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東京から移住してたった1年ごとき。だけど言いたい…ココが大好き福岡県!

生まれも育ちも東京のわたしが福岡に移住して早1年が経ちました。

40数年間、東京以外に住んだことがないわたしが、縁もゆかりもない、ずいぶんと遠い場所に移住したものです。

福岡生活一年目で早くも分かったこと

ひとことで表すと『福岡最高』。
東京生まれの人、東京暮らしが長い人ほど、福岡は確実に刺さると思っています。

実はわたし東京に大した不満もなく、かと言って期待もなかったんです。生まれたときから当たり前にあるものとして、東京の便利さ、不便さに疑問を持たず生きてきました。…福岡を知るまでは。

①福岡の「街がいい」

具体的に『福岡の何がいいの?』を掘り下げてみます。
福岡はすべてが”ほどよい”と感じる街です。
東京と比較しながら、考えてみたいと思います。

人の波がちょうど良い

混んでいない。人による感覚値になってしまうかも、ですが。

もちろん繁華街である天神や博多駅の人は、市内のほかの場所と比べて多いです。東京の混雑っぷりからすると「なんて快適なの?!」とびっくりしました。

特に東京都市部と遜色ないほど、何でもあって便利な街なのに、人波が程よいんです。

東京では、賑わっていること=混雑していることです。

賑わいや活気を楽しむ余裕がある。わたしは毎週土日の休みの日には積極的に出かけて行ってこの快適を存分に味わっています。

福岡の街並み
人の波がちょうど良くて出かけたくなる街

【無料で】座って休憩できるところがたくさんある

『ちょっと座って休憩したい…』
『荷物を置きたい…』
東京に住んでいるときは、これがなかなか難しかった。

街中からは、公共のベンチはことごとく撤去、閉鎖されています。そもそも無料で休憩できるスペースがない(少ない)んです。

銀座三越前の交差点でよく見た光景は、縁石に座っている外国人観光客。(ホコ天じゃない通常時で)

そうだよね。休憩したいよね。少しでいいから座りたい。
東京にはそんな場所がとても少ないのです。

東京都で最も地価が高いと言われる高いと言われる銀座
三越前の交差点は銀座のど真ん中

一方の福岡では、人がたくさん集まる博多駅周辺にはベンチが設置されています。
デパート内にもいろんなところにイスが設置されています。

カフェでちゃんと座れる

『ベンチがないならカフェに入ればいいじゃない?』
『カフェでお金を払って飲み物を買えばいいじゃない?』
はいこれ、東京ではなかなか通用しないんです。

東京のカフェで空席を探すのは砂漠でダイヤモンドを探すくらい難しい!!
特に土日の15時あたりのゴールデンタイムなんて、カフェをハシゴしまくってヘトヘトになります。
ハシゴできちゃうくらいの距離にカフェが集まっているのも諦めが悪くなる理由でもあり…。

運良く空席を見つけられたとして、隣の人に肩が触れるくらいの密着度
リラックス〜とかホッと一息〜とか、そういう次元の話じゃない。
ガッと飲んで水分補給して、サッと出る…みたいな

東京の人口に対するカフェは足りてないのよ

それが一方、福岡では人気のあのマーメイド的なコーヒー屋さんも、寡黙なマスターがいるような、渋い喫茶も…だいたい空席が見つかります。

ゆったりとした空間で、コーヒーと楽しんだり、ちょっと読書したり、ぼーっと休憩したり…。自分だけの時間を過ごすことができます。

休憩したいときに座れる。お茶できる。
当たり前だけど、これが本当にありがたい。

ゆったり空間のカフェ
ちゃんとリラックスできる空間がうれしい
広々テーブルのカフェ
こんな広い席に座っていいんですか?

②福岡の「食がいい」

食べものがおいしすぎる!一体どうなってんだ福岡

福岡に行った人からこんな言葉を聞いたことがありませんか?

『何食べてもおいしい!!』

わたしは東京に住んでいる時に、福岡に旅行した人たちからこの言葉を何度も聞きました。おいしいものしかない福岡…どんな天国なのよ?

そして、実際に福岡に旅行に来て、いろんなお店に行った結果…
これはマジだった。本当に何食べてもおいしい。ハズレなし。

もつ鍋、水炊き、鶏皮、ごまさば、ラーメン、うどん…
代表的な福岡グルメだけでもこんなにたくさんある。なんかもうおいしいものばっかりあってズルいとすら思えてくる。

まだ福岡に来たことがない人はぜひともグルメを楽しんでほしい。強くオススメしたいです。

「何食べてもおいしい」から!

悶絶するほどおいしい博多のもつ鍋
ド定番のもつ鍋
牧のうどんでお気に入りのトッピングを乗せて
継ぎ足し出汁がやかんでついてくる牧のうどん

野菜も果物も…何でもとれる無双状態

福岡へ移住して一年。春夏秋冬を過ごしてみて、お店に並ぶ旬な野菜や果物をひと通り見てきました。

福岡県産の野菜や果物の多いことにびっくりしました。
あれもこれも福岡でとれるの?!福岡どんだけ最強なの?

全国的に有名なあまおうだけでなく、キウイ、レモン、柿、もも、いちじくなどフルーツも豊富にとれちゃう。

ちなみにわたしは福岡県産の春菊を食べて苦手を克服しちゃったんですよね。
苦味やエグ味があって、すき焼きに使うしかないと思っていた春菊。
ぜったい味が違うと思うんだけどなー。

ブリしゃぶに浮かぶ春菊
とあるお店でブリしゃぶを食べたときに、出てきた春菊。
苦味がなくて、びっくり。本当に感動しました。

それ以来、スーパーで春菊を見つけては、おひたしでワッシワシ食べまくっています。
苦手な野菜が大好きになっちゃうなんて思いませんでした。

移住してからは、福岡県産の野菜や果物を食べるという楽しみが増えました。

九州からおいしいものが集まってくる

福岡では九州の各地のおいしいものがたくさん手に入ります。福岡だけでなく陸続きの他県から、名産物がいつでも手に入る。贅沢すぎませんか?

博多駅前にはイベントができるほどの大きいスペースがあり、毎週さまざまな催しがあります。

牛も豚も鶏も九州勢強強です
お肉の王国でもある九州

③福岡の「人がいい」

みんな自分の推しがある。惜しげもなく教えてくれるやさしさ

たとえばタクシーの運転手さんは楽しそうに、水炊きのお店、リーズナブルなラーメン店、穴場のお店…。次々と教えてくれました。

博多屋のラーメン
運転手さん推しの「はかたや」のラーメンは290円

夫と2人で散歩しているときに気になるお店があって様子を見ていたら、食事中の常連さんが出てきて

「ここおいしいですよ」

と控えめに声をかけてきました。そこから立ち話すること30分。そのエリア周辺にあるオススメのお店をたくさん教えてくれました。

東京ではまずない、そんな経験が日常的に起こります。見ず知らずの人に、自分がおいしいと思うものを教えたいなんて素敵すぎます。

マリノアシティの観覧車からの風景
観覧車からの風景

県民性?人懐っこい性格の人が多い

福岡に限らず?なのでしょうか。人懐っこい方が多いように思います。

これは東京との比較になるのかも知れないんですが、他人との境界線がいい意味で緩いのかも?と感じることが多いです。

たとえば、こんな出来事がありました。
わたしたち夫婦がとある行列の先頭に並んでいました。すると
「これは何の列ですか?」と聞かれました。
それも2〜3組の人たちから。

東京にはそれこそ、そこらじゅうに行列があるんですが、わたしは今まで列に並んでいる中で、聞かれたことはありません。

列がそこらじゅうにあるから、列があっても特段気にならないというべきでしょうか?

映画館に行った時は、席の表記がわからない年配の方が話しかけてきたこともあったり。そういう光景をそこかしこで見ます。

これはわたしがずっと過ごしてきた東京ではまずなかったので、何だか新鮮だし、何だかいいなーって感じる光景です。

護国神社
繁華街から徒歩圏内にある護国神社

福岡県民は福岡が大好き!ホメるとすっごくよろこぶ!

移住してから、出会った人と話す中で感じる福岡愛。
もちろんわたしがこの一年で出会った範囲での話にはなりますが。

我々夫婦が東京から移住してきたことだけでも喜んでくれるんですが、今まで書いてきたような、「福岡最高ッスねー!」なところをお話しすると、全員めっちゃくちゃ嬉しそうに笑顔になります。

みんな「そうでしょ?福岡いいでしょ?」って感じなんです。なんかそれってすごくいい!

青空と中洲
夜は屋台、昼はこんなに爽やかな中洲

まだまだ楽しい街、福岡!

ここまで紹介してきた内容は福岡のほんの一部分のことかも知れません。いいことばかりではないのはどこも一緒だと思います。

東京だっていい面もたくさんあったと思っています。
が、わたしはとっても福岡が気に入ってしまいました。

関東から九州への移住とあって、文化の違いをかなり感じています。その違いにびっくりして、その驚きが本当に楽しくて仕方ないです。

福岡のバス停で並ばない、ゴミ回収は深夜、地名の難読っぷりなどなど、驚くことがたくさんあります。

この記事では『福岡』をわたしが住む福岡市内と設定してお話ししてきました。
まだまだ知らないことがたくさんあることがうれしい!
今年はいろんな地域に足を伸ばしたい!

これからの福岡に期待すること

今福岡の都市部ではあちこちで再開発が進んでいて、この先数年で大きく様変わりするまさに変化の入り口にあると思います。

わたしが東京から福岡へ来て思うこと。
それは福岡は、東京をマネる、模倣する、追従することは必要ないということです。

福岡が持つアドバンテージはたくさんある

福岡は東京よりもはるかにアドバンテージがあると思います。
コンパクトシティと呼ばれるほど、利便性が高い都市構造。
海外、特にアジアとの玄関口として交流に利点があること。

東京にはできないことを福岡で実現してほしい。東京ができないことで最先端になってほしい。そう思います。

福岡空港入り口
都市部と空港の近さが異常!(褒め言葉)

それは最近移住してきたばかりのわたしなんかよりも、よっぽど福岡県民の皆さんは重々承知です。なぜなら元アナウンサーの福岡市長をさらりと選んでしまうような懐の深さ、チャレンジ精神を持っているからです。

これから、この目で、生活を通して変化していく福岡を見るのが楽しみなのです!

わたしもこの福岡の地で、会社を設立して、微力ながらもその経済に加わりたい。そんな気持ちです。

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