傷みづらく、シンプルなものを選べば、流行り廃りもなく、上品にさえ見える気がします。

3. キッチングッズや調味料を買わなくなった。

 昔は便利だからと、キッチングッズや〇〇のタレみたいな調味料をよく購入していました。
 便利なキッチングッズは100円均一で買えるものも沢山ありますよね。しかし、使う頻度で考えると、それほどでもないと気づきました。よほどヘビロテするものではない限り、包丁など代用できるものがあるものは処分しました。今はなくても不自由していません。
 〇〇のタレもよく時短で使っていたのですが、酒、砂糖、醤油、みりん、あとは顆粒でも出汁があれば、味はなんとかなります。
 合わせるのにもそんなに時間がかからないので、なくても良くなりました。
 結果、キッチングッズや調味料をおくスペースも必要なくなり、キッチンがスッキリして、逆にマメに料理をする意欲も出できました。

4. 人間関係にあまり悩まなくなった。

 昔は皆んなにいい人ではならないと、必要以上に他人に気を使っていたような気がします。
 付き合いも多く、あまり乗り気じゃない飲み会などにも、しかたなく参加していました。
 しかし、引っ越しや転勤を機に、人間関係も断捨離しました。
 相手が損得で自分と付き合っていれば、必ず、利用価値がなくなった途端に、相手の方から去っていきます。
 物理的な距離も離れれば、断捨離しやすいのもありますが、結局のところ、自分にとって大切な人は、距離が離れたとしても、お互いに繋がり続ける意識さえあれば、繋がることができると気づいたからです。
 また、本当に必要な人であれば、何年経ってもまた出会うことが出来ると分かりました。
 今では、物理的に離れられなくても、自分の考え方を変えることによって、自分に必要ではない人間関係を、心の距離を置くことで断捨離することが出来るようになりました。

5. 毎日の生活がシンプルになり質が向上した。

 単純に物の断捨離をすることで、部屋がスッキリして、視界に入るものが少くなり、頭の中も整理されるのか、余計なことを考えなくなりました。
 今思えば、朝、換気する習慣はこの本がきっかけだったかもしれませんが、朝の換気はもちろんのこと、同時に早寝早起きするようになり、朝の時間もゆとりを持って過ごせるようになりました。
 今日一日をどう過ごすか予定を考えつつ、ゆっくりコーヒーを飲みながら、楽しいことにフォーカスするようになり、気持ちが前向きになりました。
 そして、自分の好きなことに時間をかけられるようになりました。

まとめ

 私にとって「断捨離」は「掃除をしたい」というきっかけの1つでしたが、20年という歳月の中で「物だけではなく、ものの見方や考え方などの思考の質を向上させてもらった貴重な機会」となりました。

 おそらくこれが、私にとっての「断捨離の意味」だったのだろうと思います。

 今こうして文章を書けるのも、そうして自分に向き合ってきたから出来るのかもしれません。

最後に

 皆様も、流行りが落ち着いた今、あらためて「断捨離」をきっかけにして、今の自分にとってなにが大切なのか、考えてみませんか?

 もしかしたら「なにかしらの新しい発見」があるかもしれませんよ。
 
 皆様の毎日が充実した日々でありますように。
 

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