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知識ゼロから3週間でNotionをそこそこ使えるようになった43歳の話

Notionってご存知ですか?
ずっと興味はありつつも、「下手に触ったら爆発するのでは……」なんて思っている人、いるかもしれません。

――他でもない、かつての私のことなんですけどね。
ちょっと興味が盛り上がり、なんとなく本を買ってみたのは昨年の5月のこと。買って満足したまま熟成発酵させること9カ月。だって、分厚いし。だからってよくわからず触ったら爆発しそうだし(2回目)。
やがて、もはや積読に罪悪感を抱くこともないほどに、Notionのこと、忘れ去ってしまっていました。

ところが。
ちょっとしたきっかけからゆるゆるっと学び始めて3週間。自分好みのデータベースをいろいろ盛り込んだホーム画面まで完成しました、おほほ。

今回は、知識ゼロから3週間で最低限Notionを使えるようになった43歳の私が、Notionの活用例や学び方の例をご紹介します!

《この記事はこんな人におススメ》
・そもそもNotionって何なのかよくわからないけれど興味がある
・ちょっと気になりつつ触ることのないまま早●ヵ月
・学んでみたいが何からどう始めたらいいのかわからない
・独学で始めたものの挫折気味。あわよくばリベンジしたい


はじめに

そもそも、Notionってどういうものなのか?

Notion(ノーション)とは、メモやタスク管理、Wiki、データベースなどさまざまな機能を一元的に使うことができるクラウド型の万能アプリだ。それゆえに、「オールインワン ワークスペース」と呼ばれている(後ほど詳述します)。その利用者数は世界で2000万人を超えるという。

 Notionはカスタマイズ性に富んでおり、マルチに使えるデジタルな作業場所となる。使い方によってはメモアプリにも、チームのプロジェクト管理ツールにもなる。

https://www.sbbit.jp/article/cont1/100775

一応学んだ今となっては「うんうん」とわかるものの、いじり始めるまでは、これが全く分からなかった。

そんなかつての私に説明してあげるとすれば、こんな感じかな。

LEGOをイメージして。
それぞれ機能やギミック(しかけ)をもつパーツの中から、自分好みのものを選んで自由に並べたり入れ替えたりしながら、自分好みのデザイン・使いやすいページを作れるの。
・仕事のタスク・進捗・データなどをチーム内で共有したりするためのページを作ることもできる。
・仕事以外にも、日用品の在庫管理や家族のスケジュールを把握する画面を作ったり、家計簿を構築したりもできる。
・あっちのシートやこっちのサイトなど散り散りになっているものが集まった基地のようなページ(前述のHOME画面)も作れる。
プログラムを書かなくても、自分に都合のいい画面を作れるんだよ。

つまりは、「私ら凡人が考える『これがあったらラクなのに』を概ね実現できるもの」(ちょっと言い過ぎか?)。故に、できることや知ったらいいことが膨大なんですよね……。
これが、「Notionって一体何者なの?」「何ができるの?」に陥りやすい原因と思われます。説明しきれない。例が挙げきれない。想像が追いつかない。全部を知ってから「使う・使わない」「私はこうやって使おう」を判断しにくい。学ぶにも、キリがない。

学び始める決め手は、「Save To Notion」。

そんなわけで、私も一歩を踏み出せずにいたわけですが。

学び始めたきっかけは、習慣化コーチ・スープさんのイベント。THE 初心者に向け45分で最初の一歩を後押ししてくれるといいますから、飛びつきました!

これに参加して知ることができたのは「Save To Notion」という機能。

この情報いい!と思って、
・スマホをスクショ→そのまま放置
・PCのブラウザで立ち上げたタブを閉じないまま放置
ってこと、ありませんか?

そんなとき、Save To Notionのボタンをポチッとすれば、自分が作っておいたNotionのリストに勝手に追加してくれる!インスタもブログもnoteもAmazonも、全て一つの受け皿に集めてワンアクションで整理できるところに魅力を感じたのです。ストレングスファインダーで収集心1位の私にとっては、なおさらのこと。

▼さらに詳しく知りたい方は例えばこちらをご覧ください(勝手に引用)

先述のイベントでは、終了時に本当にこれを使えるようになっている自分がいました。いいぞ、Notion!

この機能のおかげで、たとえば読書リストはこんな感じに着々と育っています。


超短期コミュニティで学ぶことにした

そして学びを一気に深めるきっかけになったのが、前述の単発イベントの直後にご案内を頂いた3週間限定のコミュニティ。

講師・Tannuさんによる45分×3回のレッスンを核として、Discordで質問できたり、その場で質問OKのもくもく会があったりする少人数の集まり。
配布されるテンプレートをカスタマイズするもよし、自分でゼロから作りつつアドバイスを求めるもよし。

おかげでどんどん世界が広がり、Save To Notion不要のあれこれを次々作り始めました。活動期間中に作ったものを、一部ご紹介しますね。

◎家計簿

これまでスプレッドシートで管理していた家計簿をNotionで自作。
全部ここにぶち込めばよし。

もちろん、ソートも費目ごとの切り出しも簡単。
先ほどのDBで見てもいいのですが、「今月の支出」だけ、とか、「年間の食費」など、ちょいちょいチェックする項目が決まっているなら、別の場所にフィルターを書けたテーブル(表)を準備しておけば、その部分だけ表示させることも可能。

ちなみに下図の中にある下段のテーブルですが。
我が家はカードで使用した金額への意識を高めるために、カード請求分のお金をメイン口座→引き落とし口座へと移動させる、というひと手間を挟ませています。週に一度、利用明細を確認しながらその作業を行うので、「清算済み」にチェックを入れるとこの表から該当明細が消える、という仕様にしました。

◎Notiz

講師のTannuさんから教えてもらったサービスが「Notiz」。

取り急ぎ書き残しておきたいことをLINEで送信すると、DB上にどんどん一元化してくれるというもの。

Nameのところにはタイトルが入り、そこをポチッとすると、詳細のメモを参照できます。

こちらの表も家計簿と同様、処理済みのメモはチェックボックスにチェックを入れれば一覧から消えていくようになっています!

◎HOME画面

そして、そんなそれぞれの機能を持たせたページの入り口をひとまとめにしたHOME画面。

  • Communication:しょっちゅう使うサイトのリンク集

  • Money:詳しくは後述

  • Reading:先述の読書リストの中から、「読書中」と「欲しい本」をそれぞれ一覧表示

で、ですね、このMoneyは家計簿の入力画面。「家計」と「私個人」の出費を記録していくためのものです。これがお気に入りなのです、むふふ。

たとえば「家計支出」ってボタンがありますよね。
これをポチッとすると、下のような入力画面がポップアップで立ち上がる。

金額や費目などを入力すると家計簿のDBに反映されるのですが、もしここで入力したのが「カード払いで未精算(前述の口座間のお金移動をしていない)」の場合は、ボタンの下にあるテーブル(表)に表示されるんです。
つまり、お財布にお金があったとしても「この金額は今後あなたの手元から出ていくんだから気をつけろよ!」というメッセージになるわけです。

すごくない!?(自画自賛)


――ってことで、Notionって何者?おいしいの??というあなたも、興味がふつふつと湧いてきませんか?湧いてきましたよね??

では、どう学びをすすめるのがオススメか、個人的な見解を以下で述べてまいります!

ゼロからNotionを学ぶなら・・・

◎独学?教わる??

あなたが私のように「具体的なイメージは持てていないけどNotionやってみたい」という漠然派なら。

「独学より、何らかの方法で教えてもらう」ことをおすすめします。

▼理由1:必要に迫られていない限り独学は行き詰る可能性が高い
やりたいことが具体的&明確にある、仕事などで何としてもものにする必要がある、という場合なら方法は同であれ必死でモノにすると思うのです。が、なんとな~く「面白そう」という人間にとって、本を読み進めていくのはかなり先が長く思える作業です。
赤ちゃんって、文字じゃなくて、見聞きしながら言葉を覚えていくじゃないですか。本をファーストステップにしてしまうと、赤ちゃんがひらがな覚えることから始めているのに近い状況だと思うんですよね……。

逆に、誰かから言葉を聞いて話せるようになると、文字を読みながら学べるようになります。=本を読んで不明点を補完することができるようになるかと思います。

▼理由2:Notionの世界が壮大過ぎて、今必要ないことまで順に学ぶことになりかねない
冒頭でお話した通り、Notionはものすごくいろんな使い方ができます。本で順に学ぶと知識の網羅性は上がりますが、自分のやりたいことに対してあまり関係ないことも順にインプットすることになりかねないので、「楽しい」と思えるまでに時間がかかるのでは、という気も。

◎教わるなら、どんな形式が良い?

私が参加したコミュニティでは、講義は45分×3回。
講座内容はこんな感じでした。

<講座内容>
①これが使える!テンプレ紹介 いくつかページをつくってみよう 
②Notion使うための習慣化セミナー X 先みとおしフォーマットシェア 
③Notionのホーム画面をつくってみよう

募集ページより引用

「講義形式で解説してもらう」のは2時間15分だけでしたから、膨大な時間を講義に費やす必要はない気がします。

ただ、個人的にこれが効いた!と思うのは……

▼Point1:一定期間を挟んで複数回開催された講座

講義内容を踏まえて、自分で手を動かしてみる。すると自らの中に質問が生まれます。質問して得られた回答で新たな機能に触れられますから、一方的なインプットを長時間、というよりも、「作業時間を挟む」ことは効きました!

単発講座なのであれば、せめて講座開催後に一定期間のフォローアップサービスなどがあるものが良いと思われます。

▼Point2:1on1より、1on多

Notionはできることが多い分、自分には想像もつかない使い方だらけ。
コミュニティの仲間から、そういったアイデアが次々出てきて、たくさんの発見につながりました。また、仲間が質問する内容を通して「そんな機能があるのか!」という気づきも。
仲間と仲良くなることまでは求めずとも、他人のノウハウを盗める環境があると学びが加速します。

▼Point3:テンプレを活用できる環境

日々新機能が更新されるNotion。逆に言うと、まだまだ発展途上ではあるものの、凡人の「こんなのがあったらいいな」は、おおよそ先人が考え尽くしてくれている。故に、数多くの無料テンプレが溢れています。
少しNotionのことが分かり始めると、ゼロから自分で作ってみたい!という思いに駆られますが、既存のものをカスタマイズすることで、自分のアイデアも広がります。
テンプレートを活用しながら受けられるカリキュラムやフォローがあると心地よいと思います。

▼Point4:短期!!!

レッスンとレッスンの間が1週間。
これ、かなりタイトです。意識高く持たないと、本当にあっという間。
でも、これくらいの強制力がなかったら時間を確保しようとも思わなかったな、というのが正直なところ。
ダラダラやるより、一気にギュギュッと学ぶことで、講座終了後も自走できるだけの最低限の地力がつけられたように感じます。

おしまいに

正直なところ、まさか3週間でこんなに触れるようになるとは。
きっかけをくださったスープさんとTannuさんには感謝しかない!
40の手習(てならい)を超えた、43の手習、こんなに楽しくなるとは。

実はこの後も、今回の学びがいろんな着想につながって、私の背中を押してくれています。Notion、これからも本を片手に、コツコツ続けていこう(決意)。

▼周囲から俄然おすすめされたのがこちら。
 積読歴9ヶ月、ようやく日の目を見る日が来た!

また新たな成果が出たら、ご報告させてくださいね!


スープさんが主宰する「SNS寝落ちが好きなズボラな習慣化会」、様々な切り口の興味深いイベントが次々企画されています!
(今回のようなNotionコミュニティが今後再び立ち上がるかは未確認です)


講師のTannuさんは、Notion デビューのサポートサービスも。


Notionデビューを目論む方は、どちらも要チェックです!
(頼まれてもいないのに勝手に宣伝!)

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矢島 美穂|本の言うことを聞くライター
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