パーキンソン症候群の方 トレーニングは・・・
パーキンソン症候群の方のトレーニング内容の
覚書です。
70代半ば 女性。
月に2回、私の自宅まで通ってくださっています。首下がりとふらつきが主訴です。病院のリハビリには週2回通われています。特に首下がりは、食事の時、食べ物を飲み込むのがつらいので、なんとかしたいと仰っていました。
家事などのとき、方向転換時に転倒をすることがあるとのことです。それで、転倒防止も心がけています。
まず 椅子に座って 肩甲骨を動かす練習をしました。
「肩甲骨を寄せると、首はどうなりますか?」
「頭が上げやすくなります」
「肩甲骨(と肩甲骨の間)を開くと どうですか?」
「首が下がります・・」
そのあと、胸を開く練習をしました。
「胸を空に開くような感じで・・呼吸に変化はありますか?」
順番として 肩甲骨を寄せる、胸を開く、頭を上げる という感じです。
トレーニング内容です
☆椅子からの立ち上がり と座り
股関節をうまく使うことで、ふらつかず出来ます
☆歩くこと
足の裏を意識して、一歩ずつ踏み込みながら歩くと安定します
☆ストレッチポールの利用
胸を開くためにストレッチポールも利用しています。御本人曰く気持ちが良いそうです。我が家にはスタンダードなストレッチポールしかないのですが、ハーフのストレッチポールのほうが安定して良いと思います。
ご自宅でも利用されているそうです。横に座布団を置いてポールが転がらないようにしているとのこと。
施行錯誤しておりますが、すこしでも
クライアントさんが満足してくださるよう、頑張っています。