「慣れ」と「習慣」の違いを意識していますか?
「慣れ」と「習慣」この2つは同じように見えますが、実は違うものです。
この違いを意識して行動することはありますか?
「慣れ」は、何かを繰り返していく中で自然に身につくものです。
例えば、自転車の乗り方を覚えるとき、最初はコツがわからずにぎこちない乗り方なのが、何度も乗っているうちに自然とバランスがとれるようになって、気づいたときには乗りこなせるようになっている、この状態が「慣れ」です。
一方、「習慣」は自分が意識して、あえて「やろう」と決めて行動を続けることで、やがて無意識でもできるようになることです。
「慣れ」は受動的、「習慣」は能動的
慣れは、どちらかというと受動的なプロセスです。
何かが「繰り返される」ことで自然と身につくから、そこに強い意志や意識は必要としません。
日々仕事で使うPCの操作や自宅までの道順など、日々繰り返すうちにどんどん覚えていくものですよね。
でも、習慣には「自分から動く」意識が不可欠です。
毎朝、目覚ましが鳴ると同時に起きる、寝る前のストレッチなど、こうした自発的な行動を積み上げていくことで、少しずつ習慣が作られていきます。
「やらなきゃ」から「やりたい」へ
「やらなきゃ」と思って始めたことでも、いつの間にか「やりたい」になっていくのが習慣のいいところ。
最初はイヤイヤだった朝のウォーキングも、続けるうちに「この時間が楽しみ」になり、やがて「しないと落ち着かない」という気持ちに変わっていく。
こうして「やらなきゃ」が「やりたい」に変わると、習慣化の針は一気に進みます。
もちろん、途中で立ち止まる日、疲れてどうしても動けないとき、忙しくて何もできない瞬間もあるでしょう。
それでも全然大丈夫です!
大切なのは「やめない工夫を続ける」こと、一日できなくても、また次の日から始めればいいだけですから。
「慣れ」を「習慣」のきっかけに
慣れを使って習慣化に取り組むことも可能です。
例えば、「歯を磨く」という慣れを活用して「歯磨き直後に読書(洗面所に本を準備しておく)」と新しい行動をつけ加えてみる。
日々の生活にこうした小さな「習慣化」を積み上げることで、気づいたときには「自分らしい習慣の型」が整っていきます。
まとめ
習慣とは、慣れるのを待つというイメージよりも、小さな一歩を「自分から」踏み出して、行動を続けることで少しずつ自分を慣らしていく。
それが積み重なって、やがて「やりたい」に変わることこそが、習慣になる瞬間です。
この瞬間を迎えられるように、まずは、はじめの一歩をご自身の意志で踏み出していきましょう!
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