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椎間板ヘルニアの手術を受けることに!〜きっかけから、手術までの経緯〜

まずは、お久しぶりです。実は、椎間板ヘルニアになり手術を受けることになりました。noteの更新が滞っていた間、ずっとその痛みと闘っておりました。

このnoteでは、私の椎間板ヘルニアの闘病記を描いていきます。椎間板ヘルニアの患者で手術をするほど重症化する人は、なんと1割ほどなのだとか。だとしたら、その1割に入ってしまった私のレポートが誰かの役に立つのではないか。そう思い、今回まとめてみることにしました。もしまわりで椎間板ヘルニア、または腰痛(ギックリ腰、坐骨神経痛など)で悩んでいる方がいたらぜひシェアしていただけると幸いです。

※椎間板ヘルニアの症状や治し方は人それぞれです。すぐに治る方もいれば、私のように重症化してしまう方もいます。このnoteの内容は1つのケースとして、参考までにご覧いただければと思います。

腰の異変に気づいたのは10月初旬

肌に触れる風が徐々に冷たくなってきた、10月初旬。じわじわと腰が痛み出し、右下半身に痛みと痺れを感じるようになりました。その当時、あぐらをかいて座ることが多かったように思います。あぐらをかくとつい猫背になり姿勢が悪くなる私は、気をつけなきゃと思いつつそのままの生活を送っていました。

朝活を始めたきっかけにも書きましたが、私は過去にも腰痛を経験しています。椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、そしてギックリ腰。いずれの場合も急性期には安静に過ごし、慢性期には痛み止めを飲みながらヨガ&ウォーキングをすることで徐々に良くなり、気づいたら治っていました。

身体の片側のみに痛みや痺れが走るのは坐骨神経痛である場合が多い、と過去の経験から知っていました。そしてその時も自力で何とか治せたので、今回も痛み止めを飲めば11月までには治るだろう。当時の私はそう思っていました。

整形外科に相談へ

まずは痛み止めをもらうために、整形外科へ。坐骨神経痛のような症状が出ている、と伝えたところ、

「じゃあ、その坐骨神経痛がどこから来ているのか、調べてみましょう」と言うことになり、レントゲンとMRIを撮影することに。

レントゲンは無理な姿勢をとるし、MRIは動いてはいけないから苦行。仰向けで20分ほど静止することが辛くて苦しくて、終わる頃には涙で顔がぐしゃぐしゃに。

保存療法で治していくことに

レントゲンとMRIの結果、椎間板ヘルニアであることが判明。大きめなヘルニアが神経に触れていました。

先生からは、「椎間板ヘルニアで手術に踏み切る人は、ごく僅かです。人によっては、1ヶ月〜2ヶ月でヘルニアが消える人もいるので焦って手術を受けることはおすすめしません。まずは保存療法(投薬治療)を行って、様子を見ていきましょう」とのこと。

その日からリリカ(神経性の痛みを和らげる薬)、トアラセット(痛みをおさえる薬)、ロキソニン(痛みや炎症をおさえる薬)を飲み始めました。これを飲めば、じきに治るだろう。早く治してGO TOトラベル予約しなきゃ!と、軽々しく考えていました。

生きる気力を奪うほどの痛みに襲われた、11月。死を覚悟する

ですが、今回はなんだか様子が違う…日を追うごとに、痛みが倍増。

たとえば、朝。ベッドから降りる瞬間、かかとが地面についた瞬間に身体をつん裂くような痛みが頭の先へと走り抜けます。毎朝、ベッドから降りるたびに悶絶。息を潜め、30分ほどかけてようやく地面に降り立ちます。立ってからも右下半身にはビリビリ、ジリジリとした痛みが走り続けているような状況。

朝活が大好きなのに、朝が大好きなはずなのに、徐々に朝がくるのが怖くなってしまい、「もう2度と目が覚めなければいいのにな。」と思いつめるまでになってしまいました。

24時間、ずっと右下半身に走り続ける痛み。寝ても覚めても痛みが伴う。投薬しているのに、全然治る気配もない。一生このままなのかもしれない…。

私から生きる気力を奪うには、十分すぎる状況でした。

翌朝、救いの手が届いた

もう死んでしまおう、痛みから逃げようと決めた11月6日の朝、6時58分。ライター講座でお世話になった師匠のさとゆみさんこと佐藤友美さんからメッセージが届きました。そこには、おすすめの鍼灸院についての情報が。

それが、「トリガー鍼灸・整体院 学芸大学駅前院」

なんでも、ここの小池先生という方の腕がすごいらしい…!佐藤友美さんの師匠さんのさとなおさんの記事にも出てくる鍼灸院です。こちらはぜひ読んでいただきたいです。

さとゆみさんから連絡を頂いたその日のうちに連絡し、運良く当日の16時に予約を取ることに成功。その頃はすでに杖をついてもフラフラしてしまうほど悪化していたので、タクシーで鍼灸院に向かいました。

出てきたのは、仏のように優しい表情の小池先生。こちらの鍼灸院では、痛みやしびれの原因であるというトリガーポイントを取り除くことで、症状を根本から改善していきます。血行が悪くなると筋肉は縮こまり、筋膜にはシワがよって固定化してしまいます。その固定化した筋膜にアプローチすることによって、筋肉の緊張をほぐし、痛みを緩和させていきます。

針の刺し方が独特で、何本も一気に並べるのではなく抜いては刺し、抜いては刺しという手法。トリガーポイントに刺さると、「うぅうぁああ…」と呻いてしまうほど身体にズンズンとした痛気持ち良さが走ります。今まで感じたことのない感覚。痛いのだけど、嫌じゃない。

気がつけば、お店に飛び込んだ瞬間は杖をついてようやく歩けている状況だったのに、気づいたら杖なしでも歩けるまでに回復。一生痛みが続くならもう死んでしまおう、数時間前にはそう思っていたのに。とてつもない安堵感に包まれ、施術中に大号泣してしまいました。


鍼灸治療を受けてから、一時的に身体が復活。痛みのあまり休みがちになっていた仕事にも復帰できました。これでようやく、痛みから解放される…!

ですが、私のヘルニアは徐々に身体を蝕んでいったのでした。

気がついたら減っていた、お手洗いの回数

頻尿とまではいかないものの、私はお手洗いにはこまめに行くほう。1時間半に1回のペースでは行っていたと思います。それがいつの間にか、尿意が分からなくなってしまったのです。

というのも、ヘルニアの痛みが足の付け根にもあったため、これが痛みなのか尿意なのか、区別がつかなくなっていました。だからとりあえず1時間半に1回はお手洗いに行くものの、出る量が非常に少ない…しかも、座ってから出すまでの時間も妙にかかる。極め付けには、1週間ほど排便も出来なくなっていました。元々便秘がちだったため、最初は気にしていませんでしたがさすがに1週間でないのはおかしい…無理やりにでも排便しないとまずい!といきんでみたところ、バリバリバリバリ!という音が出そうなくらいの痛みが右下半身を襲いました。

主治医に紹介状を書いてもらい、外科病院へ

バリバリ、という痛みが走ってからは、もう何も手につかないくらい悪化していました。お手洗いに行く以外は、ベッドで1日を過ごすような日々が4日間続きました。

ただ、いくら寝ても状況は変わらず。このままじゃ治らない、どうにかしたいと痛みを我慢しながらタクシーで主治医の元へ。

主治医は私の症状の悪化に驚きながら、「もうこれは手術したほうがいいかもしれない。椎間板ヘルニアの手術ができる病院の紹介状を書きますね」と、紹介状を書いてくれました。

そしてまたタクシーに乗り、紹介された病院へ。改めてレントゲンとMRIを撮影。このとき痛みは最高潮。少しでも姿勢を変えるのが辛くて仕方ありませんでした。特にレントゲンではギャーギャー騒いでしまいました(本当に申し訳ない…)。

MRIを撮り終えた後、検査技師さんが

「すごく大きなヘルニア…!これ、今までよく耐えてたね!?というか、このレベルだと直腸にも障害が出てるんじゃない?排尿できてる?」

と。

どうやらヘルニアは小さくなって消え去るどころか、直腸にまで刺激を与えていたようです。だから排尿しにくかったのか、と、腑に落ちた瞬間でした。

もう手術しかない!腹を括った日

椎間板ヘルニアは基本的には保存療法(投薬治療)で治る病気です。

ですが、直腸障害が出た場合は別。放置しておくと直腸障害も悪化してしまうのだとか。

「これはもう手術しかないですね」

と言われ、最初はひどく落ち込みました。でも、これで痛みから解放されるならば…!!

もう、やるしかないと腹を括りました。

手術までの道のり

ここまでが、椎間板ヘルニア手術に至るまでの経緯です。

誤解されたくないので書きますが、鍼灸治療は効果がなかったというわけではなく、私のヘルニアがあまりにも大きかったため、鍼灸での治癒は難しかったということです。ちなみに、術後はまたこちらの鍼灸に通いリハビリをしていく予定です。

さて、次の記事では実際に手術までの手続きや手術自体のレポートを書いていきますね。正直、手術にかなり怯えていますが、頑張ってきます!

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