40歳の発表会と、旗を立てられるようになった自分
1年前に再開したピアノ、ゆるゆる弾き始めて、ある程度のところまで進んだらだらけてしまって。
「あれ?このまま41歳になっちゃうよ!」という気づいた2か月前に、「誕生日前後に(勝手に)オンライン発表会します!」と宣言したのでした。
▽ 詳しくはこちらを・・・
そして、明日がお誕生日。
つ、つ、ついに・・・2か月間の成果をお披露目することにしました。
発表会、こちらです~!
正直まだまだ粗が気になるのが悔やまれるけれど・・・
私のピアノは「上手に弾く」ことが目的ではなくて、「楽しむ」ため!
そして、この2か月での伸びしろを見せるための場だから!!
ということで、エイッ!!と動画を撮りました。
最初は、今参加しているオンラインサロンだけに
UPするつもりだったのですが・・・
こちらにも上げてしまえぇぇぇ~~~~~~~!!!
だって、私の40歳の成果ですから!
この1年の積み重ねですから!!!
ピアニストじゃないし、いいんだもん!!←
がんばった、私!!!!!
(ということで、生ぬるく見守っていただけると幸いです…)
・・・一つだけ言い訳させてください。
終盤のクライマックス、本当は弾けるんです、
弾けるようになったの、私!!!
だけど、ここが弾けている動画は、他がひどくて。(涙)←往生際が悪い。
・・・自分ではどれだけ上達したのか、いまいち実感がなかったのですが、
改めて2か月前の演奏を聴いてみると、「ただ弾いている」状態。
ぎゃ~恥ずかしい!!!
いや~、やっぱりターゲットを決めて努力する2か月という時間は
ものすごく大きい!!!!!ということを、
自分に見せつけられた気分です。
10か月間で3回しか通わなかったレッスンも、
「発表会宣言」の後は2か月間で3回通いました。
そして毎回先生に「・・・よくなってる!!」と驚いてもらえた。
「発表会」というゴールに向けて、
レッスンを予約してスモールステップを設定する。
この「ゴール」と「ステップ」を設定するって感覚、
正直具体的にどうしたらいいものか、よくわからなかったんですよね。
でも、今回はとても自然にやれたんです。
私はこれまでこれができない自分は、
「要素を分解するのが苦手」だからだと思ってたけれど、
たぶんそうではなくて、
結局は「自分との約束を課す」ってことができなかったのだなぁ、きっと。
そしてその自分との約束のためには、
「本当にワクワク目指したいもの」ってのが前提になるんだなぁ。
そういうことを、この2か月、
ピアノでめちゃめちゃ学ばせてもらいました。
私にとっての、新しい旗を立てました
実はこの期間と並行して受けていたコーチングで、
目標を立てるのが苦手だ、という私に対して、
コーチからこんなことを言われたんです。
やじ(元上司がコーチだから、ニックネームで呼ばれてます。笑)は、
”目指す旗を立てられていない”と思っているみたいだけど、
たぶんちょいちょい立ててるんじゃないかな、と思う。
ただ、やじがあるべきだと思っている旗のイメージが、
誰から見ても、全世界から見ても”これが旗で~す!”ってわかるような
どでかいものじゃなくちゃいけないと思っているから、
「自分にはその旗が立てられていない、
どんな旗を立てたらいいんだろう」と思っているのでは。
ただ、どれだけやじが思うような「立派」な旗を立てたとしても、
実際はその旗を誰一人として見逃さず認識するなんてことはないし、
全員が拍手してくれる旗なんて、そもそもないんじゃないのかな?
わたし、これを聞いて、目の前がパ~ッと晴れたんですよね。
そうか、実は自分で目的地を決めてそこへと努力を積み重ねてたんだ。
でも、それは「よいしょ!!!」と力を込めず、
自分の気持ちにごくごく素直にチョンと立てていた旗だったから、
その軽やかさ故、「ここに旗があります!!!!」ってわからなかった。
しかも、やりたくて軽やかに自然に始めたことだから、
頑張ることにも「苦しさ」や「しんどさ」がなくて、
努力をしていることにも気がつかなかった。
実は生きたいように生きる方法を知っているし、迷子ではないのかも。
そして実は、私は自分が思っている以上に頑張っているのかも、と。
話は少し変わるのですが・・・
実は先日、ストリートピアノデビューもしてきました。
何気なくピアノ演奏の動画を見ていたら、街で弾いている方がいて。
「…!!!!ストリートピアノ、いいじゃん!!!!!」と。
よくよく調べてみると、ちょうどこの4月から、
隣の駅前に設置されたピアノがあることも判明して、
「ピースがハマった!」とばかりに速攻弾いてきました。
・・・まぁ、誰が聞いてるわけじゃなくても自意識に変化が生まれて
知らず知らずに緊張して全く上手く弾けなかったんですけどね。(笑)
ただ、これですごく具体的な新しい目標ができたんです。
おばあちゃんになって、
ストリートピアノで難曲を楽しく弾きこなし、
周りに「ばあちゃん、かっこいい!」って思ってもらう。
今40歳の私が弾いていると、
ただちょっと経験あるおばさんがピアノ弾いてる、ってだけですが、
一見足元おぼつかないようなおばあちゃんが
ピアノの前に座った瞬間シャンとして「ジャジャ~ン」って弾いたら
超かっこいいし、若者たちに勇気も与えると思いません?
早くヨボヨボになりたいと思うほどに、
歳を重ねるのが楽しみになっちゃいました。(笑)
私は自分で旗の立て方を知っているし、その旗は自由でいい。
そう思ったら、ちょっと足元が見えやすくなりました。
そんなわけで、今次の課題曲再考中・・・。
先日は、「41歳はショパンのエチュード 第4番 (Op.10-4)に挑戦!」
と言いましたが・・・
こういう玄人好みじゃなくて、
おばあちゃんイメージとギャップのある曲がいいかな、なんて。(笑)
本当にやりたいゴールなら、自然にスモールステップが見えてくる。
でも、こういうことって、人に言われても全く納得できないんですよね。
私も、悩みながらこれを読んでいる人がいたとしたら
「ほら、こうするといいよ」なんていうつもりはさらさらなくて、
「その時がくる」までもがくしかない気がしています。
でも、同じ場所からは同じ風景しか見えない。
だから誰かに話したり、ちょっとだけ動いたり。
「悩む」のではなく「考える」ための材料を集めてみたらどうかなぁ。
・・・そのスイッチが入るまでが、なかなか大変なんですけどね!