睡眠不足の対策は大丈夫?
夏は暑さですぐに寝つけなかったり、途中で目覚めたりと睡眠不足になりがちですよね。しかし、「早く寝ないと!」と考えるだけで目は冴えて眠れなくなってしまいます。
夜の睡眠は、体をメンテナンスする大切な時間です。
特に夏場は、しっかりメンテナンスしておかなければ夏バテにもつながるので重要なのです。
そこで、今回は夏場でも簡単に睡眠不足が解消できる方法をご紹介します。
日常生活の習慣を少し変えるだけで質の良い睡眠が取れるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。
夜になっても眠れないのはなぜ?
人の体には通常、体内時計が備わっていて体がリズムを取っています。
そのため、明るくなれば目覚めて脳が活発になり、暗くなると脳の活動は低下して眠くなるようにできているのです。
しかし、体内時計は24時間ではなく25時間だといわれています。そのため、1時間のズレを直すために必要なのが太陽の光になります。
目覚めると太陽の光を浴びよう!
太陽の光には殺菌効果があるともいわれ、起きてすぐに5分~10分ほど浴びるだけで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。
セロトニンにはリラックスや集中力の向上などに効果的で、朝から太陽の光を浴びるだけで全身をしっかり目覚めさせられるのです。
雨の日でも太陽の光は減少しますが、地上まで届いています。
お天気が悪い日に眠くなったり、体がダル重く感じるのは太陽の光を浴びていないからかもしれませんね。
また、朝分泌されたセロトニンが午後にはメラトニンというホルモンに変化し、夜の睡眠にも関わってきます。
体内時計が夕方から眠くなるように体のリズムを調整していくのです。
メラトニンの効果とは?
メラトニンは睡眠ホルモンともいわれ、体をリラックスさせ自然な眠りに切り替えてくれます。
しかし、夜遅くまでテレビやパソコン、スマートフォンなどを見ているとメラトニンが減少してしまうのです。
そのため、朝どんなに太陽の光を浴びていてもメラトニンの量が不足して眠れなくなったり、睡眠中に何度も目が覚めたりと睡眠不足の原因になってしまいます。
質の良い睡眠をとるためにはどうする?
睡眠不足が続けば自律神経のバランスを乱し、集中力や判断力の低下だけではなく、ストレスも感じやすくなってしまいます。
おまけに、自律神経は全身の機能を調整しているため、バランスを乱してしまうと体調不良にもつながるのです。
では、どうすれば質の良い睡眠を手に入れられるのでしょうか。
ここからは、質の良い睡眠をとるために誰でも簡単にできる方法を解説していきます。
日常生活に軽いスポーツを取り入れる!
質の良い睡眠を取るためには、日常生活に軽い運動を取り入れるのがおすすめです。できれば、朝の太陽を浴びながらウォーキングやジョギングのような有酸素運動を取り入れるのが良いでしょう。
しかし、朝は何かと忙しい時間帯です。難しいようなら夕方や夜に運動してみましょう。ただし、睡眠に悪影響を与えてしまう可能性があるので就寝2時間前までに済ませるのがおすすめです。
湯船にはしっかり浸かる!
暑い季節になると入浴を簡単にシャワーで済ませる人が多くなります。
どんなに暑くても湯船にしっかり浸かって疲れを取るのがおすすめです。
お湯の温度が高すぎると交感神経が優位になり睡眠に悪影響を与えます。お湯の温度は40℃まで、10分~15分ほどつかるのが副交感神経を優位にさせ、体をリラックスさせるコツです。
寝る前にストレッチや香りで体をリラックスさせる!
香りは自律神経のバランスを整え体をリラックスさせてくれる効果が期待できます。就寝の2時間ほど前にアロマオイルやお香のような香りで気分を落ち着かせるのがおすすめです。
例えば、ラベンダーは気持ちの高ぶりを抑え、安眠に導いてくれます。香りを楽しみながらストレッチすれば深部体温が上がります。
深部体温が下がり始めた頃が睡眠の合図です。
上手に眠気を引き出せるでしょう。
睡眠時間を大切に!
忙しい日常生活で一番、削ってしまいがちなのが睡眠時間です。
しかし、睡眠時間は全身のメンテナンスに最も大切な時間になります。
体調を崩してからでは健康を取り戻せません。
簡単な習慣を日常生活に取り入れるだけで、健康な体を手に入れ無駄な医療費も払う必要がなくなるのです。
日頃から規則正しい食生活や体調管理を意識して、今年の暑い夏も乗り切りましょう。
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