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スコットランド旅行- ウイスキーの聖地アイラ島-ボウモア、ブナハーブン、アードナッホー蒸留所編(Day 5')

さて、アイラ島ウイスキーツアー、初日の後半戦です。

もう一回、アイラ島の蒸留所の位置関係をおさらいしておきましょう。

Source; Whiskey & Wisdom
https://www.whiskyandwisdom.com/islay-information/


午前中にキルホーマン蒸留所の見学ツアーをした私たちのツアー一行。

次は、今アイラ島で一番新しく、まだ自社のウィスキーのリリースをしていないアードナッホー蒸留所でウイスキーのお勉強とランチです!


とても新しいアードナッホー蒸留所


アードナッホー蒸留所は、2018年に操業を開始したばかりの蒸留所で、自社のウイスキーのリリースはしていないので、今販売しているものは、他の蒸留所から仕入れたボトラーズウイスキーです。

こちらのテイスティングでは、アイラ、ハイランド、キャンベルタウンとネーミングされたボトラーズウイスキーをそれぞれの特徴について語ってくれるお姉さんのお話を聞きながら味わうというエジンバラのウィスキーエクスペリエンスでのウイスキー講座のおさらいのような感じでした。

それぞれのボトルに入っている原酒がどこなのかはお姉さんも知らないと言っていて、詳しく分かりませんでした。
しかし、ツアーのメンバーが「お姉さんはどこの蒸留所のウイスキーが入っていると思う?」と聞くと「アイラのボトルには、「カリラ」は絶対入っている気がする。なぜならアイラ島で生産量一番だし」と言っていました。
真相のほどはわかりませんが、産地で飲み比べると、非常に個性があって面白いですね。
すでにボトリングされているウイスキーの色から違いますからね。

私たちツアーのために並べられたウイスキーグラス
このお姉さんがスコットランドウイスキーについて結構語ってくれました。
お姉さんもガッツリ飲むので、見ていて心地いい!
コーヒー豆の匂いを嗅ぐとリセットされるそうで、一緒にコーヒー豆も置かれていました


このお姉さんの話によると、今アイラ島はコロナ禍の影響もあって人手不足のために「カリラ」は一時的に工場が閉まっているとか、その他の蒸留所でも職人が足らないなど深刻な問題があるという話を聞きました。

さぁ、ランチタイムです。
肝心な写真を取り忘れてしまいました。。。
私が頼んだのはシーフードのサンドイッチでしたが、味は特筆する感じでなかったです。

ただ、このランチを食べたスペースには、バルコニーが付いていて、そこからの眺めが素晴らしかった!
向こうに見えるのはジュラ島です!

向こうに見える山々があるのがジュラ島!


アードナッホー蒸留所では、こんな感じで他の蒸留所のウイスキーを売っています。

マッカラン25年、£1330ですよ!
もう閉鎖されてしまったPort Ellenの36年は、なんと£2950でした!


ウイスキーのテイスティングをして、ランチも食べて、結構昼寝モードの私たちがバスに揺られて次に到着したのはブナハーブン蒸留所!

こちらは行く予定はなかったのですが、ツアーガイドのマックが、蒸留所に急遽電話してテイスティングだけお願いして入り込みました!

ほろ酔いで到着したブナハーブン蒸留所!



ビジターセンターはまだ仮設なのか、急遽作ってもらった席なのでとても狭かったですが、こちらでテイスティング。

入るとすぐに商品が並べられていて、その奥のテーブルでテイスティング


4種のウイスキーをテイスティング。
すべてカスクが違うので、かなり味わいが違いましたが、すべては飲みきれないので、一口づつ飲んで、お土産とさせていただきました。

ブナハーブンは、ネーミングもそうですが、テイストや作り方の説明も独特で、例えば、PIPEとかは、「これはとっても変わったウイスキーだから楽しんで!」というようなざっくりで詳細を言わずに「イマジネーションにお任せ」という説明でした(単純に面倒臭かったのか、この蒸留所がそういう方向性なのか私には分からないままなのですが)。

しかし、私の中では、とてもスタイリッシュな蒸留所というイメージになりました。

急遽セットした割にはすごくちゃんとしていますよね!
ビジターセンターは狭いながら、そこそこ賑わっていました
ビジターセンターを出ると、こんな感じで樽が並んでいて圧巻です!
そして、海岸沿いに出るとこんな感じの眺めです!


本当は、これで今日のツアーは終了なのですが、ガイドのマックに明日の工程を確認すると、なんと私たちが泊まっているボウモア蒸留所はツアーは工程に入っていないと!

「なんとしてもボウモアに行きたい!」と頼んで、今日のツアーをスピードアップしてもらい、現在見学ツアー休止中のボウモア蒸留所のビジターセンターの2階にあるバーに夕方5時閉店ギリギリで到着!

バーに上がっていく階段には、歴史を感じるボトルや、写真、賞状のようなものが飾られていました!

じっくり見る時間もなくとにかく写真だけ撮ってきました!
左側の写真、エリザベス女王ですよね
1965年のボトル。今買ったらいくらなんでしょうね~
こちらはさらに古い1890年のボトル!
超お宝ですね


ギリギリに到着したバーでは、ボウモアNo.1は無料でいただけたので、一杯いただいた後、シェリー樽の18年を一杯。

オーストラリア人のご夫婦が15年のオーク樽と18年のシェリー樽を頼んで、
私は18年シェリー樽を奢ってもらっちゃいました!


18年のシェリー樽は本当に上品な味わいで、潮の香りも感じつつ、シェリーの甘ったるさはない非常にバランスの良い味でした。
しかも「私は今アイラ島のボウモア蒸留所で飲んでるよ!」っていう最高のロケーションも手伝っているので、なおさらです。
「もっともっとゆっくりじっくり飲んで長居したいのに~」と思いながら、閉店時間で追い出されないかを心配するという微妙な気分で飲んでいました。 

村上春樹ファンの私は、事前に「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を再読して今回のツアーに臨んだので、ボウモア蒸留所に行くのがとても楽しみだったのです。

バーテンさんに伝説のマネージャー ジム・マッキュエンさんのこととか、村上春樹が来たんだよね?とか聞いたのですが、「???」という回答だったのには、ちょっとがっかりしました(しかし、この翌日、私のこの「???」は覆されますのでお楽しみに)。


そして、閉店時間を結構過ぎて、私たちはボウモアのバーを後にして、コテージに帰宅。

6時を過ぎてもまだまだ明るいアイラ島。
ボウモアの街を少しぶらぶらしてみました。

ほとんど人通りがなかったです
ボウモア唯一の教会  
一軒の敷地が広い!
前を歩いているのは同じツアーの参加者
海岸から見たボウモア蒸留所


そして、ディナーへ。
ほとんど夜営業しているレストランがなくて、今日訪れたのは、Lochside Hotelです。

こちらです↓


せっかく島に来たので、シーフードが食べたいなと思っていた私はホタテ貝のトマト煮込みを頼みました。

ホタテ貝は身がプリプリでとってもおいしかったです!

写真で見ても、身がプリプリなのが分かりますよね!


あと、スコットランドに来たのに、一度も食べていなかったハギスを注文。
さすがホテルで作られているからか、見た目も美しく、ほのかに甘いソースにはウイスキーが使われていて、非常に美味しかったです。

おそらくハギスが苦手な人も大丈夫だと思います!


1日目から、非常に濃厚でしたが、アイラ島の蒸留所巡り、2日目はアードベック、ラガブーリン、ラフロイグと回っていきますのでお楽しみに。


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