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お金の流れとコミュニケーション

セッションに来る人の悩みの多くがお金だ。たぶん3分の2はお金の不安がテーマになる。でもまたその多くが話をきくと問題の核はお金じゃない。

お金という現象として現れるんだけれど、問題はそこじゃない。自信とか、自己価値とか、価値観とか、パートナーシップとか、親子関係とか、本当の情熱とか。

稼ぎ方が分からないという悩みはただの情報不足だから、それを勉強すればいいだけ。ネットにたくさん情報はあるし、なんならChat GPTに○○をつかって稼げる方法を教えて、と打ち込めば、何通りか考えてくれる。

だから問題は、やり方は知っているのにそこに踏み込めないことだ。違和感とか怖れとか抵抗とか目的とかが足を止める。

お金の流れというのはコミュニケーションと同じなのかもしれない。お金は言葉と同じで思いを載せることができる。言葉に思いを乗せて相手に届けることができる。受け取った人はまた、そこに自分のエネルギーをのせて返す。そのやりとりがコミュニケーションだ。オープンな人にはオープンなコミュニケーションがある。クローズドな人はクローズドなコミュニケーションをする。

寡黙な人は言葉は少ない。発する言葉が少なければ返ってくる言葉も少ない。あくまで言葉だけで考えればだけれど。

たくさん話すからといってそれが押し付けの思いや、一方的な考えばかりなら返ってくる言葉はやっぱり減るだろう。話したいと思う人も減ってしまうだろう。

言葉をエネルギーに置き換えると、エネルギーはエネルギーで返ってくることになる。そしてエネルギーにはいろいろな種類がある。

言葉、思いそしてお金。

ということは出した言葉や思いに対してお金が返ってくるかもしれない。

エネルギーを出している人、発光している人のところにお金が集まるのは、そのせいかもしれない。出したなにかのエネルギーが返ってきている。

自分を通してエネルギーが循環し流れていくことにオープンな人はお金の流れもよいのかなあと思う。

会話の言葉数が少なくても、思いが大きければコミュニケーションで流れるエネルギーは多くなるから、返ってくるものも多い。寡黙でも愛される人は、言葉以外の形で愛というエネルギーを出しているからだ。

自分が出せるエネルギーを惜しみなく出す。すると返ってくるエネルギーの中にはお金もありうるわけ。また、お金として出したエネルギーは愛や思いの形で返ってくるかもしれない。

お金で出したものをお金でとろうとすると、なんだか損したような不足や不安を感じてしまう。でも出していれば確実に回ってくる。エネルギーはサービスでも商品でも出せる。そこに思いや愛がのっていれば、見た目以上のエネルギー量になる。

逆にお金の流れを自分のところで止めると、一瞬はたまったように感じても流れ込んでくるものも止まるとこれもまた不安の要因になる。

だから。

お金が来ないのでは、と不安を感じるなら、出せるエネルギーを出せばいいのだ。お金として返ってこないなら出さない、って出し惜しみすると、お金はもちろん他のエネルギーも止まる。

心地よくオープンに自分を出す。

どうやってって?

それだってルールも定番もない。自分が心地よく惜しみなく出せるものを心地よくできる方法で。

人がどう見ようとどういおうとそんなのは関係ないのだ。


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