【図解でわかる】習慣化は陣取り合戦のようなもの
習慣化がなぜ大変なのか?
それは自分の中で繰り広げられる2つの陣取り合戦に勝利しないといけないからです。
とはいっても、強引だったり無理やり陣地を奪おうとすると絶対に負けます・・
正々堂々と正面突破するのではなく、隠密行動で気づかれないようにじっくりと陣地を拡げていくのが必勝パターンです。
ということで、今回は習慣化の過程で起こっている2つの攻防について、お伝えしていきましょう。
1.陣取り合戦(時間編)
誰もが1日24時間の中で生きています。
そして、限られた時間の中には「すでに時間割された行動」がたくさん詰まっています。
例えば、朝に読書を習慣化したい場合
■現状がこんな時間割のところを
■前後の時間割を短縮して間に「読書」を差し込んでみたり
■「読書」を入れるために前のコマを枠外にそっと押し出したり
と簡単そうで意外と大がかりな時間割の組み替えが必要になります。
時間割を動かすときのポイントは、コマ数や所要時間を大幅に動かさないこと。
混雑している電車で座りたくて無理やりおしりをねじ込む感じはNG、これに乗らないと遅刻するのでカラダを紙のように薄くして電車内に滑り込ませる感じが正解です。
時間の陣取り合戦に勝つには、とにかく習慣化したいことをおまけの行動のように短時間から始めること。
そこから徐々に時間を増やすことで他の時間割に取って代わることができます。
2.陣取り合戦(脳編)
時間割よりもやっかいなのが、脳との勝負です。
こんな風に、すでに時間割された行動が、自動的に一本の動画のようにスムーズに流れている中に
新しい行動を取り入れるためには、動画編集をするように、切って/差し込んで/つなぐ必要があります。
この「切られること」を脳はとても嫌います。
なぜなら、自動化された行動に対して新しい行動を差し込むには、新たに考えたり判断したりするための大量のカロリーが必要になるからです(脳はめんどくさがり屋)
だからこそ、少しでも嫌がられないためには脳にとって「楽しいこと」「メリットがあること」をやっているんだと思わせることが大切です。
例えば、読書しているときに
ワクワクしながら楽しんで読書する(している気になる)
笑顔を絶やさない(口角を上げてみる)
「(この本)面白い!楽しい!」と口に出す(自分の気持ちを盛り上げる)
という感じで、脳にアピールするのが効果的です。
ぜひ、ご自身の勝ちパターンが見つかるまで、いろいろ試していただければと思います。
まとめ
繰り返しになりますが、習慣化を成功させるためには、真っ向勝負ではなく、こっそりちょっとずつ行動することが重要です。
そのために、時間割と脳の2つの視点から行動計画を立ててみてもらえると、いつもと違うアプローチが見つかるはずです!