考えすぎてしまうあなたへ 心配・落ち込み・モヤモヤ思考を手放すセラピー /グウェンドリン・スミス (著), 小谷 七生 (翻訳)
本の感想シリーズ。今回はこちら
勝手に超約すると
・心理学者が、認知行動療法の理論に基づいて自分で自分に「ひとりでセラピー」できるように書いた本。
・考えすぎるのは、悪くは無いよ?
ただ、「その考え、続けて、役に立つの?楽しいの?」そうじゃないなら、やめたら?
ってこと。
・「考えすぎ」その整理方法は、
出来事への反応、行動を、以下の順に書き出し整理すること
A:状況(何かの出来事)
→B:認知(思考)
→C:反応(感情/身体反応/行動)
→D:思考ウィルス(偏見入ってないか?)
オススメな読者/Notオススメな読者
オススメな読者さん
・考えすぎ、心配事で頭がいっぱい。辛い。
でも、病院?カウンセリングに行くもの¥高いしなぁ。って人。
→課金前に、まずは、この本読んでみては?。
※最後の「おまけ 記事もオススメです」
・認知ってどうなってんねん? って興味ある方。
Notオススメな読者
・メンタリストD氏やらの話聞いたことある人
・心理学学んだことある人。
→理由:既知な内容だから
――
・心療内科受診中です。パニック障害の経験者です 等の方。
→理由:過去の出来事を振り返る機会が出てきて、フラッシュバックしちゃうかも。…オススメはしません。
精神的HP/MPが満タンだぜ!ってならいいけども。※自己責任で。
感想
・あら不思議。
認知行動うんちゃらは知らんかったけど、似たような感じで頭の中整理&自分作戦会議してたなぁ。私すごくない(自画自賛w)
この記事とか(一部有料)
出来事をどう解釈するか?どの視点・登場人物から観るかで、
悲劇にも、喜劇にもなるもんなぁ。
改めて、↑の自分作戦会議しよーって思った。
目次
目次見て、「こんなこと書いてありそうだな~」っt予想がつくなら読まなくていいかも。章立てそのまんまの内容です。
PART1 「考えすぎ」とは何か?
CHAPTER1 「考えすぎ」の定義
CHAPTER2 「考えすぎ」は有害?
CHAPTER3 「やっかいな考えすぎ」のメカニズム
CHAPTER4 「やっかいな考えすぎ」(別名:心配)
PART2 「考えすぎ」を克服する
CHAPTER5 「考えすぎ」にどう対処するか
CHAPTER6 セラピーの開始
CHAPTER7 「思考ウイルス」について
CHAPTER8 べき思考
CHAPTER9 思考日記
CHAPTER10 結果が出始める
CHAPTER11 復習しましょう
覚えておきたいこと
付録1:脱!グルグル思考 フラッシュカード
付録2:思考ウイルス早見表
付録3:思考記録ノート
読書メモ
※原文ママではありません。私の解釈に言い直してます&事例を足しています。詳しくは、原本読んでね。
・「どのように」考えるか? からアプローチした「感じ方」のマネジメント。
・考えすぎとは? ※この本での定義
₋何度も蒸し返して考える
₋心配する・悲観的・被害者的思考になる
・考えすぎ=悪 ではない。
例)
ー推しのアイドルのコンサートに行くのが楽しみ過ぎて、アレコレ考えちゃう:楽しい感情。
ー○○さんに嫌われたらどうしよう…とアレコレ考えちゃう。:ズーンと悲しい気持ち
この場合、後者。
→ネガティブな考えすぎをやめては?という話。
ネガティブな感情に囚われ、自分を不自由にしているのが、「悪い考えすぎ」なのでは?
・何もしていない自然体なアナタも、全員にすかれるわけじゃない。
猟奇的殺●犯、犯罪者にも、ファン、好きな人がいる。
ソーゆーもん。
・バナナの事を考えない! が出来ない。
「バナナの事」の時点で、考えてしまう。
考えない対象/考えていい範囲を理解するために、考えてしまう。
○○を考えない!
→Aを考える。(別の事をする、気を紛らわす) 等のアプローチを。
○○を考えてしまう事が問題なのではなくて、それに伴う不快な感情・反応塔が問題。考え方の整理を。
・「○○したらどうしよう」と考えてしまうのは、普通。
生命として生きていく上での危険回避のために必要な考え方。
ー予防・予測・予知、安全・生存のため。
ただ、そこに囚われすぎる、恐怖に足がすくむ・身体反応が出るのが問題。
対応案)
・「○○したらどうしよう」→と考えている「今:現在」は、○○は起こっていない! ことに気づく。
→○○したらXXする。等、対策して、安心を作ったら?
→心配事の8割は実現しない説。
→そん時は、そん時。腹をくくる。
・「○○したらどうしよう」は、「過去データ」による未来予測結果の一例なだけ
例)犬が嫌いなAさん
Aさんは、子どもの頃、友達の家の犬にかまれた。
「噛まないよ!いい子だよ」と言われていたけど、噛まれた。
怖かった、痛かった。
→大人になっても、犬が嫌い。見るだけでも怖い。可愛いと思えない。
→過去の体験起因の未来予測による反応。
・過去の辛い体験がそのまま再現されるとは限らない。
・噛む犬もいる。噛まない犬もいる。
・大人になった今なら、犬にもうまく対処できる可能性がある が、ココに気が付けていない。
※別に、この反応が悪い。というわけではありません。他の考え方もあるよねって話。
・感情を伴う認知・知覚はインパクトがでかい。
逆ルート:認知→感情 よりも。
※確かに、何も思わなかったこと、ふつーな事って、覚えてないよね。
・「過去データ」の例
要は、知ってる事、体験したこと。
ー教育
ー過去の自己体験
ー人から言われた事・聞いた話 なども
例)過去データ:知覚 の例
「Hej då」
反応>
・知っている人:意味が解る。
・知らない人:???となる。
スウェーデン語、Hej då(ヘイドー)。
バイバイ!さよなら(カジュアルより)の意味
認知:知ってる(過去データにある)情報から、判断し反応をしているだけ。
反応が不快、辛いなら、「認知」を変えたら?
・出来事への反応、行動の順番
A:状況(何かの出来事)
→B:認知(思考)
→C:反応(感情/身体反応/行動)の順。
D:Bには思考ウィルス(偏見入ってないか?)
A:状況を正しく理解できているか?
それは事実か?(感情的判断では?)
B:どう認知・理解したか?
C:反応は?
ムカついた/
体に力が入った。呼吸が荒くなった。
大声出した。
D:Bの思考はゆがんでいないか?
→決めつけ、思考の偏り(本書では、ウィルスと呼んでいる)に囚われていないか?
Dの例)
・白黒思考
(良い/悪いをすぐに判断してしまう。世の中に白黒はっきりしないこともある。)
・拡大解釈
などなど。記載たくさんありました。詳しくは本読んでみて。
・「その考え、続けて 役に立つの?」「楽しいの」
そうじゃないなら、やめたら?
・不快な身体反応が出ているケド、我慢してガンバル!
→コレ危険。
例えるなら、
スマホの「電源切れそうだよ通知」がきてるような状態。
ガンバルで、スマホの使える時間伸びるかい?
→さっさと充電したらいい。
(人間でいう、休むこと)
・心配する は、その人の自己満?
心配して、ハラハラ…
心配してる対象には、実際何か手助けしてるのか?
(だいたいは何もしない。口だけ、頭の中でグルグルするだけ)
→具体的な対策をして、心配な状況になったら対応できる状況にして、相手に好きにさせたら?
→心配でなく、気にかける、相手を信頼しては?
さいごに
いかがでしたか?
これ書くのに、本見直して思ったのが、
「人間やってるぜ!生きてるぜ!」 と思ってたけど、
「過去データ」参照&反応してるところとか、機械、パソコンやスマホとそんなに変わんないんだなーって。
PC・スマホで検索して、データ入ってなければ「わからない」「出来ない」
人間・生物と機械の違いってなんだろーな(哲学)
おまけ:似たよな話しの記事
問題があっても問題でないかもよ?
なんちゃらカウンセラーに課金するより、この動画を1度観て欲しい。
↑動画の解説記事はこちら↓
それではまたー
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