スコットランド旅行- ウイスキーの聖地アイラ島-キルホーマン蒸留所編(Day 5)
長い道のりを経てやっと到着したアイラ島。
昨日、夜遅くにボウモアコテージに着き、ほとんど寝るだけでしたが、今日は、目覚めるとそこはボウモア!(当たり前ですね)
コテージには、テラスが付いていて、ちょっと小雨が降っていましたが、そこで軽い朝食を食べました。
テラスからは、この眺め!
すぐそこにボウモアのビジターセンター、写真には映っていませんが、左側に蒸留所、そして眼前に海が広がっているというこの上ないロケーション!
テラスの脇に、小さな扉が付いていて、そのまま海の方に降りていくことが出来るんです。「こりゃ、行かない選択肢なんてないでしょ」と緩やかな坂を下って行くと、海岸に出られました!
海の上に広がるどんよりした雲の感じが
「私、本当にアイラ島に来てる!!」
「あのボウモアの潮の香はこの海から来ているのか~!!」
なんて胸が躍って仕方なかったです。
そして、いよいよ本格的なウイスキー蒸留所巡りの始まりです。
アイラ島には、現在、9つの蒸留所があり(Port Ellenは1983年に閉鎖されているのでカウントしていません)、今日最初に訪れるのは、キルホーマン(Kilchoman)蒸留所です。
こちらの地図の見ると、蒸留所の位置関係が良くわかるのですが、キルホーマン蒸留所は、アイラ島の中で最も西に位置しています。
さぁ、ボウモアコテージからバスに乗り込み、キルホーマン蒸留所を目指します。
そして、到着しました!!
キルホーマン蒸留所!
2005年に設立され、現時点(2022年現在)では、アイラ島でウイスキーを出荷している蒸留所の中で最も新しい蒸留所です。
ここから蒸留所の中を見学するツアーが始まります!
早速このネックストラップ付のロゴ入りグラスが渡されました。
初めての蒸留所見学にワクワクです!
早速、モルト(大麦)の製麦の部屋へ。
グラスにウイスキーが注がれ、これを飲みながら工場見学です!
さらに、乾燥させるために、ここでアイラウイスキーといえばの「ピート」の登場です!
キルホーマン蒸留所で強調していたのは、原料の大麦もこのピートもすべてアイラ島のものを使っているということでした。
蒸留所によっては、アイラ島外から持ってきているものを使っているので、私たちの売りは「アイラ100%」だと何度も繰り返して言っていました。
このピートをこの窯で麦を乾燥させるときの燃料として使うので、独特の香りが付くわけです。
その後、水を混ぜて、糖化させて、酵母を混ぜて発酵を進めます。
発酵が終わったものをポットスティールと呼ばれる蒸留器に入れます。
そして、最後に樽に入れて、長期間寝かせます。
上に置かれている小さい樽はシェリー樽で、下はオーク樽という感じで配置しているそうです。
これは圧巻の光景でした!
お宝の山を見て、見学は終了です。
そして、最後にビジターセンター&ショップに戻ってきました。
朝イチからウイスキーを飲んで、蒸留所の中を丁寧に説明してもらって、最後にショップ!!
これ、もはや買ってくださいと言わんばかりの蒸留所限定ボトルがあり、「一か所目から買ってしまっては、この先が大変だ」と思って買いませんでしたが、試飲はさせていただきました!
キルホーマン蒸留所を後にして、バスを走らせ、アイラ島北東の方に向かいます。
途中、アイラ島では奇跡とも言うべき太陽に恵まれて、ツアーガイド兼ドライバーのマックの気まぐれで海岸へ!
朝、雨だったのに、こんな晴天になるとは思いもよらず。しかも天気予報は一日中雨で、本当に期待していなかったから、みんな上機嫌でした!
この一日は本当に濃厚で、これからランチに行くのですが、以降は次回書こうと思います!
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