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桜、はじめてひらく。あたらしい暮らし

お引っ越し。桜始開(さくらはじめてひらく)。

3月27日はさくらの日だそうですね。

昨日、桜咲く旧居の荷物を送り出し、つぼみふくらむ新居のある街へやってきました。

引っ越しはパワーがいるけれど、実はそんなに嫌いじゃないのです。

断捨離ができるし、大掃除にもなる。なくしていた大事な部品なども見つかったりする。

何より私は新しいもの好きなので、知らない土地へ行くのはワクワクします。

転勤族の父のもとに生まれ、就職した会社でも地方に赴任し、結婚した相手も転勤族なので、そもそも引っ越しをしないという人生が想像できないのです。

引っ越し当日まで、長男は空手道場に行きました。

6歳で入門して以来、雨の日も風の日も、年間およそ200日、自転車で片道20分かけて通い続けた4年半。

大きな体いっぱいに湧いてくるエネルギーをうまくコントロールできず、小さい頃は毎日のように癇癪を起こしていました。

素晴らしい師範に出会い、力を正しく使う術を教えていただいて、重ねてきたお稽古が彼の自信になっているようです。

引っ越しに際し、「再会が楽しみです」とブログに書いてくださった師範。

あたたかく見守ってくださっていたんだな…とあらためて実感し、親も子も涙。

いつか再会したとき、師範に恥じない自分でいるということが、この街でも息子を支えていくのだろうと思います。

たくさんの出会いと教えに感謝して、今日からまた、新たな暮らしを紡いでいきます。

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髙橋三保子
読んでいただきありがとうございます! ほっとひと息つけるお茶のような文章を目指しています。 よかったら、またお越しくださいね。