ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する/ジョナサン・ゴットシャル
本の感想シリーズ。今回はこちら
2022年お気に入り本ランキングTOP3にランクインしそうな勢い
オススメ/notオススメ
オススメ>
現実主義。心理・ルール理解が好きな人。
Notオススメ>
・小説、物語が好きな人。物語を純粋に楽しみたい人。
→これを知ったら、無邪気にはモノガタリ 読めないかもよ
・プラトン「国家」を既読な人。
→本書によく登場します。まぁ同じような内容です。
いいですね???
以下、独断と偏見な感想、要約、ネタバレありますよ?!
勝手に超要約すると
・大学の特別研究員@アメリカの方が書いた、物語(ナラティブ)の効果と副作用・危険性について書いた本。
・物語…超有効な情報伝達手段。SNS、本、映画、TV、etc も物語。
睡眠のように人々に欠かせない、娯楽でもある。
・その怒り・気持ち、アナタのもの?
物語の作り手(ストーリーテラー)に、意図的に誘導されてそうなっているかもよ?
例)
・主人公に共感すると、物語の悪役に敵意を持つ。悪役が痛い目を見ると快感を覚える
・物語には、裏メッセージ:道徳的理念を取り込みがち。
→しょうがない。100%信じるな。疑う、別視点から見る習慣をつけよう。
例)
・苦労物語、美談。
アリとキリギリス、うさぎとかめ
…地道にがんばれ!きっといいことあるよ。
➡現実では
「その人が生きている間に【いいこと】があるとは限らない」
⇒地味にがんばって欲しい人が狙って作ったのかもよ?
この著者だれ?
ジョナサン・ゴットシャルさん。
ワシントン & ジェファーソン カレッジの英語学科の特別研究員
物語・芸術と人の進化、心理に関する本を3冊(今回の本も含め)書いてます。
著者HPはこちら↓@英語です
目次
序 章 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう
第1章 「ストーリーテラーが世界を支配する」
第2章 ストーリーテリングという闇の芸術
第3章 ストーリーランド大戦
第4章 「ニュース」などない。あるのは「ドラマ」のみである
第5章 悪魔は「他者」ではない。悪魔は「私たち」だ
第6章 「現実」対「虚構」
終 章 私たちを分断する物語の中で生きぬく
目次見て、「こんなこと書いてありそうだな~」って予想がつくなら読まなくていいかも。章立てそのまんまの内容です。
感想
・物語、怖!
っても、世の中だいたい ものがたりじゃないか!!!!
どうせいっちゅーねん(怒)
・「は?ここで終わり?」本文は、本の厚さの8割まで。
内訳>
7~8割:物語の効果・効用についての記載(事例も含めて)。
1割:某大統領への悪口?
0.5割:物語の呪縛脱出
0.5割:参考文献
えぇ。
前半は、「うわぁ~!」って、面白く読めたのに、後半の失速感が、、、惜しいなぁ。
・プラトン の「国家」を引き合いに出すこと多。
読書メモ
※原文ママではありません。私の解釈に言い直してます&事例を足しています。詳しくは、原本読んでね。
・物語=コミュニケーション、情報伝達手段。 会話、SNS、テキスト、動画、芸術も含む。
・人々は、物語:ナラティブに夢中。
身近に居る家族・友人<< 非現実の都合がいい物語(SNS・youtube etc)→現実逃避。娯楽。食みたいなもの。 食べ過ぎカモ。
・農家、漁師<<ストーリーテラー の給料。
だが、ホントに人々の生活を支えてるのは??
・フィクションと解かっていても、没入。実際にその物語に出てくる人と、知り合いになったような効果も。
例)漫画、ドラマが流行る。
その物語が扱う業界、登場人物のバックグラウンドへの理解が深まる(偏見・差別↓)
余談:確かに…テニプリはやった当時、テニス部員めっちゃ増えたなぁ(笑)
・自分と同じ属性のキャラクターに投影・共感しやすい。
・共感。いい事だけではない。
共感しないグループ=共通の敵 も作りやすい。
・意思決定: 【感情>>論理】
・どんな気持ちになりたいか?で、物語を選んでいる。
正義のヒーロー気分、恐怖、恋愛、復習劇
・科学:感情<<論理
・事実・出来事を見て、「人それぞれに(※)ストーリーを作って喜怒哀楽している」
※過去の経験、知識から
・あなたのその感情、反応、行動、 狙って そんな風にさせられているかも。
例)
-怒:対象を嫌わせる/敵と認識させる/非難・攻撃させる
-ルール理解、行動制限させる
-共感、 -道徳的教訓を伝える 等
・物語への反応、生体データ計測からわかる。
→マーケティング利用も出来ちゃう。されてるかも。
・人気のある物語のパターン
トラブル発生
→原因、敵と対峙
→試行錯誤
→解決、ハッピーエンド(道徳的メッセージ)
ずっと平和。平坦。トラブルが無い展開は人気が出ない。
・よくある悪役パターン
-利己的、個人主義
-搾取的
-好戦的、加虐的
・読み手の快感
-「好きなキャラが幸せになる」
-「イヤなキャラ、敵が不幸になる・痛い目を見る」➡この時、非道な内容でさえ気にならない。加虐的になる。
・物語の解釈・立場で、「わたし」が悪役・敵 になる可能性も。
・悪役・敵が居るのではない。「違う物語」を信じている人が居るだけ。
・宗教も物語。
・物語の作り手に悪気はない。
物語読み手を誘導する意思がなくとも、道徳的メッセージを込めてしまう。
過去の過ちを避けるために役に立つ話をしている(作っている)。
・歴史・過去。
今から、本当にそれが事実か判断できない。
死者にくちなし。編集・改変されている可能性。
・▲、〇、記号にさえも、物語(性別、キャラクター、関係性)を妄想してしまう。してしまえる。
→擬人化とかまさにそれw 日本人大得意なのでは?
Q:なぜそこまで物語を作るのか?
→「わからない」「空白」「情報が無い」が不安。
→物語(妄想含む)で、保管して、納得・安心したい。
・人の世界は物語で出来ている。
必要な毒。
・人類みんな ストーリーテラー。 自分も含め100%信用するな。疑え。
感情的、攻撃的になったら、深呼吸!
・人、ストーリーテラーを恨むな。物語を疑い、抵抗せよ。
さいごに
物語こわぁ。 でも、やめられないね。
この記事も、私の物語だもの。
道徳的な話、昔話、童謡も、コントロール目的多数じゃんね。
道徳の教科書、国語の時間に、こういう話も取り入れたら?って。
ぐわ! ドドドドドドドドド(怒) ときたら、深呼吸。
冷静に見ていきたいもんですなぁ。
おまけ:似たよな話しの本
なんかさぁ、心理学、ウサンクサイ話、精神世界、哲学関係でも、
事実・出来事を見て、「人それぞれに(※)ストーリーを作って喜怒哀楽している」※過去の経験、知識から
こういう解釈なのよねぇ。
色即是空 空即是色
物語から、抜け出す「ワーク」。
※ウサンクサイ系です。
おまけ 読書メモ
メモした紙、そのまま↓
本読んで、メモって、このメモ見ながら、記事書いて ってしてます。
私の記録に記念に。
たまに見返すと、思い出すものもあるのよね。
オマケ/SmartNewsに載ったっぽい
びっくりした