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私を雑に扱ってくる人へのささやかな反抗

久しぶりの日記集の更新です。やさぐれモードなときも多い気がするけど、人間だれしもそんなときがあります。孫を見るような目であたたかく見てやってください。元気に生きているので心配は不要です。


私を雑に扱ってくる人へのささやかな反抗

ありがたいことに、私の周りは本当にやさしい人ばかりだ。以前、職場で起こったちょっとしたトラブルを友達に笑いながら話したら、彼女は「私の大事なみかちゃんに何てことすんの!!!」と本気で怒ってくれた。

それくらい良い人たちに囲まれて過ごしているから、「この人は私のこと雑に扱っているな」というセンサーも敏感になる。
あからさまに態度に出す人には怒る以前に「え、マジ?」と面食らってしまうし、相手に悪意がなかったり無自覚だったりする場合には気持ちのやり場がないからなおさら厄介だ。

そんなときはなるべくその人と関わらないようにするが、関係性によってはすぐに離れられないこともあるし、その人から離れたからといって気持ちが収まるほど広い心を持ち合わせているわけではない。

だから、私は自分が蔑ろに扱われていると感じたときには「どうかその人が限界ギリギリの状態でトイレに駆け込んだときに、トイレットペーパーがなくなっていますように」と心の中で小さく祈ることにしている。不思議なことに、こうしてお祈りすることで心がすっと落ち着くので、対人関係で悶々としがちな人にはおすすめしたい。

一瞬の親切をもらった

乗り換え先のホームでは2回目の発車ベルが鳴り響いていた。私はその電車めがけて駅の階段を駆け下りている最中だった。

「ドアが閉まります、ご注意ください、ご注意ください」

乗客を急き立てるような車掌さんのアナウンスと同時に、私はホームに着いた。あと一歩で電車に乗れる、というところでドアが閉まり始めた。

挟まれそうだけど頑張れば乗れるかも、とためらっていたその時、ドアの近くに立っていた男性と目が合った。あろうことかその男性は、電車に乗ろうとしていた私を見て、閉まりかけているドアにサッと手をかけてドアが閉まるまでの時間を稼ごうとしてくれた(満員電車の荷物挟まりでよくある、閉まりかけたドアが引っかかって「ガタンッ」と開くやつをやろうとしてくれていた)

いや、さすがに危ないから次の電車にしよう、と私が電車から離れると、男性もそれを察してかドアから手を引いた。完全に閉まったドア越しにお互い軽く会釈をした後、電車は走り出した。結局その電車には乗れなかったけど、3秒にも満たない時間で親切をもらった。手作りのお菓子をもらったような優しい気持ちになった。

同じことをやり続けて、うまくいく人とそうでない人の違いはなんだろう

夫が最近「見てると何だか元気が出る」という理由で小島よしおにハマっているらしい。
小島よしおといえば私が小学生の頃に海パン一丁の姿と「そんなの関係ねぇ」というフレーズで一世を風靡した芸人だ。一発屋芸人で終わるかと思いきや最近では子供向け教育番組にも出演しており、子供たちからも大人気だという。
夫にYouTubeを見せてもらうと、営業に行く先々の会場は超満員で、幼稚園や小学校低学年くらいの子供たちが一緒になって「そんなの関係ねぇ」「だいじょぶだいじょぶ~」のコールアンドレスポンスを大合唱していた。

私はお笑いが大好きでいろんな一発屋芸人も見てきたけれど、“一発屋”と思われていた芸人の中でも小島よしおとかなかやまきんに君のように、一度お茶の間から姿を消してもまた復活する、根強い支持を得ている人もいる。
しかも彼らは新しいギャグを身に付けたわけではなく、「そんなの関係ねぇ」とか「パワーーーーー!」とか、ずっと同じことをやり続けている。一方で、ずっと同じギャグをやっていても名前の通り一発で消えていく人もいる。

同じことをやり続けて、残れる人と残れない人。この両者の違いは何なんだろう。
これは私の頭の中でずっと居座っている「やめ時の見極め方」というテーマとも共通するものを感じていて、お笑いだけに限った話ではない気がしている。

御上先生、おもろいぞ!

TBSの日曜劇場「御上先生」が面白い。放送されたのはまだ一話のみで松坂桃李が好きだからというだけの理由で見始めたドラマだけど、早くも次の展開が気になる。
学校を舞台にしているけれど単なる学園ものではない、官僚と社会の闇を描いたドラマ。これからの日曜日の楽しみができた。
ちなみに私が前住んでいた町が撮影に使われていたと知ってテンションが爆上がりだった。ロケ見たかったな~。

もっと書きたいけど眠いのでこの辺で切り上げます。

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溝川みか|食のインタビューライター
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